平成784日目

1991/03/02

この日のできごと(何の日)

【国連安保理】米提案を採択

国連安全保障理事会は2日夜、イラクに湾岸戦争終結のための諸条件順守を要求した米国提案の新決議案を投票に掛け、賛成11、反対1(キューバ)、棄権3(中国、インド、イエメン)を採択した。湾岸戦争に関する安保理決議としては13番目。

決議686は経済制裁を含む過去12の対イラク安保理決議の効力持続を確認した上で(1)戦争捕虜の即時釈放(2)賠償責任ーなど8項目の要求を掲げ、イラク側がこれに応じるまでの間は「安保理決議678(武力行使容認)が有効」と明記。イラクの対応次第で攻撃再開があり得ることを安保理として認めた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【イラク】反フセインデモ

2日付の英各紙は多国籍軍の掌握下にあるイラク南部サフワンからの英記者団電として、イラク南部のバスラが無政府状態となり、市民が反フセイン政権デモを繰り返していると伝えた。イラク国内での大規模なフセイン政権反対の動きが伝えられたのはこれが初めて。

同記事が、クウェート市からバスラに買い出しに行った帰りのクウェート人学生アブドラ・バドランさん(24)の証言として伝えたところによると、バスラで1日朝、バース党地区本部と軍司令部の近くに建っている大統領の巨大な肖像看板をイラク軍の戦車1台が3、4発の砲弾で破壊し、周囲の市民が「サダム(フセイン大統領)はおしまいだ」「イラク軍は皆殺しになった」と叫びながら、これに喝さいを浴びせた。

バドランさんはまた「バース党幹部は皆逃げ出した。市内は無政府状態になっている」と語った。《共同通信》

【札幌ユニバーシアード大会】開幕

湾岸戦争が終わり、世界の学生スポーツ選手が平和の喜びをかみしめながら札幌に集まった。札幌ユニバーシアード冬季大会は2日午後3時から札幌市の真駒内屋内競技場に皇太子さま(大会名誉総裁)をお迎えして開会式を行い、10日まで9日間の雪と氷の祭典が幕を開けた。《共同通信》

【青木雨彦さん】死去

コラムニストの青木雨彦さんが2日午前4時49分、胃がんのため川崎市の日本医科大付属第二病院で死去した。58歳。横浜市出身。

青木さんは早大卒。東京タイムズ記者などを経てフ一リーのコラムニストに。サラリーマン問題などの社会評論やミステリーを書き、昭和53年には日本推理作家協会賞を受賞し「冗談の作法」「男の帰り道」など多数の著書がある。週刊誌などのコラムにも連載。辛口の評論で知られた。《共同通信》



3月2日 その日のできごと(何の日)