平成177日目
1989/07/03
【東京都議選】開票日
東京都議会議員選挙の開票は3日午前8時から41選挙区の64開票所で一斉に始まり、午後1時前には総定数128の全議席が決まった。自民党は改戦前議席を20減らす43議席とし、昭和40年の都議会議長汚職による出直し選挙の際の38議席につぐちょう落となった。社会党は公認29人、推薦7人が当選し、改選前議席(公認11、推薦1)を3倍にする大勝利。《共同通信》
【宇野宗佑首相】「仕事を誠実に積み重ねるだけ」
宇野首相は3日午後、自民党の深谷隆司副幹事長と首相官邸で会談した。この中で深谷氏は都議選の結果と敗因などについて報告したのに対し、首相は「参院選、サミット(先進国首脳会議)と首相としての仕事を誠実に積み重ねていくだけだ」と述べ、直面する課題に全力で取り組む意向を示した。
深谷氏は「都議選最大の敗因は消費税」との認識を示したのに対し、首相は「消費税は見直しを含めて検討しなければならない」と述べた。《共同通信》
【横浜市】1億7000万円入り金庫の所有者が判明
横浜市のゴミ処理場から現金約1億7000万円入りの金庫が見つかった事件で、神奈川県警旭署は3日夜、金庫の処分を依頼された出版関連運送会社「日本図書輸送」(東京都文京区)の大川清幸社長(前公明党参院議員)らの証言などから、現金の持ち主は聖教新聞社元専務理事で創価学会総務のA氏と断定、川崎市の竹やぶ2億円事件に続く“大金ミステリー”は発見から4日目で解決した。
A氏本人も同日夜横浜市内で記者会見し、金庫と現金が自分のものであることを認め、「脱税と言われても仕方ない」と語った。《共同通信》