平成245日目

1989/09/09

この日のできごと(何の日)

【川嶋紀子さん】チターを鑑賞

礼宮さまとの婚約が正式に決まる皇室会議を三日後に控えた9日、川嶋紀子さん(22)は、家族とともに東京・青山の草月ホールで開かれた「チター音楽祭」(日本チター協会主催)に姿を見せ、大好きな音楽鑑賞で久しぶりにリラックスしたひとときを過ごした。

紀子さんはこの日午後、赤坂御所に礼宮さまを訪ね、歓談した後、午後3時すぎ、SP2人に前後を守られて会場に現れた。ピンクのツーピース、白のハイヒール姿。列に並んで会場に入り、ロビーで約40人の報道陣に囲まれて写真撮影に応じ、にこやかな笑顔を見せた。父辰彦氏(49)と弟舟君(16)は紀子さんとは別に後ろから会場に入った。

同音楽祭は年一回開かれている催しで、この日はドイツ民謡や行進曲が次々に披露され、紀子さんらはチターの華麗な音色やヨーデルの美しい歌声に盛んに拍手を贈っていた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【 007消されたライセンス】公開

【日教組】新連合参加を決定

鳥取市で開かれている日教組の定期大会は最終日の9日、11月発足予定の「日本労働組合総連合会」(新連合)へ加盟するため、9月スタートする統一準備会に参加するとした執行部提案の労働戦線統一に関する運動方針案を主流右派などの賛成240票、反対82票の大差で可決した。これにより官公労内では自治労に次ぐ60万組合員を擁する日教組が官公労側単産として、官民統一の新ナショナルセンター、新連合に参加することが正式に決まった。

また今大会は、反主流派(共産党系)の大半が「右より再編の新連合への参加方針を決めたことで、日教組は反臨教審路線を投げ捨てた」として、新しい教職員産別結成方針を掲げて大会をボイコットしたため、昭和22年に結成された日教組は事実上分裂した。

このため今大会は、反主流派の除名などを検討する査問委員会の設置を決めた。大会は午後1時5分、大会宣言を採択、閉幕した。《共同通信》

【自民党・渡辺美智雄元政調会長】解散「来春ということはあり得ない」

自民党の渡辺元政調会長は9日午前、鳥取県倉吉市で開かれた同党の鳥取地方議員の研修会で講演し、衆院の解散、総選挙について「来春ということはあり得ないと思う」と語り、年末にも解散があり得るとの見通しを明らかにした。

また、10月初め召集予定の臨時国会で最大の焦点となる消費税問題については、廃止を主張する野党側に対し徹底した「財源」論議を挑むべきだと強調。「これまで自民党が”国会スト”を許容してきたことが一番悪い」と指摘。さらに「選挙は(議席が)減ったり増えたりするものだ。減ったからといってびっくりすることはない。できるだけ減らないよう、過半数を取るよう頑張るだけだ」と、臨時国会では徹底した野党との対決姿勢をとるべきだ、との見解を示した。《共同通信》

【ソ連・ゴルバチョフ書記長】左右両派ともに批判

ゴルバチョフ・ソ連最高会議議長兼書記長は9日夜、国営テレビの定時ニュース番組で演説、ペレストロイカ(改革)の現状を分析し、保守派、急進派ともにペレストロイカに対する不安と不信感を国民にもたらし、クーデターや内戦の危機説まで流していると、厳しく批判すると同時に、近く経済再建の緊急措置と民族運動への対策を講じると言明した。

書記長が公開の場に姿を見せたのは、8月初めに夏休みに入って以来初めて。国営テレビでの演説も異例で、休暇中に激化した民族問題、消費物資不足、各地で続発している政治ストなどの緊急課題に速やかに対応する姿勢を強調している。

しかし、左右両派を断罪し、ストは問題解決にならないと批判しながら、具体的対応は明らかにしておらず、書記長が極めて困難な立場にあることを浮き彫りにしている。《共同通信》

【テニス・全米オープン】シュテフィ・グラフ選手が2連覇

テニスの全米オープンは9日、ニューヨークのナショナルテニスセンターで行われ、女子シングルス決勝はフルセットの末、シュテフィ・グラフ(西ドイツ)がマルチナ・ナブラチロワ(米国)を下し、2年連続2度目の優勝を飾った。優勝賞金は30万ドル(約4440万円)。グラフは四大大会のシングルスで通算8度目のタイトル獲得。

グラフは第1セットを3−6で落としたが、第2セットを7−5、持ち前の強打がさえた採集セットは6−1で奪い2年ぶりの優勝を目指したナブラチロワを振り切った。《共同通信》



9月9日 その日のできごと(何の日)