平成127日目
1989/05/14
【中国・北京】天安門広場に5万人
ゴルバチョフ・ソ連共産党書記長訪中前日の14日、北京の天安門広場を舞台にした中国人学生の民主化要求行動は、共産党、政府が大幅譲歩して中止要請したにもかかわらず続行、5万人を超える学生、市民が広場に集まり気勢を上げた。著名な知識人労働者らも加わってデモを呼び掛けるなど、対応に苦しむ当局側の焦りを濃くしている。
この日、当局側は北京の自主学生組織、学生対話代表団との対話に初めて応じたが、学生がテレビでの実況中継を要求。当局が応じなかったため対話は約3時間で中断。双方に大きな食い違いを残したままだ。
当局は、ソ連書記長を迎えるため15日の広場封鎖を表明、天安門近くに軍警を待機させており「時間切れ」を前に、学生にどのように対処するのか極めて注目される。《共同通信》
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【公明党・矢野絢也委員長】「解散実現の可能性高まる」
公明党の矢野委員長は14日午後、兵庫県西宮市内で街頭演説し、自民党の後継総裁選びが暗礁に乗り上げたことについて「自民党は政権を投げ出し、日本の新しい政治の方向付けを野党にやってくれと頭を下げるのは当然だ」と述べ、野党への政権委譲を改めて要求した。
また伊東総務会長の総裁擁立断念により「自民党、政府は土壇場の状況だ」と指摘するとともに、野党の衆院解散・総選挙要求が「実現する可能性が高まってきた」との認識を示した。《共同通信》