平成1211日目

平成4年5月2日(土)

1992/05/02

【渡辺美智雄外相】カザフスタン大統領と会談

中央アジア訪問中の渡辺外相は2日、カザフスタンの首都アルマアタに到着し、直ちに大統領府でナゼルバエフ大統領と約2時間にわたり会談した。

外相がロシアとの北方領土返還交渉について日本の立場を説明し、支持を求めたのに対し、大統領は「ロシアと日本の問題ではあるが、これについての日本の国民の懸念を承知している」と一定の理解を示した。

その上で「すべての問題が解決する日ロ両国間の平和条約が速やかに締結されることを望んでいる。この私の立場を将来エリツィン大統領と話し合う際に伝えたい」との意向を表明した。《共同通信》



【EC、EFTA】協定に調印

欧州共同体(EC)と欧州自由貿易連合(EFTA)は2日午後4時半、ポルトガルの都市ボルトで、欧州経済地域(EEA)協定に正式に調印した。今年末のEC市場統合計画に合わせ、両加盟国間の人、製品、資本、サービスの移動を自由化する同協定は、早ければ93年1月に発効、19か国、3億8000万人の世界最大の単一市場が誕生する。

この単一市場は、国内総生産(GDP)の合計でも5兆ドルを超え、アメリカと肩を並べることにより、世界経済に占める欧州の経済力は飛躍的に拡大する一方、アメリカ、日本、欧州の3極構造が強まり、地域経済化の傾向に拍車をかけることもあり得る。《読売新聞》

【自民党・綿貫民輔幹事長】「四増四減が原点」

訪欧中の自民党の綿貫幹事長は2日朝(日本時間同日午後)、ウィーン市内のホテルで同行記者団と懇談し、政治改革の一環として検討されている衆院定数是正問題について、「現在の違憲状態を解消するのが四増四減であり、それが原点だと思う。それ以上やる場合、何を根拠にするかという理由付けは高度の政治判断であり、宮沢首相もこの点を十分考えているのではないか」と述べて、まず四増四減を先行させるべきだとの考えを表明した。

また、その後の定数是正の進め方については、小選挙区制を導入するのか、中選挙区制を維持するのか、11月に選挙制度改革の方針が党で決定するのを待つ必要があるとの見解を示した。《読売新聞》

【宮沢喜一首相】軽井沢で充電

欧州歴訪を終えた宮沢首相は2日夕、静養のため、長野県軽井沢町のホテルに到着した。庸子夫人と水いらずの軽井沢入りで、連休明けからの後半国会を控え、じっくり充電することになりそうだ。

同日午前、特別機で帰国した首相は皇居で記帳。都内の私邸に立ち寄った後、列車で一路、軽井沢入り。首相は軽井沢に別荘があるが、ゴールデンウィーク中は短期間ということで、例年、ホテルを利用、気分転換を図っている。

懸案の北方領土問題で仏独両首脳から支援を取り付けるなど、「歴訪の所期の目的は果たした」(政府筋)こともあってか、帰国後の首相は疲れた様子も見せていない。

しかし、連休明けには国連平和維持活動(PKO)協力法案の修正論議も本格化する気配。首相自身も「(連休明けから)具体化する可能性がある」と指摘するなど、いよいよ法案の成否へかけての攻防は正念場を迎える。《読売新聞》



5月2日のできごと