平成848日目

平成3年5月5日(日)

1991/05/05

【海部俊樹首相】フィリピン・アキノ大統領と会談

海部俊樹
https://www.kantei.go.jp/

フィリピン訪問中の海部首相は5日午前9時すぎから、マニラ市内のマラカニアン宮殿で、アキノ大統領と2時間半にわたって会談した。

海部首相は過去の戦争に対する反省の念を改めて示した上で、今後の国際貢献の在り方について「平和国家として経済的にはもちろん政治的な役割も拡大すべきだと考えている」と理解を求めた。《共同通信》

【海部俊樹首相】臨時国家早期召集に慎重

海部首相は5日、マニラ市内のホテルで同行記者団と懇談し、帰国後の政局運営などについて見解を明らかにした。首相は、当面の焦点である政治改革をテーマとした臨時国会の召集について、「時期は基本ではなく、(政治改革の)内容が問題だ。ただ、内容が決まればなるべく早く開く」と述べ、早期召集には慎重な姿勢を示した。

また、外遊日程については、①7月のロンドン・サミット(先進国首脳会議)出席の際、メージャー首相、欧州共同体(EC)首脳らとも意見交換する②8月に中国とモンゴルを訪問する③訪ソは、ソ連の国内情勢が不透明なため、当面は難しい―との方針を明らかにした。

臨時国会の召集時期をめぐっては、自民党政治改革本部の伊東正義本部長らが6月末—7月初めを主張しているのに対し、竹下元首相は今秋以降を、金丸信・元副総理も慎重な考えを示している。

首相は、党内の実力者のこうした発言や、小選挙区比例代表並立制導入への根強い批判などを考慮し、「成案のとりまとめ優先」を打ち出す形で、早期召集に慎重な姿勢を示唆したものだ。

また、政治改革について、首相は衆院選改革や政治資金制度に比べて党内論議が遅れている参院選改革についても、「できれば(衆院選改革などと)一体のものとしてやりたい」とし、同時決着をめざす意向を明らかにした。《読売新聞》



5月5日のできごと