平成131日目

平成元年5月18日(木)

1989/05/18

【中国】民主化要求デモが拡大

北京の民主化要求運動は18日さらに拡大、前日をはるかに上回る百数十万人規模のデモになり、市中心部の都市機能は終日まひし、上海、西安、南京、天津、青島、広州など全国の主要都市でもデモが続いた。北京のデモはこの日一段と政治色を強め、鄧小平中央軍事委員会主席、李鵬首相の辞任要求を公然と掲げだした。

北京の市民デモは18日、さらに膨れ上がり、鄧小平中央軍事委主席らの辞任を求める横断幕を掲げたデモ隊や荷台に市民を乗せて走り回る宣伝カーなどで、天安門広場など北京市中心部は完全に埋め尽くされた。

デモの規模は17日の100万人を大きく越えて百数十万人に拡大、交通は完全にストップした。商店や工場の作業員の多くがデモに参加したため、北京は実質的にゼネスト状態となった。

これまでのデモでも、最高首脳の鄧小平氏や李鵬首相を批判する横断幕はあったが、この日は一段と増え「老人政治は不要だ」などと表現がより直接的になった。空前の高まりを見せている市民運動は、有効な対策を打ち出せない政府の無能さにさらに怒りを強めた様子だ。《共同通信》



【社会党・土井たか子委員長】中曽根氏は引退すべき

社会党の土井委員長は18日、知事選応援のため新潟市入りし、市内のホテルで記者会見した。土井氏は藤波元官房長官らへの強制捜査で揺れている政局について「今、必要なのはリクルート疑惑を招いている自民党議員の全員がその全容を明らかにし、議員辞職することだ」との考えを示した。

特に中曽根前首相に関しては「衆参両院で証人喚問に応じて自らにかかわる巨悪の構造を明確にした上で政界を去るべきだ」と強い口調で政界引退を要求した。《共同通信》



5月18日のできごと