平成1214日目

1992/05/05

この日のできごと(何の日)

【米・ロサンゼルス】平静戻り復旧本格化

大暴動の舞台となったロサンゼルスは5日までに官庁、銀行、郵便局、企業や学校が一部を除いて再開、復旧が本格化した。商店などの略奪容疑者の摘発、家宅捜索も進み、逮捕者は1万3000人を超えた。夜間外出禁止令も、唯一残っていたロングビーチ市がこの日で解除を決め、市民生活は平成さを取り戻した。

人種間の緊張が政治問題化し大統領選の争点の一つとなったため、民主党のクリントン・アーカンソー州知事がいち早く3日夜ロサンゼルス入りし、4日、被害の集中した韓国人街などを視察した。ブッシュ大統領も予定を一日早め、6日夜ロサンゼルス入りする。

ロサンゼルス一帯では、5日も海兵隊、州兵、警察官ら約7000人がパトロールを続け、治安維持に全力を挙げている。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【竹下登元首相】中国副首相と会談

中国訪問中の竹下元首相は5日夜、北京の釣魚台迎賓館で中国の呉学謙副首相と約30分間会談し、日中関係、地球環境問題を中心に意見交換した。

竹下氏が6月にブラジルのリオデジャネイロで開かれる国連環境開発会議(地球サミット)に出席することを説明した上で、「環境問題は地球規模で考える必要がある。(地球サミットは)重要だ」との考えを示したのに対し、呉副首相も「中国としても重要な代表団を派遣する。日中間でも会議の場で協力したい」と述べ、李鵬首相が同会議に出席する可能性を示唆した。《共同通信》

【渡辺美智雄外相】北方4島「駐留軍撤退は一両年中」

渡部外相は5日午前、モスクワ市内のホテルで同行記者団と会見し、エリツィン・ロシア大統領との4日の会談で同大統領が表明した北方4島からの駐留軍撤退の時期について「1両年のうちに完了する」と明言したことを明らかにした。

外相はまた、ロシアとの北方領土交渉について「一挙には進まないが、動きが出ていることは事実なので、この灯を消さないよう忍耐強く希望を持って交渉を進める」と述べ、9月からの大統領訪日に向けて引き続きロシア側の政治決断を迫っていく意向を表明した。

北方4島の旧ソ連軍は現在約7000人とされ、エリツィン大統領は外相に「国境警備隊を除き近くすべての軍を引き揚げる計画だ」と伝えていた。4島の非軍事化は大統領が提唱する領土問題の「5段階解決論」の第3段階に当たるもので、実現すれば両国の信頼醸成に大きく寄与しよう。《共同通信》



5月5日 その日のできごと(何の日)