1992 平成4年10月31日(土)

平成1393日目

平成4年10月31日(土)

1992/10/31

【羽田孜蔵相】新派閥結成を示唆

自民党竹下派小沢グループの羽田孜蔵相は31日、大分県日出町のホテルで開かれた「政治改革実現フォーラム」で講演し、事実上分裂状態となった竹下派の抗争に触れ、「お互いが一緒に歩めないと思ったら、今までの友情は残しながら新しい政治を動かすために歩み出す。それでもいいと思う。そう遠くないうちに一つの方向が出たとき、国民にわかっていただく道を必ず模索したい」と述べ、綿貫幹事長の調停などによる小渕恵三会長らと小沢グループとの話し合いが不調に終われば、竹下派の分裂はやむをえないとの考えを表明した。

羽田氏が、「小沢・羽田派」旗揚げの見通しを公に示したのは初めて。羽田氏は講演後の記者会見で「一か月なり二か月なり(派内の話し合いを進め)、それでも難しいようなら、きれいに新しい道を歩み出すこともいい」と述ベ、当面、臨時国会の間は、竹下派にとどまるととに、早ければ、年内にも分裂する可能性を示した。さらに、「派閥というのは、ただグループを継承していく筋合いのものではないと思う。そのまま継承すると、政治に活力を失うということがある」と述べ、新派閥結成への意欲を強調した。《読売新聞》



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【自民党・佐藤孝行総務会長】竹下氏釈明、2段階で

自民党の佐藤総務会長は31日、北海道函館市内のホテルで記者会見し、臨時国会での最大の焦点である東京佐川急便事件にからむ竹下元首相の証人喚問問題について、「本人の言い分を十分聞いたうえで真相を明らかにする必要がある。証人喚問や参考人招致では質問する側の一方通行になる傾向が強い」として、まず政治倫理審査会を真相究明の場にすべきだと強調。証人喚問や参考人招致の問題はその後の与野党折衝の中で結論を得る、との「二段階論」で対応するべきだとの考えを示した。

臨時国会終了後の内閣改造・党役員人事については、小幅改造にとどまるとの見通しを示した。

また、抜本政治改革の焦点である選挙制度改革に関し、「(衆院への)単純小選挙区制の導入は一つの見識だが、現状のままでの導入はちょっと性急過ぎる」と述べ、都道府県議や市町村議選も含めた公職選挙法全体の見直しを進める中で衆院の選挙制度改革を検討すべきだ、と強調した。《読売新聞》

【民社党・大内啓伍委員長】竹下氏以外の自民議員喚問も

民社党の大内委員長は31日、鹿児島市内で記者会見し、竹下政権誕生時に右翼、暴力団が関与したとされる「皇民党事件」に関連し、「我々の調査では、金丸信・前自民党副総裁だけではなく複数の自民党首脳、幹部が参画、協議したのではないかという疑いが出てきている」と述べ、金丸氏と竹下元首相以外にも自民党国会議員の証人喚問要求を迫る考えを明らかにした。《読売新聞》

【アンゴラ】再び内戦

政府と旧反政府ゲリラの対立が激化している南西アフリカのアンゴラでは31日も、首都ルアンダで両者間の激しい戦闘が起きた。初の大統領選、国民議会選が行われてからちょうど1か月。米ソ代理戦争の舞台となった同国は、予定される大統領選決選投票の期日が決まるどころか、「第二の内戦」に使入した形だ。

アンゴラからの報道によると31日午後、ルアンダ市内でアンゴラ政府旧反政府ゲリラ、アンゴラ全面独立民族同盟(UNITA)の間で激戦が展開され、多数の死者が出た模様。目撃者の話では、戦闘では機関銃や追撃砲、ロケット砲が使われたという。また、ルアンダ国際空港の周辺でも戦闘が行われた。両派の戦闘は30日にも少なくとも10都市で発生、ルアンダでは市民、警察官などが少なくとも15人が死亡した。《読売新聞》

【ガリレオ・ガリレイ】359年ぶり名誉回復

17世紀初めに、コペルニクスの地動説を是認したために宗教裁判にかけられたイタリアの天文学者、ガリレオ・ガリレイについて、ローマ法王のヨハネ・パウロ二世は31日、「ローマ・カトリック教会のガリレオに対する措置は誤りだった」と述べ、359年ぶりにガリレオの名誉を回復した。法王庁科学アカデミーの会議で述べたもので、長年にわたる科学と信仰との間の論争にようやく終止符が打たれた形だ。

ガリレオは1613年、望遠鏡を使ってコペルニクスの地動説を証明、1633年に異端者として裁判にかけられた。裁判の中で自説を曲げられたにもかかわらず、「それでも地球は回っている」とつぶやいたという伝説はあまりにも有名だ。《読売新聞》



10月31日のできごと