平成1141日目

平成4年2月22日(土)

1992/02/22

【宮沢喜一首相】政治改革断行へ決意

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宮沢首相は22日、首相官邸に平岩外四経団連会長や臨時行政改革推進審議会の鈴木英二会長ら財界人、学者、政治家を個別に招き、政治改革についての意見を聞いた。

この中で鈴木会長は「首相が前日に示した4点に異論はないが、国民が期待しているのはあれだけじゃない」と不満を表明、首相が示した衆院の定数是正など4項目のほかに政党法や政治腐敗防止法などの制定を求めた。首相は平岩会長に対し「政治改革に本当に真剣に取り組む」と決意を表明した。《共同通信》



【自民党・後藤田正晴氏】宮沢首相に注文

宮沢首相は22日夜、自民党政治改革本部の後藤田前本部長代理、羽田前党選挙制度調査会長、小渕前幹事長(現副本部長)ら衆院への小選挙区比例代表並立制の導入推進派の有力議員らを首相公邸に招き、約3時間、政治改革の進め方について意見交換した。

その結果、後藤田、羽田両氏も「(定数是正などを)当面やらなければいけないことは分かる」とし、首相が21日に示した定数是正など4項目の推進方式に沿って、公職選挙法などの改正の今国会での実現に原則的に協力する姿勢を示した。

だが後藤田氏は「“全体”と“取りあえず”(の措置)に関連がなければ矛盾が出てくる。きちんと整理し、(当面だけでなく)将来に向けての考え方をしっかりと示さなければならない。内閣の命運(を懸ける)という決意で取り組んでほしい」と、改革の全体像を描いて、その中での当面の緊急課題としての位置付けを明確にすべきだと注文をつけた。《共同通信》

【アルベールビル五輪】日本、7個目のメダル

第16回冬季オリンピック・アルベールビル大会第15日は22日、スピードスケート・ショートトラック男子5000メートルリレーで、日本(赤坂雄一=帝産オート、河合秀信=芝興産、川崎努=帝産オート、石原辰義=西濃運輸=各選手)が7分18秒18の世界新記録で銅メダルを獲得した。

日本の今大会のメダルはこれで計7個となり、過去の冬季五輪で得たメダルの総計と並ぶ史上最高の好成績を残した。《共同通信》

【WBAストロー級タイトル戦】細野雄一選手、TKO負け

世界ボクシング協会(WBA)ストロー級10位の細野雄一(22)(角海老宝石)が、同一級王者の崔熙墉(26)(韓国)に挑戦したタイトルマッチ12回戦は22日、韓国のソウルで行われ、崔が10回1分33秒TKO勝ちして三度目の王座防衛に成功した。細野は世界王座初挑戦に失敗。日本のジム所属選手の韓国での世界挑戦は、これで25連敗となった。《読売新聞》

細野は1回に左フックなどで二度のダウンを喫する苦しい立ち上がり。2回以降は持ち直したが、5回にもダウン、10回には、この試合四度目のダウンを奪われ、起き上がったところを崔に連打を浴び、防戦一方となったところで、レフェリーが試合を止めた。《読売新聞》

【アルジェリア】野党取り込み“和解内閣”

アルジェリアのアハマド・ゴザリ首相は22日、政府がイスラム原理主義政党「イスラム救国戦線」(FIS)など一部野党勢力を取り込み、省庁を統廃合した“国民和解”の新内閣を発表した。同時に、政府は大統領府に人権監視院を設立、民主主義と人権を重視する姿勢を示した。

多大の債務を抱えるアルジェリアが国内の混乱で失った内外での信用回復が狙い。アルジェリア国内は同日、アルジェ近郊の大学で一部イスラム系学生が学内を占拠するなど混乱は続いているが、新内閣の発足を機に事態は収拾に向かう見通しだ。

新内閣の顔触れを見ると、政府はFISの設立者の一人で昨年6月、方針をめぐって、同党を離れたサイード・ゲシ氏を雇用・職業訓練相に、FIS穏健派で地元紙にも「よく知られていない人物」と書かれたサッシ・ラムーリ氏を宗教相に取り込むことに成功したほか、アルジェリアの少数民族、ベルベル人を中心にした穏健勢力の野党「社会主義勢力戦線」(FFS)のハシェミ・ナイト・ジュリーディ氏が新たに統合された運輸・郵政相に就任している。《読売新聞》



2月22日のできごと