平成558日目

平成2年7月19日(木)

1990/07/19

【女子高生コンクリート詰め殺人事件】地裁、主犯格に懲役17年

東京都足立区内の非行少年グループが女子高生=当時(17)=を監禁して殺害し、遺体をドラム缶にコンクリート詰めにし捨てた事件で、殺人、死体遺棄、監禁などの罪に問われた無職A(20)=犯行当時少年=ら4被告の判決公判が19日午後、東京地裁で開かれた。

松本光雄裁判長は「被告らは被害者を“もの”のように扱いなぶり殺した。犯行は非人間的で悪質、重大であり刑事責任は重いが、犯行の残虐性は年齢相応の人間的成長を遂げないまま未熟な人格像を形成していたことにも由来している」とし、A被告に懲役17年(求刑・無期懲役)を、またB被告(19)に懲役10~5年(同・懲役13年)、C被告(17)に懲役6~4年(同・懲役10~5年)、D被告(18)に懲役4~3年(同・懲役10~5年)の不定期刑をそれぞれ言い渡した。《福井新聞》




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【社会党・山口鶴男書記長】コメ市場開放は阻止

社会党の山口書記長は19日午前、コメの輸入自由化問題について「コメの市場開放を阻止するという党の公約をあくまで堅持し、穀物自給率の向上に向けて努力することを改めて表明する」との「書記長見解」を発表した。同日の中執委で了承された。

これは超党派国会議員団訪米団の一員として訪米している同党の伊藤政審会長が米国議会関係者との意見交換の席上「輸入自由化反対の国会決議について党内、各党間で議論していく」として自由化問題に柔軟姿勢を示したことが党内で波紋を呼んでいるため「書記長見解」の形で、改めて市場開放阻止の基本姿勢を明確にしたとみられる。

「見解」では4月の定期党大会で「コメの市場開放阻止に向けた取り組みを行う」との方針を決定したことや、7月の全国書記長会議で「国会決議に基づき、新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)に向けて国内外での活動を強化する」との方針を再確認していることを挙げ、コメの市場開放反対の姿勢は変わっていないことを示している。山口書記長は記者会見でも「コメは完全に自給すべきだ」との考えを強調した。《共同通信》

【坂本三十次官房長官】三塚発言に遺憾の意

坂本官房長官は19日午前の記者会見で、中国訪問中の三塚前外相が中国側に、アジア大会開会式への保利文相の中国派遣や第三次円借款凍結解除の第一弾として二回に分け計1200億円供与を「政府、自民党の方針」として伝えたことについて①文相派遣は先進国首脳会議の高官接触停止の申し合わせに反するので考えていない②円借款再開の時期、金額も検討中だーとして強く否定した。

坂本長官は三塚氏の発言の背景について「本人の感触、判断を言われたと思うが、政府の決定ではない。その意味で遺憾なことだ」と遺憾の意を表明し、三塚氏の帰国後、報告を求め、真意をただす考えを示した。|

政府、自民党の役職を離れてい三塚氏の発言は、日本の対中外交の二元化とも受取られないだけに政府は事後処理に苦慮している。

坂本長官は保利文相派遣に関して「閣僚報以上の交流を停止した昨年のアルシュ・サミット合意は続いている。現段階で派遣は考えられない」と強調。長官は中国の民主化が一層進展すれば閣僚の訪中も可能となることを示唆したが、その判断の目安となる民主化措置については「中国自身が考えることで、私からとやかく申し上げることではない。中国側もよく分かっている」とコメントを避けた。

ヒューストン・サミットで、先進各国の黙認を得た第三次円借款再開に関しても同長官は「いつから、どれだけ開始するが政府としては決定していない」と述べ、三塚氏が9月に600億円、来年2月に600億円ずつ供与するのが「政府・自民党の方針」と説明したことを打ち消した。

また竹下元首相を政府特使として北京でのアジア大会開会式に派遣する問題についても「海部首相が決断する問題で今のところ一切決まっていない」と述べた。《共同通信》

【海部俊樹首相】豊かな地域づくりを強調

全国都道府県議会議長会(会長・山口亨鳥取県議会議長)は19日、東京・平河町の都道府県会館で総会を開いた。来賓として出席した海部首相は「サミットでもうたわれたように今世紀最後の10年は、“民主主義の10年”。この原点に立った政治改革を内政上の最重要課題として実行していく」と述べたほか、創造性豊かで多様な選択可能性に富む地域づくりを強調した。

総会では、1991年度(平成3年度)予算編成に向け①児童扶養手当の支給期限を現行の18歳未満から18歳に達した年度末まで延長②開発事業の増加で多発している理蔵文化財発掘調査費の国庫補助を大幅に増額③産炭地域振興関連法の強化・延長は④震災・火山災害対策の強化―など46件を要望する。《共同通信》

【海部俊樹首相】仏・ロカール首相と会談

来日中のフランスのロカール首相と海部首相による日仏首相会談が19日夜、東京・元赤坂の迎賓館で行われた。ロカール首相は、日本の第三次対中円借款凍結解除方針について「日本の立場を非難はしないが、フランスとしては中国の人権問題の状況に批判的であり、欧州共同体(EC)12カ国の対中政策の枠内で行動する」と、不満を表明した。

海部首相は「天安門事件は人道上、昨せないが、中国の改革努力はエンカレッジ(激励)したい」と、従来の見解を繰り返しだ。対中政策をめぐっては、先の先進国首脳会議(ヒューストン・サミット)で日仏間の意見対立が表面化したが、日本側の思惑に反して、今回の会談でも認識の食い違いは埋められなかった。

国際情勢について、海部首相はゴルバチョフ・ソ連大統領の新思考外交がアジア・太平洋地域では十分展開されていないと指摘。その関連で北方領土問題を取り上げ「スターリン膨張主義の残滓であり、東西関係の枠の中で解決を図りたい」と理解を求めたが、ロカール首相は特に応答しなかった。

経済問題で、ロカール首相は対日貿易赤字に言及し「保護主義的措置が残っているのではないか」と述べ、日本の一層の市場開放と対仏直接投資増を要望。これに対し海部首相は「日米構造協識で約束した措置は米国だけでなくフランスを含む全世界に及ぶ」と述べた。《共同通信》

【近鉄・野茂英雄投手】新人10勝一番乗り

近鉄3−1西武◇19日◇西武

近鉄が野茂の好投で快勝した。野茂は西武を九回の1点に抑え渡辺久に並ぶリーグトップの10勝を挙げた。

近鉄は一回、ブライアントが2試合ぶりの2号2点本塁打を放って好スタートを切り、三回にもトレーバーの左前適時打で1点を加えて渡辺智を苦しめた。優位に立った後は野茂がピンチを次々に断つ粘りの投球。六回までは毎回得点圏に走者を背負いながら無失点。完封を逃したものの、フォークボールを有効に使って八回まで毎回の9三振を奪う頑張りだった。西武は10残塁で2連敗。《共同通信》




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