平成268日目
1989/10/02
この日のできごと(何の日)
【上宮高・元木大介遊撃手】巨人を逆指名
ことしのプロ野球ドラフト会議(新人選手選択会議、11月26日・東京)の“目玉”といわれる上宮高のスラッガーも元木大介遊撃手(17)は2日、大阪市内の同校で会見し「プロ野球でやりたいが、巨人以外は考えていない」との意向を表明し、巨人を逆指名した。
元木は、ことし春に選抜大会準優勝、夏の甲子園ベスト8、国体優勝の上宮高の首相で四番打者。昨年春も含めて甲子園で計6ホーマーを放った強打の遊撃手で、甘いマスクでも人気を集めた。
卒業後の進路に初めて口を開いた元木は「巨人は野球を始めた小さいころからのあこがれ。巨人以外には行かない」と何度も強調。巨人以外の指名については「他の球団は頭にない。もし指名されれば社会人野球の日本石油に行くか米国へ野球留学する」と述べ、拒否する姿勢を示した。
元木は既に最後の公式戦の国体を終え、退部届も9月27日に日本高野連に受理されており、プロ側との接触はフリーの身。上宮高の山上監督によると、3日の巨人、オリックスを皮切りに書く球団のスカウトが順次あいさつのため同校を訪れる予定だという。《共同通信》
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【NHK連続テレビ小説・和っこの金メダル】放送開始
【新日鉄堺・野茂英雄投手】「プロ入りは考えていない」
今秋のプロ野球ドラフト会議(新人選手選択会議、11月26日・東京)で目玉とされる新日鉄堺・野茂英雄投手(21)=大阪・成城高出=はこのほど、グリーンスタジアム神戸で行われた今季最後の公式戦、社会人野球神戸大会の準決勝でチームが敗れた後「社会人でまだやり残したことがある。プロ入りは考えていない」とプロ拒否の姿勢を表明した。
同投手は右腕から時速150キロ前後の豪速球と、鋭い落ちる球を持つ全日本のエース。9月にソウルで行われたアジア選手権でも活躍し、投手の即戦力としてナンバーワンの評価を得ている。しかし本人は7月の都市対抗でチームがベスト4止まりだったことが心残りのようで「このままでは悔いが残る」という。
ただ、会社側は強く慰留せず、野茂自身も「プロのスカウトの話し合いには応ずる」と話しているため、プロ入りに気持ちが翻る可能性も残されている。《共同通信》
【海部俊樹首相】所信表明演説
海部首相は2日午後1時すぎから衆院本会議で初の所信表明演説を行い、政治理念、内政、外交の諸課題などに対する基本姿勢を明らかにした。引き続き参院本会議でも演説した。この中で首相は「公正で、心豊かな社会」の実現を目標に掲げ「対話と改革」を貴重に国政に取り組んでいく決意を明らかにした。
臨時国会の最大の焦点である消費税問題については「必要不可欠であり、廃止は全く考えていない」と強調。野党の廃止要求を拒否し、思い切った見直しの実現を表明した。また、海部内閣では現行税率(3%)を引き上げない、との方針を明言した。《共同通信》