平成1205日目

平成4年4月26日(日)

1992/04/26

【テニス・松岡修造選手】初のツアー制覇

男子テニスの韓国オープン最終日は26日、ソウルでシングルス決勝を行い、第5シードの松岡修造(富士ゼロックス)が6−3、4−6、7−5で第3シードのトッド・ウッドブリッジ(豪州)を破り、日本の男子選手としては史上初のツアー優勝を達成した。

前日の準決勝でジャンルカ・ポッツィ(イタリア)に6−2、6−4でストレート勝ちして波に乗る松岡は、決勝でもサービスが好調。ファイナルセット5−5から第11ゲーム、0−40の劣勢からサービスゲームを辛くもキープし、反対に第12ゲームをブレークして決着をつけた。《共同通信》



【競馬・天皇賞】メジロマックイーンV2

天皇賞(26日・京都競馬場=3200メートル、14頭)メジロマックイーンが春の天量高史上初の2連覇、武豊も史上初の同レース4連勝を果たした。

マックイーンは、スタートから中団に付け、三角で逃げるメジロパーマーを捕らえ、そのまま逃げ切った。カミノクレッセが2馬身2分の1差の2着と健闘。マックイーンをマークして進んだ一番人気のトウカイテイオーは、直接の伸び脚に欠け5着に沈んで初の黒星。売り上げは、288億1905万4500円と二強対決で馬券的妙味がないと見られたため昨年の79.7%にとどまった。《読売新聞》

【びわ湖タワー・イーゴス108】世界一大きな「観覧車」営業開始

琵琶湖の西側にある総合レジャーランド「びわ湖タワー」(大津市今堅田3丁目)で26日、高さ108メートルの世界一大きな観覧車「イーゴス108」が営業を開始した。琵琶湖の新名物となりそうだ。

観覧車は直径約100メートルで6人乗りゴンドラ64基を備え、最大定員は384人。一周に15分かかる。これまで世界で一番高いとされる「よこはまコスモワールド」(横浜市)の高さ105メートルを3メートル上回る。《共同通信》

【公明党・市川雄一書記長】“PKO国会事前承認”容認へ柔軟姿勢

公明党の石川書記長は26日、民放テレビ番組に出演し、国連平和維持活動(PKO)協力法案への対応に関連し、民社党の大内委員長が主張する「国連指揮権、別組織」論を批判する一方で、国会の「事前承認」に対しては「PKO参加5原則を確認する手続きとしての多数決承認の意味ならば、理解することにやぶさかでない」と述べ、受け入れることに柔軟な姿勢を示した。さらに、市川氏はPKO法案を自民、公明両党だけで進める考えのないことを明らかにした。

市川氏の発言は、公明党が譲歩できるぎりぎりの線を提示し、自公民の接点を探る考えを示したもので、PKO法案成立に向け、大内氏らの反応が注目される。《共同通信》

【ゴルフ・尾崎将司選手】最多勝タイに

ゴルフ・ダンロップオープン最終日(26日・茨城GC東コース=パー72)尾崎将司が、通算2アンダーで持ち込まれたプレーオフでブレント・フランクリン(カナダ)を下し逆転優勝、賞金1800万円を獲得した。この大会は4年ぶり3度目の優勝。ツアー勝利は、昨年9月のジュンクラシック以来で54勝目。通算勝利は72勝(海外1)で樋口久子の持つ通算最多勝利と並んだ。また、生涯獲得賞金を10億1144万円「と10億の大台に日本人として初めて乗せた。

首位のフランクリンと4打差でスタートした尾崎将司は、9番でイーグルを奪い、この日イーブンに戻し、後半も攻めのゴルフでノーボギー、3バーディーの69の快進撃。プレーオフは最初のホール18番でフランクリンが3パットのボギーに一したのに対しバーディーを取り決着をつけた。ベストアマは、通算11オーバーの阪田哲男(袖ヶ浦)。《読売新聞》

【福井県丸岡町】74歳、クマを撃退

福井県丸岡町の山中で、25日夕方、枝打ち作業を終えて下山していた同町、農業松浦重太郎さん(74)が突然クマに襲われ、手足をかまれて1か月の大けがを負いながら格闘の末、撃退したことが26日、丸岡署への届けでわかった。

松浦さんの話によると、午後5時10分ごろ、同町上竹田の通称千枚谷を下山中、2メートル手前に体長約1.5メートルのクマが現れた。クマは立ち上がり、前足で松浦さんのヘルメットを一撃して押し倒し、左脚や両足のふくらはぎにかみついた。さらに口を開け、襲いかかろうとしたため、松浦さんはとっさに口の中に手を突っ込んだところ、クマは驚いて逃げていったという。

松浦さんは、14か所に傷があり、病院で手当てを受けている。《読売新聞》

【アフガニスタン・カブール】戦闘続く

アフガニスタンの首都カブールでは26日深夜(日本時間27日未明)になっても依然散発的に銃声が響き、マスード司令官らの「イスラム協会」ゲリラと「イスラム党ヘクマチャル派」ゲリラの間で小規模な戦闘が続いているもようだ。これまでのところ、「イスラム党」が内務省周辺と大統領官邸の一部を占拠したのに対し、「イスラム協会」は大統領官邸の大部分、国防省、州警察本部、国営放送局などをおさえ、優勢を保っている。

さらに「イスラム協会」と連合を組んでいるシーア派ゲリラ連合組織「イスラム統一党」とドスタム氏を長とするウズベク族民兵組織がそれぞれ国家治安省、空港を支配している。

一方、「イスラム協会」党首プルハヌディン・ラバニ氏は26日夜、カブール放送を通じ声明を発表、「和平に反対する勢力はすぐにカプールから追い出されるだろう」とゲリラの和平合意に加わろうとしない「イスラム党」を暗に批判した。

ラバニ氏は合意に基づきペシャワルで設立された「50人評議会」が代表団をカブールに送り込み、暫定政府の樹立を目指すと明言したが、代表団のカプールへの到着時期については「近く」と述べただけで明らかにしなかった。《読売新聞》

【G7】成長促進へ各国強調

ワシントンで開かれていた先進7か国蔵相・中央銀行総裁会議(G7)は26日午後8時50分(日本時間27日午前9時50分)、マクロ経済についての共同声明と対ロシア支援特別声明を発表し、閉幕した。マクロ経済では、景気回復テンポが緩慢になっていることに懸念を示し、各国が成長を重視した政策協調を図ることで一致した。国名について直接の名指しは避けたが、日本の膨大な貿易黒字を縮小するため日本の一段の内需拡大を求めた。為替相場では最近の円安傾向について異例の直接言及をし、円高容認姿勢を鮮明にした。対ロシア支援では、経済改革計画の実行を条件にロシア向け総額240億ドルの支援策を共同声明に明記している。

26日のG7は、共同声明のとりまとめを巡って土壇場で難航、結局、予定を約3時間超えて閉幕した。マクロ経済の共同声明は、世界経済の現状を「92年の世界経済は潜在成長を下回り、景気回復のテンポが遅い」と分析し、「世界経済の強化のため、インフレなき持続的な成長へ向けた政策協調を進める」点で合意したと盛り込んだ。

G7の「成長重視」は、前回1月のニューヨークG7での路線を再び確認した形で、旧ソ連、東欧などや途上国への資金需要が高まる点からも、先進各国の成長確保が重要だと指摘した。

成長強化への具体策については、当初予定されていた国別の政策目標を明示する形を避け、各国の政策目標をうかがわせる記述に入どめることで歩み寄った。

会議の焦点だった日本の景気刺激策に関しては、「巨額な貿易黒字を抱えて経済が減速しているある国では、政策当局者は適切な手段を通じて内需強化の可能性を認識する」と表現。黒字縮小を目指して、日本の一層の内需拡大努力を求めている。

日本はG7の場で、追加的な景気刺激を拒否していたが、世界的な成長重視の観点から新たな内需拡大要求を押し付けられた形だ。

アメリカに関しては、いっこうに減らない財政赤字削減の重要性を強調。財政赤字が成長を阻害する要因になる恐れを指摘した。

ドイツを意識した記述では、「インフレ抑止や貸金上昇圧力などを考慮しつつ、金融緩和へ向けた環境作り」を求め、今後の利下げへの期待感をにじませている。《読売新聞》



4月26日のできごと