平成1314日目
1992/08/13
この日のできごと(何の日)
【加藤紘一官房長官】都内で英気
加藤官房長官は13日から夏休みに入った。通算して10日間近くの夏休みだが、宮澤首相が長野県で静養していることもあって遠出はせず、東京近辺で1泊旅行をするだけ。
「首相官邸近くに移りたい」と7月に転居した南青山のマンションで、参院選勝利を経た宮澤政権第2ラウンドに向けて専ら英気を養う姿に、周辺からは「ようやく余裕が出て、官房長官らしさが板に付いてきた」との声が聞こえてきた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【第74回全国高校野球】第4日
(13日・甲子園)朝方の雨で試合は約1時間遅れてスタート。古豪同士の対決となった第1試合は、県岐阜商(岐阜)が九回、安打を集めて鹿児島商工(鹿児島)に逆転サヨナラ勝ち。広島工(広島)は後半、中軸打線が活躍して仙台育英(宮城)に競り勝った。日大山形(山形)は、細かい攻めを生かして柳ヶ浦(大分)を終盤突き放した。山形勢は5年ぶりの白星。柳ヶ浦は出場四度目で初の初戦敗退。
9年ぶり2度目の北陸(福井)は、敵失に乗じて初陣の砂川北(北北海道)に逆転勝ちし、待望の夏1勝。北海道勢(南北)は6年連続初戦で姿を消した。《読売新聞》
【永田町】電話も鳴らず、、、
お盆に入った13日、永田町は、「住人不在」でひっそり。党首クラスも宮澤首相に田辺社会、大内民社両党委員長は、いずれも長野県・軽井沢でゴルフ、また不破共産党委員長も山登り。ただ一人、「政策のことで打ち合わせを」と議員会館に顔を見せた石田公明党委員長も、肝心のスタッフが夏休みとあって手持ちぶさたな様子。
一方、自民党本部では、主不在の幹事長室で、突発事件に備えて職員が待機していたが、結局電話のベルも鳴らずじまい「きょうは何も(すルることが)ない。世間はお休みですよ」と、お盆の出勤にちょっぴり愚痴も。《読売新聞》
【愛媛県警】退学勧告の教頭らに暴行、高校生ら6人逮捕
愛媛県越智郡弓削町の県立弓削高校の教師4人が今月初め、同校の生徒と父親から暴力を受けていたことが分かり、同県警伯方署は13日、傷害の疑いで、同郡生名村、会社員A(47)、二男で同校2年B(17)の2容疑者ら同校の2年の男子生徒3人と父親3人の計6人を逮捕した。
調べによるとA容疑者らは8月6日午後7時から9時ごろ、A容疑者の自宅付近の路上など4ヶ所で同校の教頭(52)ら教師4人の顔を殴りつけるなど暴行し、教頭にほお骨を骨折させて1ヶ月の重傷、他の3人に2−1週間の軽傷を負わせた疑い。
B容疑者ら生徒3人は喫煙や下級生を殴るなどしていたため、同校は8月6日、職員会議を開き、3人に自主退学を求めることを決定。教頭ら4人は自主退学を勧めるため同日夕、3人の自宅を訪問した。最初に訪れたA容疑者の自宅に4人が入ろうとしたところ、A容疑者が教師の1人を殴りつけた。
さらにA容疑者の自宅を出た直後、追いかけてきたB容疑者が4人の教師を次々に足げにした。この後、教師4人は2人の生徒宅を訪問したが不在だったため、路上で待っていたところ、A容疑者ら父親と生徒が教師らを取り囲み、全員に暴行を加えた。
また、B容疑者ら3人は同村内の病院でけがの手当てを受けていた教頭の顔を足げにした。《共同通信》
【アフガニスタン】再内戦の危機
アフガニスタンのイスラム暫定政権に反発する旧ゲリラ最強硬派「イスラム党」(グルブディン・ヘクマチヤル党首)は13日、首都カブール中心部のバザールに十発のロケット攻撃を行った。少なくとも100人が死亡、数百人が負傷し死傷者は約2000人という情報もある。
イスラム党は10日ごろから連日首都攻撃を続けている。一方、暫定政権側も「もはや話し合いには遅すぎる」と徹底抗戦の構えで、アフガン情勢は全面内戦へ突入する様相を見せている。
アハマド・シャー・マスード国防相率いる暫定政権側の軍事勢力は、ヘクマチヤル氏の根拠地であるカブール南方数キロの町チャラシャブに空爆を行い、報復攻撃を本格化させている。
マスード国防相も属する「イスラム協会」党首ブルハヌディン・ラバニ氏が六月末指導評議会議長として暫定政権を掌握した際、ヘクマチヤル氏は、暫定政権への協力を約束、それと引き換えに「旧政権の協力者」とかねてより批判していたラシード・ドスタム将軍のウズベク人系民兵組織をカブールから撤退させるよう求めた。しかし、ラバニ議長はドスタム将軍派を「政府軍の一部である」として撤退させなかった。
当面、和平への見通しはまったくない。14年にわたる内戦がようやく終わったのもつかの間、新たな戦闘に巻き込まれた市民たちはカブールからの脱出を始めている。すでに数万人が家を捨て、首都から逃げ出したという。《読売新聞》
【サラエボ】新ユーゴ首相の車列に銃弾
サラエボからの報道によると13日午前、サラエボを訪問した新ユーゴ連邦パニッチ首相が国連防護軍の警備する空港から車を連ねて市内へ向かう途中、イスラム人支配地域で突然、狙撃を受けた。同首相にけがはなかったが、市内へ向かう車列に加わっていた同行記者団の米国ABCテレビ記者デイビッド・カプラン氏(45)の腹部に銃弾が命中、死亡した。《読売新聞》
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新ユーゴスラビア連邦政府は13日、旧ユーゴ連邦から独立したスロベニア共和国を正式に「承認し、完全な外国関係を樹立する」と発表した。新ユーゴが旧連邦から離脱した共和国を正式承認したのは初めて。《読売新聞》