1990 平成2年5月27日(日)のできごと(何の日)

平成505日目

平成2年5月27日(日)

1990/05/27

【大相撲夏場所千秋楽】大関旭富士、14場所ぶり2度目の優勝

大相撲夏場所千秋楽(27日・両国国技館)大関旭富士が左からのすくい投げで北天佑に快勝。14勝1敗で昭和63年初場所以来14場所ぶり2度目の優勝を飾った。横綱千代の富士は霧島の勇み足で白星を拾い13勝2敗。2場所連続優勝を狙った横綱北勝海は大関小錦に寄り切られて10勝5敗に終わった。

小錦は12勝3敗とし、新大関霧島は9勝6敗、また北天佑は8勝7敗にとどまった。史上最年少入幕で話題を呼んだ貴花田は終盤5連敗で4勝11敗と大きく負け越した。三賞は安芸ノ島が殊勲賞と技能賞の両賞、敢闘賞は琴錦と孝乃富士の両力士が受賞した。十両優勝は12勝3敗の大翔山。新十両優勝は昨年春場所の久島海以来で、2場所連続幕下優勝後の新十両優勝は史上初。名古屋場所は7月8日から愛知県体育館で行われる。《共同通信》




【近鉄・野茂英雄投手】8回KO、プロ新ならず

西武6-0近鉄◇27日◇藤井寺

西武が六回、野茂を一気に攻略した。五回まで1安打の西武はこの回、一死から平野、秋山が連打。清原は初球が暴投で一塁が空くと歩かされ満塁に。ここでデストラーデが押し出しの四球を選びまず1点。続く田辺の中前打に近鉄守備陣の乱れが重なり、3者が生還しこの回4点を奪った。七回は一死三塁から辻のスクイズバント(内野安打)で、八回は再び田辺の適時打で加点し野茂をKOした。

3年ぶり2度目の先発で今季初登板の岡田は、プロ初勝利を被安打6の完封で飾った。5試合連続二けた奪三振のプロ野球新記録を狙った野茂は、5三振を奪っただけで八回途中で降板。記録達成はならなかった。《共同通信》

【海部俊樹首相】選挙改革「共通の土俵ができた」

海部俊樹
https://www.kantei.go.jp/

海部首相は27日昼、参院福岡補選応援のため福岡市入りして記者会見し、選挙制度改革を中心とする政治改革問題について、社会党など野党が選挙制度審議会の意見聴取に応じるとの態度を固めたことを「共通の土俵ができたことは前進であり、歓迎する」と評価した。

首相は参院改革、小選挙区の区割りなど選挙制度審が検討を開始した問題について「二次答申を受けて一括して、全体像を見ながら各党で議論を願いたい」と述べ、一括処理の方向を重ねて示した。また一票の格差是正については、格差を一対二未満とする先の選挙制度答申を「最大限に尊重して努力していけば、解決につながる」と述べ、国会自体が「自らの身を削るものとして取り組む」よう求めた。

首相は、米国が中国に対する最恵国待遇適用の継続を決めたことに対し「米中両国の良好な関係をつくり出すきっかけとなる」と歓迎したが、凍結されている日本の第三次対中円借款問題への影響については「日本は日本の立場で、中国との相互努力で円借款を再開できる環境づくりを進めていく」と、なお慎重に中国国内の民主化努力を見守る姿勢を崩さなかった。

【社会党・土井たか子委員長】年内にも訪韓検討

社会党の土井委員長は27日午前、参院補選候補の応援のため訪れている福岡市内のホテルで記者会見し、焦点となっている選挙制度改革、消費税問題などについて所信を表明した。

この中で選挙制度改革に取り組むに当たっては①衆院議員定数の抜本是正問題②選挙制度改革の具体的な中身③政治改革を三位一体のものとしていく重要性を強調。さらに政治改革については、同党が政治浄化のために検討している政治倫理法案(仮称)、政治資金規正法の改正案について「今後、他野党とも協議の上、成案を得たい」と述べ、今国会中に公明、民社各党などと調整し、前国会に続き、改めて提出したいとの意向を表明した。

訪韓問題については「訪米や訪ソなどの計画があるが、一年も二年も先のことではない」と述べ、年内にも訪韓したい意向を明らかにした。《共同通信》

【警察庁】軽自動車の車庫届を義務化へ

深刻な違法駐車の対策として自動車保管場所法(車庫法)と道路交通法の改正作業を進めていた警察庁は27日、①軽自動車の所有者に車庫の届け出を義務付ける②自家用の全車に車庫証明シールを張る③駐車違反で車の管理者(車検証上の使用者)責任も問う―を柱とする最終改正案をまとめた。

車庫の無い場合や放置を繰り返した車に対しては使用禁止命令の行政処分が新設され、青空駐車の罰金限度額が現行の約7倍、20万円になるなど厳しい内容だが、軽自動車の車庫法改正案は当初、東京23区、大阪市に適用地域を限り、その後段階的に広げる方針。

改正案は6月1日の閣議で一決定、今国会に提出される。同庁は改正案が成立、公布されれば道交法は半年以内、車庫法は1年以内に施行したいとしている。《共同通信》

【高峰三枝子さん】死去

ヒット曲「湖畔の宿」など、歌う映画スターの草分けとして知られ、戦前戦後の芸能界で大活躍した女優の高峰三枝子さんが27日午後5時半、脳梗塞による呼吸不全のため東京都世田谷区の日産厚生会玉川病院で死去した。71歳。東京都出身。

筑前琵琶宗家、高峰筑風の長女として生まれる。東洋英和女学校を本業した昭和11年、父が急死し、知り合いの松竹大船撮影所長、城戸四郎氏の勧めで映画界入り。当時、撮影所は序列が厳しい時代だったが、「将来の逸材」と幹部に見込まれ、最初から好待遇を受けた。

翌年の「荒城の月」で早くも主役をつかみ、次いで同年の島津保次郎監督の大作「浅草の灯」でヒロインに抜てきされ、当時の大スター上原謙と共演。さらに吉村公三郎監督の出世作「暖流」によって、お嬢様役の似合う美ぼうのスターとして脚光を浴びた。

戦前からレコード歌手としても人気が高く、「湖畔の宿」「南の花嫁さん」「懐しのブルース」「別れのタンゴ」などのヒット曲がある。

戦後も「今ひとたびの」「舞姫」「女の園」「点と線」などの話題作に出演、大女優川の貫録を見せた。テレビにも再進出し、43年から5年間、フジテレビ系の人気ワイドショー「3時のあなた」の司会を務めたほか、数多くのドラマ、舞台で活躍した。

57年には上原謙とのカップルで国鉄(現JR)の「フルムーン」のコマーシャルに登場し、衰えぬ容姿で話題をさらった。離婚歴が一度ある。60年、紫綬褒章受章。自伝「人生は花いろないろ」がある。

高峰さんは4月18日朝、自宅で倒れ、119番通報で玉川病院に入院。脳梗塞と診断され、同月26日には一時危篤状態に陥った。同月28日には、ジュースを口にするまでに回復したが、5月25日夜、容体が急変。下がった血圧を上げるための昇圧剤の投与を受ける一方、人工呼吸が試みられていた。《共同通信》




5月27日のできごと

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