平成365日目

平成2年1月7日(日)

1990/01/07

【ピサの斜塔】修復のため公開休止に

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北イタリアの観光名所、ピサの一斜塔の一般公開が7日夕、崩壊の危険があるとの専門家の警告により中止となった。今後三力月にわたり、1400億リラ(約160億円)をかけて修理する。年間約1ミリの傾斜増大が止まらなければ、公開が当分中止されるとの観測もあり、この日は観光客数千人が押し掛け、これまでにない盛況となった。

午後3時半の日没とともに、ピサ市のジャコモ・グランキ市長が報道陣や市民らが見守る中で塔の入り口を閉鎖。年間約四十億(約4億5000万円)の収入を上げる観光の目玉の公開中止は市当局にとって大きな打撃だ。

市長は「政府が財政補助などの約束を守らなければ、すぐに塔の公開を再開する。これから先塔が倒れることなどあってたまるか」と強気の姿勢。

しかし昨年11月に出された専門家の報告によると、塔は地震や強風に見舞われると崩壊する恐れがあり、外壁の一部で風化などによる損傷が進み、積み石がはく脱する兆候もある。今後塔を支えている地盤の調査などが行われるが、傾斜を止める妙案はまだないという。《共同通信》



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【全国高校ラグビー】天理(奈良)が6年ぶり6度目の優勝

天理が傷だらけの日本一に輝く―。第69回全国高校ラグビー大会最終日は7日、東大阪市の花園ラグビー場で、9年ぶりの近畿対決になった天理(奈良)-啓光学園(大阪第一)の決勝を行い、天理が14-4で快勝し、6年ぶり6度目の優勝に輝いた。

故障者続出の天理は、控え選手でその穴を埋めながら一戦ごとに増した団結力で勝ち進み、その勢いを決勝にも持ち込んだ。

前半5分、天理は啓光学園ゴール前左約2メートルのラインアウトを吉川がキャッチしてそのままトライ。同点とされた後の23分には敵陣22メートル付近のスクラムからサイド攻撃を仕掛け、最後は吉川が左中間に飛び込み再度リードした。

後半に入っても天理FWは相手を上回る素早い集散を見せ、19分に1トライを追加。守ってもやや疲れの見える啓光学園に反撃の糸口を与えず、そのまま逃げ切った。

啓光学園は、有利と見られていたFW戦で苦戦。前半20分に一度は追い付いたものの、ラインアウトの大半も支配され終始天理ベースの試合となり、初優勝は成らなかった。《共同通信》

【昭和天皇】権殿一周年祭の儀

昭和天皇のご逝去から満一年の7日、午前中に昭和天皇の霊代を祭る皇居・宮殿の権殿で「権殿一周年祭の儀」、午後には昭和天皇の眠る東京都八王子市の武蔵野陵で「山陵一周年の儀」がそれぞれ厳かに行われた。

これで昨年2月の「大喪の礼」はじめ一連の昭和天皇の大喪儀諸儀式はすべて終了した。両義式には天皇、皇后両陛下、皇族、親族のほか海部首相ら三権の長らが参列、亡き天皇をしのび、ご冥福を祈った。また、ご命日のこの日は天皇ご一家、皇族方の一年間の喪が明け、今後ご一家らの活動の幅は公私ともにぐんと広がる。

権殿一周年祭の儀には両陛下はじめ皇族方、三権の長、大喪の礼委員長を務めた竹下元首相ら約120人が参列。

午前10時すぎ、雅楽が流れ、永積寅彦祭官長が「早くも一年がたちました」とご逝去一周年を霊前に報告。次いで天皇陛下が霊代の前で拝礼し「慕い、しのびながらお祭り申し上げる様子を静かにご覧下さい。今後も天下が太平であるよう見守り下さい」との趣旨の御告文を読み上げられた。

この後、皇后さまに続いて皇族方、池田厚子さんはじめ親族、参列者らが拝礼、式は約1時間半で終わった。腰とひざを痛めている皇太后さまや、秩父、高松宮両妃殿下は式終了後にそれぞれ拝礼された。急性硬膜下血腫でリハビリ中の桂宮さまは4日に高円宮さまの介添えで拝礼を済まされている。

山陵一周年の儀は午後3時から場所を武蔵野陵に移し、行われた。参列者は地元の八王子市長、山陵工事関係者らが新たに加わり、合わせて約140人。

6日に完成したばかりの武蔵野陵は大きさ(約2500平方メートル)、形(上円下方型)とも、隣の大正天皇の多摩陵とほぼ同じ。

この日、東京地方は晴れ上がったが、式が始まった午後三時には山中陵は木立の日陰となり、冷気が肌を刺した。

永積祭官長の祭詞の後、黒のオーバーコートに黒のシルルクハットを手にした天皇陛下は静かに十段の階段を上りご拝所へ。低くゆっくりとしたい口調で「安らかにお眠り下さい」などと述べられた。

次いで皇后さまが伏し目がちに進み深々と拝礼、皇太后・さまのご名代の常陸宮妃殿下、皇族方、親族らが続いた。この後、海部首相ら参列者が拝礼、午後5時前終了した。《共同通信》

【中山太郎外相】自民党・安倍晋太郎元幹事長と会談

中山外相は7日夕、自民党の安倍元幹事長を東京・富ケ谷谷の私邸に訪ね、東欧情勢やソ連の国内情勢などについて約40分間にわたって説明した。

これは安倍氏が自民党代表団を率いて13日から訪ソし、10日にゴルバチョフ書記長と会談することが決まったことを受けた。

外相は安倍氏に(1)ゴルバチョフ書記長との会談が実現したのは、対日関係を改善したいとのソ連側の熱意の表れであり、政府も安倍氏の訪ソにできるだけ協力する(2)ソ連側とは日ソ両国間の問題だけでなく、アジア・太平洋の問題など広く意見交換してほしい―との立場を伝えた。《共同通信》

【大相撲初場所初日】北勝海、大乃国に土

大相撲初場所初日(7日・両国国技館)北勝海、大乃国の両横綱が敗れる波乱の幕開け。北勝海は小結島にもろ差しを許して高々とつり出された。休場明けで進退のかかる大乃国は、関脇寺尾の速い動きについていけず、引き落とされて自ら土俵を飛び出した。だが、30回目の優勝を目指す横綱千代の富士は、先場所不覚を取った再小結両国をあっさり寄り切った。

大関は安泰。2場所連続優勝と横綱を狙う小錦は、平幕琴稲妻を豪快に倒した。旭富士は板井を寄り切り、かど番の北天佑は関脇琴ケ梅を左上手投げと危なげなく勝った。《共同通信》



1月7日のできごと