カテゴリー: 平成5(1993)年

  • 1993 平成5年2月4日(木) 橿原神宮・重要文化財「神楽殿」全焼

    平成1489日目

    1993/02/04

    この日のできごと(何の日)

    【奈良・橿原神宮】重要文化財「神楽殿」全焼

    4日午後1時55分ごろ、奈良県橿原市久米町、橿原神宮境内にある神楽殿(重要文化財)から出火、木造平屋建て約260平方メートルを全焼、約1時間半後に消えた。本殿(重要文化財)などへの類焼はなく、けが人もなかった。

    橿原署の調べでは、同日昼ごろまで同神宮の職員が神楽殿のそばの焼却炉で木の枝などを焼いており、同署はこの火の粉が燃え移った可能性もあるとみて関係者から事情を聴いている。

    消失した神楽殿は安政2年(1855年)京都御所内に建てられ、橿原神宮が明治23年(1890年)に建てられた際、移築した。宮殿建築様式を残すひわだぶき、入り母屋造りの貴重な建物で、国の重要文化財。同神宮境内の南西にあり、現在は結婚式や各種の祈とう、祈願などに使われている。《共同通信》


    【NHK】やらせで「訂正とおわび」

    NHKスペシャル「奥ヒマラヤ 禁断の王国・ムスタン」のやらせ問題で、NHKは4日午後6時57分から3分間、異例の「訂正とおわび」を放送した。冒頭、明石勇アナウンサーが、番組の中に「事実と異なる点や行き過ぎた表現」があったことがNHKの調査で明らかになった、と説明。その後、「取材スタッフが高山病にかかったシーンは演技だった」「国境を守る警備兵は警察官だった」など、五点にわたり静止画と字幕を使い訂正をした。

    NHKによると、この「訂正とおわび」は放送法第4条に基づくもので、同条項は放送に真実でない事項を発見した時は、放送事業者は訂正または取り消しの放送をすることを定めている。 また同局のムスタン取材緊急調査委員会(座長・中村好郎副会長)は同日、取材の実態を調査するため5日からネパールに職員2人を派遣することを決めた。《共同通信》

    郵政省の森本事務次官は4日の会見で、NHKのやらせ放送問題に関し、川口幹夫NHK会長に対して、事実関係の徹底解明を指示したことを明らかにした。またNHKへの処分について、森本次官は「事実関係の究明の推移を見守りたい」と述べ、NHK内の事実把握ができた時点で、行政としての処分を検討する考えを示した。《共同通信》

    【大相撲】「新」二子山部屋スタート

    「さあ頑張ろう、前進あるのみという気持ちです」。大相撲の藤島部屋と二子山部屋が合併してできた新二子山部屋(東京都中野区)の玄関の看板が立春の4日、掛け替えられ、師匠の二子山親方(元大関貴ノ花)は緊張ぎみに抱負を述べた。

    縦189センチ、横48.5センチの板は大分、宮崎県境の祖母山に生育していた樹齢千年のけやきの大木から加工したもの。福岡県川崎町の書家、大塚抱節さんの躍動感あふれる書体で「二子山部屋」と記されている。《共同通信》

    【日銀】公定歩合0.75%引き下げ

    日銀は4日朝、臨時政策委員会(議長、三重野康日銀総裁)を開き、公定歩合(現行年3.25%)を0.75%引き下げ年2.5%とすることを決め、即日実施した。昨年7月以来、約半年ぶりの利下げで、今回の金融緩和局面では6回目。

    公定歩合は1987年2月から約2年3カ月間続いた史上最低金利時代と同じ水準となった。日銀は今回の利下げにより企業収益を下支えする一方、冷え切っている設備投資や消費者マインドを刺激して景気の先行き不透明感の払しょくを目指している。《共同通信》

    【連合・山岸章会長】社会党一回生議員の会であいさつ

    連合の山岸会長は4日午後、議員会館で開かれた社会党衆院一回生議員の政策集団「リーダーシップ21」全体会議であいさつし、党改革を断行するためには①党の発展的解消②基本政策を白紙に戻す—との覚悟を持つべきだなどと注文を付けた。

    山岸氏は「党内改革派が大同団結して政策集団を形成するバックアップ態勢」」の必要性を強調し、こうした改革派集団に結集する議員、候補に労組としても「当選させるため人、モノ、カネの三拍子そろったテコ入れをする」と支援を約束した。

    ただ派閥横断的政策集団には難色を示し「改革目標を明確にし、それに賛同する個人の結集」を促した。

    党改革の方向について山岸氏は、安保・自衛隊など基本政策の見直しを盛り込む社会党の「93年宣言」について「できるだけ早く、可能なら4月中に打ち出してもらいたい」と述べた。山花執行部は東京都議選前の6月に93年宣言の骨格を示す予定だが、山岸氏の発言は連合が5月に開く基本政策見直しのための三役会議に先駆けて、同党が現実路線への転換をアピールするよう求めたものだ。

    赤松書記長がコメ自由化問題で“失言”したことに関連して山岸氏は「山花執行部は(免許取りたての)若葉マークと一緒。執行部と周辺も温かくして支えることが大事だ」と述べた。《共同通信》

    【宮澤喜一首相】国連への貢献は憲法の枠内で

    宮澤首相は4日の衆院予算委員会総括質疑で富塚三夫氏(社会)の質問に対し「国連への貢献は積極的にやっていかなければならないが、自衛のため以外の武力行使はすべきでないと考える」と述べ、現行憲法の枠内で国際貢献を進めていく考えを重ねて強調。ガリ国連事務総長が提唱した軍事色の強い「平和執行部隊」創設案に慎重に対応するとの姿勢を示した。

    渡辺外相もガリ提案について「政府として興味を示している」としながらも「さらに一層の重武装をして正義の実現に尽くせないかという提案は、今すぐついていけるものではない」と述べた。《共同通信》

    【政界談話室】

    ○…宮澤首相は「立春」の4日昼、衆院予算委審議の合間に福岡県・太宰府天満宮の若い巫女さんから、紅白梅の鉢植えをプレゼントされ「もう一年もたったんですな」と感慨深げに二回も繰り返した。一年前は竹下派支配の中で「力を貸してください」と金丸信氏に自民党副総裁就任を要請するなど、政権保持に躍起。それがこの一年の勢力地図の様変わりで、首相にとってはまさに「わが世の春」。「昨日は豆をまきました」と珍しく自分から私生活の話題を持ち出してみせたあたり、当分は「鬼は外」の心境?

    ○…社会党の赤松書記長はこの日の中執委で「ささやかながら、書記局の要望にこたえたい」として勤続20年以上の党書記の表彰制度を提案した。長年、党活動を支えた労苦に報いるため「熱海あたりまで」の旅行費に相当する慰労金も支給する内容で、満場一致で了承された。赤松氏が書記長就任前から温めていた制度だが、就任後は「やる気のない書記はどんどん辞めてもらう」と公言、前日には言葉足らずの「コメ開放発言」で針のむしろに座らされた直後だけに「低姿勢の表れ」と勘ぐる向きも。《共同通信》

  • 1993 平成5年2月3日(水) NHK、特番で「やらせ」

    平成1488日目

    1993/02/03

    この日のできごと(何の日)

    【NHK】特番で「やらせ」

    昨年秋に放送されたNHKスペシャルのドキュメンタリー番組「奥ヒマラヤ 禁断の王国・ムスタン」の内容に、やらせや虚偽の表現があったことが3日判明した。

    さらに同番組のスタッフが、ネパール国内で保護のため移動が禁止されているオオカミの子供3匹を取材期間中に連れ回してネパール当局の事情聴取を受け、うち1匹をワシントン条約の例外規定により日本に持ち込んだことが分かった。オオカミは大阪市立天王寺動物園に寄贈され、一般ニュースとして放映されたが、番組宣伝のために持ち込んだ疑いも出ている。

    同日午後、記者会見で川口幹夫NHK会長は「視聴者の信頼を裏切る形となり、心からおわびしたい」と陳謝、川口会長と中村和夫放送総局長の減給処分を明らかにした。

    この番組は、ネパール国内にあるムスタン王国に世界で初めてテレビカメラが入ったもので、チベット族の文化や宗教を紹介するのが狙い。昨年9月30日と10月1日の二夜連続で放送した。

    NHKの調査によると、やらせがあったのは第1回放送の前半部分。石や砂をけ落として、自然現象に見せたり、橋があるのにわざわざ川に入って渡るなどの過剰な演出があったほか、高山病にかかり、いったんは回復したスタッフに酸素ボンベを吸入させ、初めて高山病にかかったように偽って収録した。

    虚偽の表現としているのは、いずれも画面を説明するナレーションの部分で、取材中に雨が降ったにもかかわらず「雨は3ヶ月間、一滴も降っていない」と表現。干ばつで死んだ馬の所有者を偽ったり、警察官を「国境警備隊」として放送した、という。《共同通信》


    【宮澤喜一首相】PKO部隊「撤収しない」

    衆院予算委員会は3日、佐川急便事件の証人喚問に向けた一応の合意を受けて3日目の総括質疑をし、社会党の堀昌雄氏ら4氏がカンボジア情勢と国際貢献などを中心に政府の見解をただした。

    宮澤首相はカンボジアのプノンペン政権がポル・ポト派に対し大規模な攻撃をしたことに関連して「両派ともパリ協定を否定するつもりはなく、和平の枠組みは壊れていない」と述べ、日本が国連平和維持活動(PKO)に参加する際の5原則のひとつである「停戦の合意」は崩れていないとの見方を示し、渡辺外相も自衛隊の撤退は考える状況ではないとの判断を強調した。《共同通信》

    【公明党・矢野絢也前委員長】政界引退を表明

    公明党の矢野絢也前委員長(60)と矢追秀彦(59)、渡部一郎(61)両副委員長は3日午後、国会内で記者会見し、今期限りで引退し次期衆院選には出馬しないことを正式に表明した。

    矢野、渡部両氏は同党が衆院に初進出した1967年1月の総選挙に初当選以来、連続9回当選、矢追氏も1965年7月の参院選初当選以来、衆参議員を3期ずつ務めた最古参組。

    矢野氏らは党規約上の定年前に引退する理由について「世代交代の時機を迎えた」(矢野氏)「今こそ若い野性にあふれたエネルギーが必要」(渡部氏)「政治の活性化につながる」(矢追氏)とそれぞれ世代交代の意義を強調した。書記長、委員長時代に野党連合政権構想などの推進役として「政界再編の仕掛け人」ともいわれた矢野氏は、まだ政界再編が実現されないことについて、過去を振り返りながら「(当時は)正直なところ再編をするには時機が早かったのと、私にも力がなかった。しかし今はそういう機運が出ており、願わくば正しい進路で仕上げてほしい」と自らは果たせなかった政界再編への夢を後進に託した。《共同通信》

    【自民党・三塚政調会長】竹下氏喚問必要ない

    自民党の三塚政調会長は3日午後、都内で講演し、野党側が皇民党事件に絡んで要求している竹下元首相の証人喚問について「竹下氏は(暴力団とは)全く関知していないということだし、野党にも覆すだけの証拠もない。首相までやった政治家が明言しているのだから、これはこれで終わりだ」と述べ、再喚問には応じる必要はない、との考え示した。

    また、衆院解散・総選挙について「秋以降にあると思う」との見通しを示した。その上で、自民党が今国会への提出を予定している。政治改革関連四法案に関して「(野党とは)選挙制度で正面から対立するが、接点を求めて努力をする。通らない場合は、これで戦っていくことになる」と述べ、法案が成立しなかった場合は総選挙で選挙制度改革問題を大きな争点としていく考えを示した。《共同通信》

    【社会党】コメ開放阻止を確認

    社会党は3日午後、コメ関税化容認と受け取れる赤松書記長の発言をめぐり、総務会や衆参両院議員総会などを開き、党内や農民団体などに与えた動揺の鎮静化に努めた。

    山花委員長は両院総会で「コメ市場開放にはあくまで反対であり、今後も開放阻止の国民的運動の先頭に立つ決意だ」との統一見解を示し理解を求めた。赤松氏も「関税化容認との報道は真意ではない」と釈明、陳謝した。

    しかし農村部が選挙区の議員からは「重大な発言であり、執行部はけじめをつけよ」と赤松氏の辞任を迫る意見も出るなど、新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)問題を控えてコメ問題に過敏な党内世論を見せつけた。

    山花氏は両院議員総会で、コメ関税化阻止は同党が通常国会で佐川、政治改革、景気と並んで最も重視しているテーマだと強調。「全国的に大きな影響を与えたので、改めて全党の気持ちを一つにして戦っていきたい」と述べ、国会決議に基づく輸入自由化阻止の運動を強化していく考えを説明した。

    これに対し党内から「阻止運動のさ中に後ろから弾が飛んできたようなものだ」「書記長は発言を慎重にすべきだ」などと反発する意見が続出。書記長発言を契機に自由な党内論議を進めるべきだとの見直し論は全くなかった。

    山花氏はこの後の記者会見で、赤松氏の責任問題について「本人も反省している。運動の先頭に立ってくれることを期待したい」と述べ、辞任は求めない考えを示した。《共同通信》

    【政界談話室】

    ○…自民党の小沢元幹事長は3日、「小沢調査会」の答申提出のため、国会内に宮澤首相を訪ねた。一昨年の総裁選での「面接試験」以来、こじれている二人だが、首相は満面笑みを浮かべながら「ごぶさたしてましたなあ」と歓迎した。小沢氏も「忙しいところすいませんでした」と応じ、首相は「長い間ご苦労さまでした。各界に影響を与える労作で」と「ご苦労さま」を連発し、表面上は友好的な雰囲気ではあった。しかし、会談はわずか3分。護憲色を鮮明にしている首相にとって、もともと肌が合わない答申で、会談時間の短かさが冷め切った両氏の関係を象徴していた。

    ○…節分のこの日、自民党の梶山幹事長は、国会内の幹事長室と自民党記者クラブで豆まき。副幹事長、党職員らを横に、窓を開け放ち「福は内、鬼は外」。勢いよく豆をまく梶山氏は「今年の鬼は不況と政治不信だ」と言う一方で、記者団に向かっては「記者は鬼ばかりじゃないか」と冗談交じりに「口撃」。日ごろ、その豪腕ぶりに戦々恐々としている副幹事長らからは「幹事長室の鬼は梶山幹事長だ」とのひそひそ声も出ていたが、当の本人は聞こえていないのか、意に介さず?《共同通信》

    【サッカー・マラドーナ選手】アルゼンチン代表に復帰

    ブエノスアイレスからの報道によると、アルゼンチン・サッカー協会は3日、今月に予定されているブラジル、デンマークとの親善試合に出場する代表チームに、コカイン使用による5カ月の出場停止処分が昨年解けたディエゴ・マラドーナ(32)を復帰させると発表した。《共同通信》

  • 1993 平成5年2月2日(火) 自民党・小沢一郎元幹事長、改革なければ新党も

    平成1487日目

    1993/02/02

    この日のできごと(何の日)

    【自民党・小沢一郎元幹事長】改革なければ新党も

    自民党羽田派幹部の小沢元幹事長は、2日付の米紙ワシントン・ポストに掲載された会見記事の中で、宮澤首相が夏までに「真の政治改革」の立法化に失敗すれば、党内の反乱を招き、自民党による国会での過半数を維持できなくなると警告した。

    小沢氏は「もしわれわれが自民党を離党すれば、宮澤政権は生き残れないだろう」と述べ、宮澤首相の今国会での政治改革への取り組み方によっては羽田派を中心に新党結成もあり得るとの考えを示唆した。

    小沢氏は「われわれは今国会を非常に注目していく。宮澤首相が政治改革を本当に実現させるのか見守りたい。その上でわれわれ一の行動を決める」と述べた。

    同紙は「(宮澤首相が)われわれの意思がいかに真剣なものか十分承知しているとは思えない」と小沢氏が述べたと伝え、こうした小沢発言が自民党内派閥抗争における一斉攻撃の一つになり得ると評した。《共同通信》


    【富士通】低価格パソコン発売

    富士通は2日、従来の同等性能の同社製品に比べて平均で50%近く価格を引き下げたデスクトップ(卓上)型パソコン6機種12製品を発売したと発表した。

    最低価格は16万8000円。中央演算処理装置(CPU)に米インテル社製「386SX」(20メガヘルツ)を採用した製品で、別売りのキーボード(入力装置)を含めた価格は19万8000円と国産パソコンでは初めて20万円を切った。

    昨年秋からの米国系メーカーの低価格攻勢に加え、1月には国内パソコン最大手のNEC(日本電気)も従来製品の約半額の低価格機種を発売したことから、国内2位の富士通も追随することにした。

    新製品のうち高性能機種で、最も価格が安いのは「486SX」(20メガヘルツ)を組み込んだ18万8000円の製品。

    キーボードもそろえると、21万8000円とNECの低価格機の価格と同一となり、低価格化で先行したNECを強く意識した価格設定となっている。富士通の新製品発売により国内メーカーでは東芝を除く大手三社が低価格機発売に踏み切ったことになる。

    今回の新製品は富士通独自の仕様だが、同社は早ければ今秋にも米IBM製のパソコンと共通のソフトが使える低価格のIBM互換機を初めて発売する方針だ。《共同通信》

    【カンボジア政権軍】ポト派攻撃は地域奪回が狙い

    プノンペン政権のキュー・カナリット首相府顧問とバン・タイ軍事顧問は2日記者会見し、国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)が1日発表した同政権軍によるポル・ポト派に対する大規模攻撃を確認した。農民の保護や、ポト派が違法に占拠した地域の奪回などあくまでも自衛の措置であることを強調、「ポト派の攻撃がなくなればわれわれの反撃も終わる」と述べた。

    タイ顧問らは、今回の問題についてUNTAC側と協議する方針を示し、もし条件が整えば戦闘地域から政権軍を撤退させ、代わりにUNTAC部隊に常駐してもらう考えがあることを明らかにした。《共同通信》

    【政界談話室】

    ○…宮澤首相は2日、衆院予算委員会の審議が2日連続で空転したため、官邸で待機状態。1月の新車登録台数が7ヶ月連続で前年実績を割り込んだことに記者団が触れると「そうだなあ。12%減となっているなあ」と底なしの不況にため息。「1月というのはいつも悪いんだがな」とぶつぶつ言った後「下げ止まっていないという感じだ。下げ止まっていない」と繰り返した。春先からは景気回復すると期待を込めた威勢のよう国会答弁とは裏腹に冬景気を実感している様子。

    ○…民社党の神田国対委員長はこの日の記者会見で、衆院予算委員会の審議を再開させる必要性を力説した。村山社会党国対委員長に「社会党が勝手に審議を止めているということでしょう」とずばり指摘した話を紹介。「社会党も審議に応じざるを得ない雰囲気だと思うが、党内の意見が合わないということだ」と他党の“お家の事情”をちくり。前日の社公民国対委員長会談で93年度予算案の共同修正案をつくることで合意したばかりだけに「せっかく三党でやろうというのに、それも変になるよと村山さんに伝えた」と“脅し役”に徹していた。《共同通信》

  • 1993 平成5年2月1日(月) カンボジア、戦闘激化

    平成1486日目

    1993/02/01

    この日のできごと(何の日)

    【カンボジア】戦闘激化

    国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)の報道官が1日明らかにしたところによると、プノンペン政権軍は先月29日からシュリムアップ、コンポントム、バタンバタン州など5州の8地域でポル・ポト派に対する大規模な攻撃を開始した。特にバタンバタン州ではポト派の最大拠点パイリンの20キロ以内まで政権軍が軍を進め、さらに攻撃を続けており緊張が高まっている。

    一連の攻撃はUNTACが昨年3月にカンボジアに展開して以来最大規模のもので、UNTAC軍事部門のサンダーソン司令官は1日午後、UNTACと4派で構成する混成軍作業部会を開き、プノンペン政権軍に停戦違反の事実がないか事情を聴くとともに、今後の対策を話し合った。

    報道官によると、政権軍はポト派に対してロケット弾や迫撃砲などで激しい攻撃を加え、また村民や帰還したばかりの難民を戦闘に駆り出しているという。これに対して、ポト派も応戦しているが、政権軍の動員規模や死傷者など詳しいことは分かっていない。《共同通信》


    【プロ野球・巨人】ルーキー松井秀喜選手が快音

    プロ野球は1日、待望のキャンプインを迎えた。長嶋監督の復帰で注目の集まる宮崎の巨人では、話題のルーキー松井(星陵高)が早くも快音を響かせた。

    長嶋監督に強烈な印象を与えるのには十分な松井の初の打撃練習だった。右に左に4本のフェンス越え。素直に打ち返すうちに徐々にパワフルな打球が増えていった。怪物と言われた高校時代の実力の片りんを緊張のキャンプ初日に見せつけた。《共同通信》

    【衆院予算委員会】小沢氏招致の可能性高まる

    衆院予算委員会は1日、理事会を開き、野党側が強く求めている東京佐川急便事件をめくる証人喚問の扱いを協議した結果、今月15日からの第三週に三日間の日程で喚問を実施することで合意した。自民党は政治家以外の喚問は極力回避すべきだとの基本的姿勢のため、この合意により野党が要求する6人の喚間のうち、小沢元幹事長をはじめとする政治家の国会招致の可能性が強まった。

    しかし、この日の折衝は、社会党が小沢氏、竹下元首相ら6人全員の喚問実現を確約するよう迫ったため物別れに終わり、2日午前の理事会に決着を持ち越した。《共同通信》

    【政界談話室】

    ○…宮澤首相は1日、宮澤派長老の伊東正義元外相が政界引退を表明したことについて記者団に問われ「本当に残念。早く病気が良くなればいいが」と言葉少な。伊東氏は海部内閣の下で自民党政治改革本部長を務め、政治改革の鬼といわれた人。「本当に熱心でした」といまだにのしかかる政治改革の重みをかみしめるかのよう。伊東氏がポスト竹下の後継首相就任要請を断ったことに話題が及ぶと「そうなんだ。大変なものですね」と言いながらも今秋に自民党総裁任期切れを迎え、再選を狙う首相の思いはまた別。

    ○…社会党の村山国対委員長はこの日、減税問題について公明、民社両党との国対委員長会談に臨んだが、開口一番「党内整備ができていないから、なかなか進まない。思い思いに勝手なことを言いよるし」。赤字公債容認論をぶち上げた赤松書記長に頭が痛い様子で「うちも自民党の連鎖反応を起こしている」とぼやくことしきり。それでも収まらず党改革問題にも矛先を向け「何を改革するのかさっぱり分からない」と不満をぶちまけた。もっとも神崎公明党国対委員長から「あなたは守旧派か改革派か」と問われると「私はどっちにも入っていない」としどろもどろ。《共同通信》

  • 1993 平成5年1月31日(日) 大阪国際女子マラソン

    平成1485日目

    1993/01/31

    この日のできごと(何の日)

    【大阪国際女子マラソン】浅利純子選手が初優勝

    大阪国際女子マラソンは31日、大阪市長居陸上競技場を発着点とする42.195キロのコースに315選手が参加して行われ、浅利純子(ダイハツ)が小鴨由水(ダイハツ)山本佳子(ダイエー)に並ぶ2時間26分26秒の日本最高タイ記録でマラソン初優勝。安部友恵(旭化成)がマラソン初挑戦ながら1秒遅れの2位に食い込んだ。

    レースは32キロ付近から浅利と安部の一騎打ちとなり、ゴール直前に安部がコースを間違えるすきに浅利が逃げ切った。《共同通信》


    【全豪テニス】

    テニスの全豪オープン最終日は31日、メルボルンのナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス決勝は第1シードのジーム・クーリア(米国)が第2シードのステファン・エドベリ(スウェーデン)を6-2、6-1、2-6、7-5で破って二連覇を果たし、賞金41万豪州ドル(約3560万円)を獲得した。

    昨年に続く二人の決勝対決。クーリアは第1、第2セットとも特にサーブとサービスリターンが好調で、エドベリのサーブアンドボーレーを封じてミスも誘い、簡単に連取した。第3セットはリズムを崩して失ったが、第4セットは立ち直って5-5からの第11ゲームブレーク、粘るエドベリーを振り切った。

    女子ダブルス決勝は第1シードのジジ・フェルナンデス(米国)ナタリア・ズベレワ(ベラルーシ)組がパム・シュライバー(米国)エリザベス・スマイリー(豪州)組を6-4、6-3で破り、初優勝した。これで、昨年の全仏オープンから四大大会の女子ダブルス4連勝。《共同通信》

    【巨人・松井秀喜選手】宮崎入り

    長嶋監督をはじめとする巨人の一軍選手らが宮崎入りした31日、注目のルーキー松井秀喜選手(星稜高)は今春入団選手の中ではただ一人、一軍からのスタートを切るべく、選手らとともに宮崎の地に第一歩を記した。これまで自主トレで万全の態勢を整えてきたとはいえ、本番はこれから。厳しい練習を思いやってか、さすがの“怪物くん”も「やはり自主トレとは雰囲気が違いますね」といささか緊張ぎみ。期待と不安をにじませながら、いよいよプロ選手として本格的な始動である。

    宮崎空港では、報道陣やファンらのもみくちゃの歓迎から始まった。スーツ姿の松井選手は自主トレで一段と締まった感じで、その顔と体には、早くもプ口の風格さえ。髪もきちんと刈り込み、キャンプインへの意欲がうかがえた。恒例の宮崎神宮詣では「一カ月けがなく過ごせますように」と願って手を合わせたそうで、青島神社の絵馬には「挑戦」の二文字を力強く書き込んだ。宿舎ではいきなり選手会長の篠塚選手と相部屋になるなど、長嶋監督の「英才教育」も開始されたようだ。

    「もうやるだけです。先輩への気配りを忘れないこと、ご飯をいっぱい食べることを心掛けます」。松井選手は一年生らしい初々しい抱負を口にしながら、意欲をみなぎらせた。《共同通信》

    【4野党党首】佐川究明へ特別委を

    山花社会、石田公明、不破共産、大内民社の4野党委員長が31日午前、民放のテレビ番組に出演し、佐川急便事件は特別委員会を設置して証人喚問など徹底究明に当たるべきだ、との見解で一致した。

    佐川急便事件の特別委設置について自民党は「佐川問題をいつまでも引きずることになる」と消極姿勢を崩していない。しかし4野党が設置要求で足並みをそろえたことから、竹下元首相の証人喚問の扱いとともに特別委設置問題も与野党攻防の焦点となりそうだ。

    テレビ番組の席上、山花、大内両氏は当面、衆院予算委員会で証人喚問の保証を取り付けた後、本格的な解明作業は特別委で行うべきだとの立場を強調。「政治倫理常任委員会」の常設を提案している石田氏も、今回は特別委方式に同調する考えを示した。《共同通信》

    【橋本龍太郎元蔵相】羽田派を批判

    橋本元蔵相は31日、小渕派の前代議士の後援会集会出席のため訪れた青森県弘前市内で講演し「旧竹下派支配の中核にいた方々が“改革派だ”といっても私は舌がもつれるような気がする」と述べ、羽田派を批判した。

    橋本氏は、羽田派幹部の小沢一郎元自民党幹事長が現行憲法下でも国連軍へ自衛隊を派遣することが可能と主張していることについて「野党の皆さんが日本新党やシリウスであれ、憲法問題の議論をあいまいにして(羽田派と)新しい政策集団をつくれるのか」と指摘。「もし問題を横に置いて足し算だけ先行することで(一つのグループをつくるとすれば)本当に情けない」と述べた。《共同通信》

    【イラン・ラフサンジャニ大統領】対米政策で強硬姿勢

    イランのラフサンジャニ大統領は31日、テヘランで外国人記者団と2年ぶりに会見し、対米政策見直しの可能性に言及しつつも、関係改善には米側の大幅譲歩が必要と強硬姿勢を示した。大統領は直接言及はしなかったものの、クリントン米新政権をにらんだ発言であることは明らかで、現在対イラン締め付けを強めている米国の反応が注目される。

    大統領はイスラム革命以来断交状態が続いている米国との関係について「もし、米国が(イランに対する)敵対行為を続ける政策を修正すれば、断交を続ける理由はない」と語った。

    しかし現状では、米国内のイラン資産の凍結や親イスラエル政策の継続、イランを地域の脅威とみなすなど米国の「敵対行為」はなお続いていると指摘した。

    ペルシャ湾岸をはじめとする近隣諸国との関係について、大統領は「われわれは親しく、協力する関係を目指している」としながら、も「大国が(湾岸)地域に存在することは不安定化につながる」として、米軍などの湾岸地域展開を批判。イランも含めた当事国が地域の安全保障を築く必要があると語った。《共同通信》

    【IAEA核査察団】イラクを出発

    イラクで活動していた国際原子力機関(IAEA)の核査察団(ジフェレロ団長)は31日、査察活動を終え、イラクを出発した。イラク入国時と同様、同国南部の飛行禁止空域を通り、バーレーンに向かった。

    査察団は、イラクの核開発に協力したすべての外国企業リストの入手などを中心にイラク側と折衝を続けた。ジフェレロ団長は出発に先立ち、企業リストについて「まだ解決していない。技術協力は正規の輸出入手続きを経ているとイラク側は詳細を明らかにしようとしないが、われわれは、この説明を受け入れるわけにはいかない」と語った。《共同通信》

    【米上院・ドール共和党院内総務】同性愛問題で修正事項

    米上院のドール共和党院内総務は1月31日、米NBCテレビの番組で、共和党が同性愛者の軍務禁止を規定する修正条項を提案すると表明、クリントン大統領が発表した禁止解除の方針に反対する姿勢を打ち出した。

    クリントン大統領は1月29日、禁止解除を半年間延期する一方、この間兵士志願者に同性愛者か否かを問わないことで、議会民主党や軍部と最終合意に達したと発表。この問題にケリをつけ今後重要課題である経済再建策に全力を挙げると宣言した。しかし再び同性愛問題での対立に精力を取られそうな雲行きになってきた。

    ドール院内総務は「(同性愛者の軍務を禁止している)現状を継続させるための修正条項を提案するつもりだ」と語り、上院の共和党指導部が1日か2日に同性愛問題を話し合い、遅くとも2日には明確な方針を公表する意向を示した。

    修正条項はクリントン大統領が署名する最初の法案になる予定の家族休暇法案に付随して提出される見通しだという。同法案は今週中にも議会に送られるとみられる。

    ドール院内総務は同じ番組で、ベンツェン財務長官が先に明らかにしたエネルギー消費課税案に一定の資意を示しながらも、この増税が実施されれば中間層の減税という大統領の公約が破られることになると批判した。《共同通信》

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