平成1187日目

平成4年4月8日(水)

1992/04/08

【神戸市須磨区】線路転落の大型車にブルートレインが衝突

8日午前0時すぎ、神戸市須磨区のJR山陽線で、東京発長崎・佐世保行き寝台特急「さくら」(12両編成・乗客161人)が並行する国道2号線から転落したトレーラーの運転席部分に衝突、先頭の機関車が脱線転覆、客車4両も脱線した。約1分後、隣の線路を走ってきた高槻発西明石行き普通電車(7両編成)が転覆した機関車に接触、1両目が脱線した。長崎県諫早市のA子さん(54)ら双方の乗客13人と両運転士、トレーラーの運転手ら計20人が軽傷を負った。

捜査本部などの調べでは、トレーラーのB運転手(48)=兵庫県姫路市=が前方でUターンしようとした神戸市須磨区C運転手(20)の四輪駆動車と接触、ガードレールをなぎ倒して約1.5メートル下の線路に転落したという。

兵庫県警は捜査本部を設置、刑事責任の追及に乗り出した。JR西日本の対策本部はクレーンで事故車両を移動させるなど復旧に務め、山陽線は同日夜までに開通。この間、同線は現場で上下線ともストップ。459本が運休し、約38万人に影響が出た。《共同通信》

捜査本部はC運転手が後方をよく見ずにUターン。またB運転手も制限速度の50キロをオーバーしていたのが原因とみて、両運転手から業務上過失致傷容疑と、事故の大きさを重視して、過失往来妨害容疑でも事情を聞いている。《共同通信》



【中国共産党・江沢民総書記】訪日に満足

来日中の中国共産党の江沢民総書記は8日午後、東京での日程終了に当って日本記者クラブで記者会見し「訪問の成果に満足している」と訪日が成功したとの認識を表明した上で「激動する国際社会の中で、中日関係の発展は不可欠な安定要因だ」と両国関係強化の意義を強調した。

江総書記は、天皇陛下との会見や宮澤首相らとの一連の会談について「すべての会談、会見でとてもよく話し合うことができた」と成果があったことを強調。改革・開放政策推進のために経済協力を強めるよう日本側に求める一方で「21世紀に向かって中日関係の見直しを非常に楽観している」と言明した。

江総書記は同日夜の飛行機で大阪に移動、9日は工場や瀬戸大橋などを視察し、10日、福岡から帰国する。《共同通信》

【宮沢喜一首相】「自律反転、自律反転、、、」

宮沢喜一
https://www.kantei.go.jp/

内閣支持率急落、株価下落とこのところ「下がる」話題ばかり目立つ宮澤首相だが、8日朝も記者団から「今日も株価が下がったが」と厳しい指摘を受けた。「あ、そう」と一瞬とぼけた首相は「自律反転というのがあるから」と述べ、ある程度株価が下がれば買いが入り、市場が自律的に反発すると解説。

首相はこの言葉がよほど気に入ったんか「自律反転」「自律反転」と繰り返すばかり。支持率20%台の首相にちっては予算成立のめどもつき、支持率反転を願う気持ちだろうが、要は「自力再生」あるのみ。《共同通信》

【甲山事件】最高裁、被告保母の上告棄却

兵庫県西宮市の精神薄弱児施設「甲山学園」(現在廃園)で昭和49年3月、園児を浄化槽に落とし、水死させたとして殺人罪に問われ、一審・神戸地裁で無罪(求刑・懲役13年)、二審・大阪高裁で無罪が破棄されて差し戻し判決を受けた当時の同園保母、山田悦子被告(40)の上告審で、最高裁第三小法廷(佐藤庄市郎裁判長)は8日までに、法廷で最大の争点となった捜査段階の自白について「任意性を疑う証拠はない」と述べるなどして、二審判決を支持し、山田被告の上告を棄却する決定を下し関係者に通知した。これで、事件発生から18年を経て、神戸地裁での審理のやり直しが確定する。一審の無罪判決を「審理が尽くされていない」と退けた二審判決が支持されたことで、被告側には厳しい審理になりそう。

物証に乏しいこの事件では、捜査段階での自白が山田被告と犯行を直接結びつける証拠となっていた。自白について被告側は、弁護人との接見などが妨害される中で、長時間の取り調べや捜査官の誘導などによって強要されたもので、任意性が欠けているとし、二審判決は憲法と判例に違反していると主張したが、同小法廷は決定で「自白の任意性を疑うに足る証拠は認められず、憲法と判例に違反しない」と退けた。

さらに、被告側は、①自白の補強証拠となった「(山田被告が)園児を連れ出した」という園児の目撃証言は信用できない②山田被告と被害者の園児の衣服に、非常に酷似する繊維が付着し合っていたとする鑑定は信用できないとし証拠採否に誤りがあると主張した。

これら被告側の主張についても、同小法廷は「すべて事実誤認、単なる法令違反の主張であり、上告理由に当たらない」とした。《読売新聞》

【自民党・浜田幸一代議士】転倒、骨にひび

千葉市中央区の千葉ポートアリーナで8日開かれた「千葉市政令指定都市移行記念式典」で、来賓として出席した自民党の浜田幸一代議士(63)が、特設ステージ上の来賓席に着こうとして高さ約50センチの段差を誤って踏み外して転倒、苦しそうな表情でその場にうずくまった。同代議士は式典出席を取りやめ、救急車で同市内の病院に運ばれた。

レントゲン検査の結果、左背中のロッ骨3本にひびが入っており、都内の病院で検査を受けた。

浜田代議士は客席に向かって手を振りながら登壇しようとして、「ガターン」という鈍い大きな音とともに転倒。しばらく動けず、市職員らに助け起こされたが、体を直角に曲げたまま苦しそうにしていた。《読売新聞》

【ボスニア】非常事態宣言

激しい戦闘が続いているユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナ共和国の部会は8日、全土に非常事態を宣言した。

共和国幹部会は同日発表した声明の中で「ボスニアの領上には刻刻と戦争の脅威が迫って来ている」とした上で、緊急事態に対応するため、議会の承認なしの法令施行権、地方の郷土防衛ぶの統括権などの特別権限を幹部会に与えることを表明した。《読売新聞》



4月8日のできごと