カテゴリー: 平成5(1993)年

  • 1993 平成5年1月25日(月) 宮澤喜一首相「憲法改正考えず」

    平成1479日目

    1993/01/25

    この日のできごと(何の日)

    【宮澤喜一首相】憲法改正考えず

    国会は25日午後1時すぎから衆院本会議で各党の代表質問に入り、社会党の山花委員長、自民党の三塚政調会長、公明党の石田委員長が内政、外交全般にわたって宮澤首相の見解をただした。

    首相は与野党間で高まっている憲法改正論議について「国民の中に具体的にどこをどうするかコンセンサス(合意)ができているように見られない」と指摘した上で「現在、憲法改正は考えていない」と明言した。最大の焦点である景気対策については、所得税減税などによる五年度予算案の修正は拒否したものの、景気情勢いかんでは追加措置を講じる考えを示唆した。

    また佐川急便事件の真相解明については「政府として可能な限り協力する」姿勢を示しながらも、山花、石田両氏が求めた小沢元自民党幹事長、竹下元首相らの証人喚問は「国会で判断していただく」と述べるにとどまった。

    首相は憲法改正問題に関し、「憲法を永久不変とは思っていない。日常議論することは好ましい」と指摘する一方で、具体論で国民世論が成熟していないことを挙げ、憲法改正は時期尚早との考えを示した。ただ三塚氏が提唱した与野党協議機関の設置については「衆参両院で検討すべきこと」との認識を示した。《共同通信》


    【森田童子さん】シングル「ぼくたちの失敗」発売

    【米・クリストファー国務長官】日独を常任理事国に

    クリストファー米国務長官は25日、国務省職員を前に就任のあいさつをした後質問に答え、国連を冷戦終結に伴う新時代に適合させるため、クリントン政権として国連の組織再編と日本、ドイツ両国の安全保障理事会常任理事国入りを積極的に働き掛けていく方針を明らかにした。

    クリントン大統領は、大統領選期間中から日本とドイツの常任理事国入りを支持する考えを示しており、クリストファー長官の発言は、新政権がこの構想を推進していく方針を改めて公式に表明したものだ。

    クリストファー長官は日本、ドイツの常任理事国入りには国連憲章改正が必要となる、として組織再編の難しさを指摘しながらも「進展が見られると思う」と述べ、国連改革に意欲を示した。

    クリントン大統領は、新世界秩序構築に向け「米国一国がすべての役割を負担することはできないし、すべきでもない」として、特に国連の役割を重視する考えを強調してきた。大統領はその具体策として、経済大国の日本とドイツを常任理事国にして国連機能を強化するとともに、両国に一層の国際的役割を果たさせるシナリオを描いている。《共同通信》

    【明石海峡大橋】主塔完成

    平成10年の完成を目指す世界最長のつり橋、明石海峡大橋の神戸市側の主塔建設現場で25日、塔の最上部に鉄製の水平材を取り付ける最後の作業が行われ、工事開始以来約10ヶ月で巨大な主塔が完成した。《共同通信》

    【政界談話室】

    ○…宮澤首相は25日昼、官邸小食堂に向かう途中で記者団としばし映画談議。「亡くなったオードリー・ヘプバーンさんの映画を見たことは」との質問に「もちろん。でも、僕らはそれより前のキャサリン・ヘプバーンという人…。知ってますか」と言い、キョトンとしている記者団相手に「名優でしたけど。戦前、サマセット・モーム原作の“人間の絆”という映画に出てました」と解説。首相は最近の憲法論議でも戦前・戦後を生きた一人として改正に慎重な姿勢を明確にしているが、ここでも「経験の違い」を大いにアピール。

    ○…海部前首相はこの日昼、都内のホテルで政治改革をテーマに講演。昨年の参院選の投票率が50%そこそこだったことを取り上げ「これが一番の心配事だ。相撲でも100パーセントぎっしり詰まった観客の声援があるから力士が真剣になり、土俵も盛り上がる。50パーセントでは相撲も白ける」と、国民の政治離れに渋い顔。「やじや拍手が出る国会論議を通じて政治がみずみずしくよみがえることを期待する。私も大いに頑張る」と締めくくったが、最後まで高支持率を維持した海部氏だけに「政治人気」回復に「次」の出番をうかがう意欲がほとばしったのかも。《共同通信》

    【デビ夫人】優雅に服役

    パーティーの最中、客をシャンパングラスで殴ってけがをさせ、米コロラド州の裁判所から暴行罪で禁固60日の判決を言い渡された故スカルノ、インドネシア大統領のデビ夫人(52)が25日、同州ビトキン郡の刑務所に服役した。

    夫人は窓のある部屋に収監され、囚人服の着用も強制されないという。デビ夫人が刑務所に入ったのは25日午後4時前。収監予定の部屋は約10平方メートル(縦2.5メートル、横4メートル)で、もう一人の女性囚と一緒に入る。アスペンのレッド・マウンテンと高級住宅街が見渡せ、食事はアスペンの病院から運ばれるという。

    夫人はふだん着の着用が許されたが、同刑務所の看守は「夫人にとってのふだん着は、われわれのふだん着と同じとは限らない」と述べた。刑務所によると、デビ夫人は服役中、社会奉仕のため何度か刑務所を出ることになっており、夫人はアスペンの環境調査センターや病院での奉仕に関心を持っているという。《共同通信》

  • 1993 平成5年1月24日(日) 大相撲初場所・千秋楽

    平成1478日目

    1993/01/24

    この日のできごと(何の日)

    【大相撲初場所】千秋楽

    大相撲、東大関の曙太郎と、東関脇の貴花田光司の2人が横綱と大関へ昇進することが24日、ともに決定的となった。曙と貴花田は東京・両国国技館での初場所千秋楽結びの一番で対戦し、曙が押し出しで勝ち、13勝2敗で優勝した。

    日本相撲協会審判部は曙の2場所連続優勝を高く評価。25日タに開かれる横綱審議委員会(上田英雄委員長)への諮問を要請し、了承された。貴花田は過去の例と比較してもそん色のない成績のため、審判部が出羽海理事長に理事会での審議を要請し、了承された。

    理事会開催は事実上の昇進決定と同義で27日の理事会で20歳5力月の史上最年少大関が誕生する。《共同通信》


    【自民党・小沢一郎元幹事長】新党「政治改革見極めてから」

    自民党羽田派幹部の小沢一郎元幹事長は24日、民放テレビの報道番組に出演し、新党結成について「宮澤首相は不退転で選挙制度改革をやると言っている。それはいずれ現実として分かる。われわれはそれを見守り、本気でやるなら協力するが、(首相が)そうでないなら国民への冒とくになる。そのときは(新党結成を)真剣に議論したい」と述べた。

    これは、今国会での政治改革への自民党内の取り組みを見極めた上で、党内での改革推進が困難と判断した場合、国会中にも新党結成に向けた行動を起こすことを示唆したものとみられる。

    また首相公選論議に対しては、議会制と天皇制とが抵触すると指摘し「本気に議論した上で打ち出したのなら一つの考え方だが、唐突に出てくるのは疑わしい」と強調、中曽根元首相らの動きを批判した。《共同通信》

    【自民党・三塚博政調会長】景気回復には予算成立必要

    自民党の三塚政調会長は、24日午後、福島県本宮町で講演し「景気立て直しの最大のポイントは72兆円の国家予算の年度内成立で、これを4月1日からスタートさせることだ」と述べ、5年度予算の年度内成立の必要性を強調した。

    その上で「政治倫理審査目会あるいは特別に佐川問題に関する特別委員会を設置して党として堂々と解明していかないといけない。512人の議員が二手に分かれて十分審議できる」と述べ、佐川事件解明のための特別委員会設置に前向きの姿勢を示した。《共同通信》

  • 1993 平成5年1月23日(土) 新潟県上越市、採用に思想調査

    平成1477日目

    1993/01/23

    この日のできごと(何の日)

    【新潟県上越市】採用に思想調査

    新潟県上越市が職員の採用に当たり、受験者の思想傾向や犯罪歴を大学に照会する調査を続けていたことが23日、分かった。市は「調査を始めた時期ははっきりしないが、かなり前から」としており、昨年、大学側から抗議を受けたため、平成6年度採用からは中止するという。公務員にも保障される思想の自由、個人のプライバシーを軽視した調査が長年、慣例化されてきたわけで、市、大学双方の人権意識が問われそうだ。

    同市によると平成5年度採用職員の場合、昨年7月、一次試験の上位成績者32人の在学する27大学に文書で調査を依頼。一次試験合格判定の参考にしたいとして7項目を挙げ回答するよう求めた。内容は受験者の素行、性格、出欠状況、学費のねん出方法などのほか「思想について(特に学生運動における活動状況)」「犯罪関係について(交通違反を含む)」という項目が含まれていた。これに対し17校から回答が寄せられたが、一部の大学から「内容が不穏当」とクレームが付き同市はそれ以上回答を求めるのをやめた。

    調査を始めた当初は、暴力革命主義政党の党員を任用することなどを禁じた地方公務員法の「欠格条項」に照らすことが主な目的だったという。

    上越市の内藤秀一市長公室長は「回答は形式的なものばかりで、(調査結果が)採否に影響したことはない」としながらも、「『思想』という表現は、欠格条項に照らすにしては範囲が広すぎ、思想・信条の自由に対する配慮が欠けていたと反省している」とし、6年度採用からは大学から推薦状を取り寄せるだけにする、という。《共同通信》


    【米・クリントン大統領】ロシア・エリツィン大統領と電話会談

    クリントン米大統領は23日、就任後初めてエリツィン・ロシア大統領と電話会談し、できるだけ早期に米ロ首脳会談を開催することを確認、クリストファー米国務長官とコズイレフ・ロシア外相の間で調整を進めることで合意した。ロシア側は、両首脳が近い将来に第三国で会談することで合意した、と発表したが、マイヤーズ米大統領報道官は「会談の日時、場所は未定だ」と述べた。

    クリントン大統領は、ロシア支援強化、米ロ関係促進を外交政策の柱にしており、首脳会談でエリツィン大統領との個人的信頼関係を構築したい考えだ。ただ新大統領は当面、経済再建を中心に国内問題を最優先する方針を打ち出しており、国内政治日程をにらみながら首脳会談開催時期を探っていくことになろう。

    この日の電話会談はクリントン大統領からかけたもので、マイヤーズ報道官によると両首脳は30分間にわたって外交、経済問題について幅広く意見交換。クリントン大統領は、エリツイン大統領の経済改革路線に対する支持を改めて表明した。《共同通信》

    【宮沢りえさん】婚約問題には答えず

    大相撲の人気力士貴花田関との婚約解消が騒がれる中、仕事のため渡米していた女優の宮沢りえさんが23日午後、関係者とともにワシントン発の全日空機で成田に帰国した。

    約70人の報道陣が待つ到着ゲートに出てきたりえさんは黒いトックリセーターと綿パンに赤茶色のジャケットのラフな姿。報道陣から次々に質問が出たが、貴花田関に関しては何も答えず、クリントン米大統領の話になると「すごくいい人」などと興奮気味に話した。《共同通信》

    【中曽根康弘元首相】臨時憲法調査会を提案

    中曽根元首相は23日午後、群馬県渋川市で講演し、国連平和維持活動(PKO)への協力に関連して「国連憲章と日本国憲法が摩擦を起こしている。どう調和させるか、国会あるいは内閣に臨時憲法調査会をつくり、臨調(臨時行政調査会)のように憲法問題についてももう一回考え直すべきだ」と提案した。

    中曽根氏はまた「ソ連共産主義が崩壊して、(自社)55年体制の土台が崩れた。新しい土台づくりのための大きなスケールの政治改革をやらなければならない」と指摘、与野党の憲法論争が政界の再編成につながるとの認識を示した。

    自民党内の政治改革論議に対しては、憲法論議を軸とした改革を「大きな政治改革」とした上で「小選挙区制とか、政治資金とかはその一部をやっているにすぎない。狭い意味の政治改革だ」と批判した。

    持論の「首相公選制」についても憲法問題を考える手掛かりとして検討することが必要との考えを強調。党内の一部で「公選制は天皇制と矛盾する」との指摘があることには「皇国史観に影響され過ぎている人だ」と反論した。《共同通信》

    【大相撲初場所】14日目

    大相撲初場所14日目(23日・両国国技館)大関曙は右上手投げで大関小錦を破って2敗を守り、優勝に大きく前進した。曙と並んでいた平幕の大翔山は関脇武蔵丸に送り出されて3敗目。関脇貴花田はけ返しで関脇琴錦を下して3敗を守り、優勝と大関昇進への望みを千秋楽に持ち越した。十両は10勝4敗で蒼樹山、朝乃涛、朝乃若の三人が並んでいる。《共同通信》

    【ジャンプ・葛西紀明選手】今季W杯2勝目

    ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ第1戦は23日、イタリアのプレダッツォでラージヒル9戦目を行い、葛西紀明(地崎工業)が223.2点で優勝した。葛西は1日の第7戦(ガルミッシュパルテンキルヘン=ドイツ)に次いでW杯今季2勝目で、通算3勝目。

    葛西は1回目122.5メートルの最長不倒をマーク。2回目も115.5メートルで2位のフランツィ・ペテク(スロベニア)に30点以上の大差をつけた。3位には海外でのW杯初参加の葦本祐二(東洋実業)が190.8点で入り、総合得点トップのベルナー・ラトマイヤー(オーストリア)は4位。原田雅彦、西方仁也(以上雪印)東輝(ニッカ)の3選手は2回目に進めなかった。《共同通信》

  • 1993 平成5年1月22日(金) 施政方針演説

    平成1476日目

    1993/01/22

    この日のできごと(何の日)

    【宮澤喜一首相】施政方針演説

    宮澤首相は22日午後、第126通常国会召集に当たり衆院本会議で施政方針演説を行い、「冷戦後のかつてない歴史的変動の中で」①世界平和秩序構築のための積極的な国際貢献②生活大国づくり③国民に信頼される政治の確立(政治改革)―の三つを柱に、わが国の「変革」を推進するとの決意を表明した。特に、東京佐川急便事件を契機に国民の政治不信はかつて例をみない状況、との認識を示し「政治改革こそが変革の出発点」と位置付け、衆院への単純小選挙区制導入を柱とした抜本改革の今国会での実現に強い意欲を表明した。経済運営では、来年度予算の早期成立を訴え「経済情勢の変化に細心の注意を払い、機動的な対応を怠らない」として追加景気対策をにじませた。

    首相は冒頭、皇太子殿下のご婚約決定について「わが国の明るい将来を象徴する」として祝意を示した。新平和秩序の構築では、「国力の増大に応じた責任と役割を積極的に果たさねばならない」と指摘。戦後日本が堅持してきた平和主義、国連中心主義の理念実現が現実的課題との立場から「人的貢献を含め国連を中心とする国際的努力にできる限り貢献する」と述べ、国連平和維持活動(PKO)や資金援助の拡充を強調した。

    経済運営で首相は「依然、景気の低迷が続いている」との厳しい認識を示したが、「機動的対応」に関連して議論されている所得税減税実施や赤字国債発行問題には言及を避けた。

    新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)については成功への努力を表明しながらも、コメ市場開放問題は「これまでの基本的方針の下、解決に向けて最大限努力」と昨年秋の臨時国会での所信表明演説と同じ表現にとどめた。

    内閣の看板である「生活大国」については「実現に向けて本格的な第一歩を踏み出す年」と位置付け、個人や企業の意域、行動の転換による構造的な変革を示えた。

    外交政策では、米国のクリントン新政権の誕生を歓迎し、冷戦後の世界の諸課題解決のため「日米両国が共通のビジョンの下に連携してリーダーシップを発揮」していく考えを示し、た。

    韓国の金泳三次期大統領とも緊密な対話を通じ「未来志向的関係の構築」に努力する、と述べた。また7月の先進国首脳会議(東京サミット)の議長として、サミット成功に全力を尽くす意向を明らかにした。

    首相は政治改革で「今日の後に今日なしのとの覚悟で実現に取り組む」と訴えるとともに、「政治をはじめとする社会制度全体を見直し、新時代に対応していくための変革を実行する決意だ」と結んだ。《共同通信》


    【光岡自動車・ビュート】発売

    光岡自動車は22日、ヨーロッパのクラシックカーの雰囲気を持つ「Viewt(ビュート)」の発売を開始した。落ち着いたスタイルとカラーリニングで1950年代の欧州車の雰囲気を出している。日産マーチの新車をべースにし、価格も200万円前後と従来の同社の受注生産車より低めに設定してある。

    店頭渡し現金価格は、1000ccが189万2000円、1300ccが214万4000円。北陸地区は富山市掛尾町の富山店で販売する。《北國新聞》

    【大相撲初場所】13日目

    大相撲初場所13日目(22日・両国国技館)大関曙と平幕大翔山はともに勝って、11勝2敗でトップを並走。曙は左上手を引き関脇琴錦を落ち着いて寄り切った。大翔山は大関小錦を得意の右下手投げで下した。小錦は4敗目。関脇貴花田は関脇武蔵丸を万全の寄りで破り10勝目を挙げた。小錦と平幕の浪ノ花が敗れたため、2敗の曙、大翔山を追う3敗は貴花田一人になった。十両は10勝3敗の蒼樹山が単独首位。《共同通信》

    【郵政省】読売テレビを厳重注意

    読売テレビ放送(本社大阪市)が、偽看護婦を出演させたやらせ番組を放映した問題で郵政省は22日、同社の青山行雄社長を呼び、行政指導としては最も重い郵政大臣名文書での厳重注意処分にした。《共同通信》

    【郵政省・斉藤斗志二政務次官】小泉純一郎郵政相を批判

    郵政省の斉藤斗志二政務次官は22日、地方の郵政局長や本省局長など約50人を集めた同省の幹部会議の席で、郵便貯金民営化などを主張する小泉郵政相の姿勢を「人の道に外れる行為で、現場の職員を混乱させるだけ」などと厳しい口調で公然と批判した。

    同省では昨年12月の小泉郵政相就任直後、当時の笹川政務次官が「大臣の方針には従えない」として辞任したばかり。斉藤次官は「大臣の言っていることが、郵政省の考えと思われては困る」として、今後も折に触れて郵政相に反論していく意向を示しており、省内の動揺はまだ続きそうだ。

    斉藤次官はこれまで、郵政相の発言に対し公にはコメントを控えてきたが「一向に大臣のトーンが落ちない」として、郵政省幹部がほぼ全員集まる会議を機に、政務次官としての考えを職員に示すことにしたという。

    会議のあいさつの中で斉藤政務次官は「郵貯は現在健全に機能しており、郵政相の主張するような民営化論は理にかなっていない」などと反論した。30万人の郵政職員を混乱させたトップとしての責任も指摘し「逓信相(現、郵政相)を務めた(小泉氏の)祖父の努力も踏みにじった」などと批判した。政務次官が大臣批判をしている時には、小泉郵政相は国会出席のため会議を抜けていたが「大臣には国会内であいさつの模様を直接伝えた」(斉藤次官)という。《共同通信》

    【デビ夫人】禁固60日の実刑判決

    米コロラド州のリオブランコ郡裁判所は22日、パーティーで客をシャンパングラスで吸ってけがをさせ、暴行罪などで起訴されていた故スカルノ・インドネシア大統領のデビ夫人(52)に対し、禁固60日の日と罰金700ドルの判決を言い渡した。デビさんは25日収監される。

    デビさんは昨年1月、同州アスペンの高級スキーロッジで開かれたパーティーで、オスメニア元フィリピン大統領の孫娘ピクトリアさん(44)の顔を殴打し37針縫うけがをさせ、暴行と公共道徳違反の罪で起訴された。

    デビ夫人の弁護士は、夫人が予審で罪を認めたなどとして、保護観察処分とするよう求めたが、裁判官はこれを退け、暴行罪について実刑判決を言い渡した。《共同通信》

    【安部公房さん】死去

    「砂の女」、「壁」などの小説をはじめ、前衛的な作風で国際的にも高い評価を受けた作家安部公房氏が22日午前7時1分、急性心不全のため、東京都多摩市の日本医大多摩永山病院で死去した。68歳。東京都出身。20日昼すぎ、自宅で脳内出血で倒れ、救急車で同病院に運ばれ入院していた。昨年12月26日、神奈川県・元箱根の別荘で倒れたが、同県伊勢原の病院に入院後自宅に戻り、療養していた。

    安部氏は、時代の先端を行く前衛性と国際的評価の高さで知られ、度々ノーベル文学賞候補に挙がった。昭和26年に「壁—S・カルマ氏の犯罪」で第25回芥川賞受賞。日本的叙情とは無関係に世界に通じてきた珍しい作家で、早くから作品は海外に翻訳、紹介された。

    少年時代は旧満州(中国東北部)で育ち、東大医学部卒業後、小説の道へ。シュールレアリスムに関心を持ち、思想的にはマルクス主義に接近して先進的な作品を次々と発表した。

    その後も「飢餓同盟」「砂の女」「他人の顔」「燃えつきた地図」「箱男」などの作品群を通じ、現代の都市文明の中での人間疎外の状況を一貫して追求してきた。「砂の女」(昭和37年)はフランスの最優秀外国文学賞を受けたほか、勅使河原宏監督で映画化された。

    演劇活動にも力を入れた時期があり、戯曲「幽霊はここにいる」「友達」「棒になった男」などの戯曲を発表する一方、「安部公房スタジオ」を主宰。演劇界に新風を吹き込んだ。

    59年には、核時代の現代人にとって「生き延びる」ことの意味を追求した「方舟さくら丸」がベストセラーに。単行本では昨年秋の「カンガルー・ノート」、雑誌発表では「新潮」今年2月号の「さまざまな父」が最後になった。《共同通信》

  • 1993 平成5年1月21日(木) 社会党・小林正参院議員、離党届提出

    平成1475日目

    1993/01/21

    この日のできごと(何の日)

    【社会党・小林正参院議員】離党届提出

    社会党離党の意向を示していた小林正参院議員(59)は21日、同党神奈川県本部(加藤万吉委員長)に正式に離党届を提出した。小林氏は同日午後、国会内で記者会見し、党改革の遅れや昨年5月の議員総辞職戦術に対する党幹部の責任の取り方、先の委員長選出劇の不透明さなどへの不満、不信が離党の理由であると表明。発足したばかりの山花体制の出ばなをくじく形となった。

    小林氏は同日午前、地元の同党神奈川県本部に離党届を提出、「一時預かり」となっていることについて、「(離党の意思を)覆すことはない」として今後は民主改革連合(旧連合参議」長)に所定したい意向を明らかにした。

    小林氏は会見の中で、1989年の初当選以来党改革などに努力してきたが、田辺前執行部が「政権を担う党」としての基本政策の見直しを先送りしたと指摘。特に国連平和維持活動(PKO)協力法の審議に際し、現実的な対案を示さず議員総辞職という強硬戦術をとったことを「だれも責任を取っていない」と批判した。

    小林氏の離党は改革路線を掲げる山花新執行部の出ばなをくじいた格好で、社会党にとっては、三井マリ子東京都議の離党に続くダブルパンチ。苦戦必至の都議選、総選挙を控え、水面下では若手議員の一部が日本新党などへのくら替えを模索する動きもあることから、「政党はもっといろいろな動きを統合するリーダーシップを発揮することが必要だ」(川橋広報局長)と早くも山花氏の指導力が問われている。《共同通信》


    【THE 虎舞竜】シングル「ロード」発売

    【山根康広さん】シングル「Get Along Together」発売

    【大相撲初場所】12日目

    大相撲初場所12日目(21日・両国国技館)前日単独トップに立った平幕の大翔山が2敗目を喫し、2敗を守った大関曙と首位に並び、これを大関小錦、関脇貴花田、平幕の浪ノ花の三人が1差で追う展開となった。大翔山は若花田の押しに完敗。曙は関脇武蔵丸を右上手投げで破った。貴花田目は小錦に右上手投げで逆転勝ちした。十両は蒼樹山と朝乃涛が9勝3敗でトップ。《共同通信》

    【宮沢りえさん】米・クリントン大統領と対面

    日本テレビの特別番組のリポーターとしてワシントン入り、米大統領就任式を取材していた女優の宮沢りえさんが21日、ホワイトハウスでクリントン大統領と握手し、念願の対面を果たした。りえさんはクリントン氏が大統領就任後、初めて会った日本人とみられる。《共同通信》

    【宮澤喜一首相】クリントン大統領就任演説「意欲に満ちた演説」

    宮澤首相は21日午前、クリントン米大統領の就任演説について記者団の質問に答え「中心になる考えは『アメリカの再生』であり、冷戦後の世界におけるアメリカのリーダーシップや内政について述べられた。われわれの言う変革とも似ている発想かと思うが、決意を明確に述べ、アメリカ国民の参加と『厳しいことがあるかもしれぬ』と犠牲も求められ、意欲に満ちた演説とうかがった」と感想を述べた。《共同通信》

    【後藤田正晴法相】改憲論を批判

    後藤田法相は21日、都内のホテルで講演し、与野党から提起されている憲法改正論議について「まだ、政治課題として取り上げるのは時期が早過ぎるのではないか」などと慎重論を述べ、真っ向から批判した。

    法相は「(日本が)国際貢献、国際的責任を果たすという道はいくらでもある。それがため日本の過去四十数年間、今日まで過去の戦いの反省の上に立ち、新しい国家理念で今の日本というものを築いてきた。大変な成果だったと思う」と憲法理念を評価した。その上で「憲法改正が前提となっての憲法論議というのはまだ早いのではないか」と、憲法協議機関設置に反対の意向を表明した。《共同通信》

    【政界談話室】二世議員で若返り?

    ○…宮澤首相は21日、戦後生まれ初のクリントン米大統領誕生の話の中で「自民党はうまく二世議員が出てきて現実的に若返っている。野党はそれがうまくできない」と若返りでは自民党の方が上と言わんばかり。クリントン新大統領と同じ戦後世代の閣僚は中村建設相と船田経企庁長官の2人で、ともに二世議員。自らも二世議員の首相は「二世議員はあれで若返っているようだ」と、とかく批判される二世を擁護。しかし73歳の首相にとって若返りの話は楽しくないのか「みんなでいい人を選べば…」と最後はお茶を濁すばかり。

    ○…自民党羽田派幹部の小沢元幹事長は、珍しく朝のラッシュ時の通勤電車に乗り込んだ。地下鉄新玉川線の駒沢大学駅から半蔵門線の永田町駅までの所要時間14分。ずっと立ったままで「結構込むなあ」と通勤事情の悪さを実感。「大衆の視点を取り入れようということか」との同乗記者の質問に「いや、おれは子供とは乗ることもあるんだ」と強調したものの、政治手法などから大衆性に欠けるとの評価が一般的だけに「だからおれじゃなく(大衆受けのする)羽田さんを代表にしているんじゃないか」と“告白”。《共同通信》

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