平成7298日目
2008/12/31
この日のできごと(何の日)
【倉敷チボリ公園】閉園
倉敷市のテーマパーク、倉敷チボリ公園は31日、最後の営業を終えて閉園、11年半の歴史に幕を下ろした。入園者の減少で、岡山県など出資の第三セクター、チボリ・ジャパン(TJ)社に約143億円の累積損失を生んでの閉園。来園者からは「残念」「やむを得ない」などの声が聞かれた。
この日は家族連れなどで混雑。夜には音と光、踊りなど3部構成のショーがあり、午後11時半ごろから約3200発の花火が冬空を飾った。最後に来園者が年越しカウントダウンで声を合わせ営業を締めくくった。同公園によると、閉園が決まった2008年8月以降、入園者が急増。12月は前年同月の3倍強の約25万人が訪れた。TJ社は31日に解散。社員やパート従業員ら約400人は解雇となる。坂口正行社長は「最後まで支えてくれた従業員に感謝したい。全員の再就職決定まで全力を注ぐ」と話していた。《中国新聞》
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【ボクシング】
世界ボクシング協会(WBA)フライ級タイトルマッチ12回戦は31日、広島サンプラザで行われ、王者で広島県府中町出身の坂田健史(協栄)が挑戦者で同級1位のデンカオセーン・シンワンチャー(タイ)に2回2分55秒、KOで破れ、5度目の防衛に失敗した。
1回から坂田は守勢に回ると、2回に右ストレートでダウンを喫してKO負けした。坂田の戦績は40戦33勝(15KO)5敗2分け。日本のジム所属の現役世界王者は8人(女子2人を含み、日本人7人)となった。《中国新聞》
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31日夜に広島市西区の広島サンプラザであった世界ボクシング協会(WBA)フライ級タイトルマッチは、広島県府中町出身の王者・坂田健史選手(28)の熱心なファンでにぎわった。試合は坂田選手のKO負けに終わり、大声援は一転、ため息に変わった。
広島県での世界戦は具志堅用高氏以来、30年ぶり。大みそかの開催は日本ボクシング史上初で、全国的にも注目の一戦だった。中国地方で大みそかの大規模なスポーツイベントは珍しく、県内外から集まったファンは約2200人。府中町の会社員竹下宜久さん(37)は「すかっと今年を締めくくってほしい」とゴングを待った。
地元ファンの熱烈な応援もむなしく、坂田選手は第2ラウンドで挑戦者デンカオセーン・シンワンチャー選手(タイ)の強打を浴び、マットに沈んだ。まさかのあっけない結末に、会場は一瞬、静まりかえった。《中国新聞》
【森進一さん】紅白で「おふくろさん」熱唱
東京・渋谷のNHKホールで31日にあった第59回NHK紅白歌合戦で、歌手の森進一さんが、06年の紅白が発端で作詞家から歌うのを禁じられていた代表曲「おふくろさん」を熱唱した。森さんは「改めて人生の尊いものを胸に深く刻んだ1年でした。これからも一筋に心を込めて歌い続けたいと願っています」と語ったうえで歌い始めた。
06年の紅白で森さんが原曲にない語りの部分を加えたことに、作詞した川内康範さんが激怒し、歌うことを禁じた。森さんも07年3月、同曲の「封印」を宣言。その後、川内さんは08年4月に亡くなり、11月に遺族と森さんが和解した。今回森さんは、歌う前に川内さんと作曲家の名前を挙げて、曲名を紹介した。森さんは紅白出場41回目で、同曲を歌うのは7回目。《朝日新聞》
【新宿コマ劇場】52年の歴史に幕
演歌の殿堂として知られた東京・歌舞伎町の「新宿コマ劇場」が31日、年末恒例の歌謡番組の生中継を最後に閉館。大勢のファンが52年の歴史を刻んだ劇場との別れを惜しんだ。
同日夕からテレビ東京系で放送の歌謡番組「第41回年忘れにっぽんの歌」の生中継がスタート。トップバッターとして、同劇場の象徴的なスターだった歌手北島三郎さんが多くの出演歌手に取り囲まれてステージに登場、明るい歌声で思い出深い劇場のフィナーレを飾るイベントを盛り上げた。番組の最後は全員で「青春時代」を合唱。劇場は観客の拍手と歓声に見送られて、半世紀の歴史に幕を下ろした。
同劇場は1956年に開場、三重の回り舞台など独創的な劇場設備を生かし、美空ひばりさんらの座長公演で軌道に乗った。その後、大物演歌歌手らの公演が定着したが、観客数の伸び悩みや再開発計画のため閉館が決まった。《共同通信》
【この日の民主党】
小沢代表、ネット生討論に出演 民主主義の機能を生かすよう求める
小沢一郎代表は31日午後、インターネットサイト「ニコニコ動画」の公開生放送「日本は変わる!年越し1万人ネット生討論~日本の危機を語る~」に生出演し、自民党政治に満足していないならば、民主主義の機能を生かして政権を我々に与えてほしいと、政権交代を訴えた。
会場の参加者と視聴しているユーザーをつなぐコネクターはジャーナリストの角谷浩一氏が務め、サプライズゲストとして鳩山由紀夫幹事長が現れ、場内を沸かせた。
小沢代表は冒頭、出演の動機について「ネットで双方向でやれるというのは、これからのいろんな社会の仕組み、人間関係において非常に画期的なこと」と答え、国民と政治の現場が意見を交換する媒体として注目していると説明した。また「直接国民の皆さんと会話をする中から、自分が議員として何をすべきか、つかんでこなくてはならない」と若い議員や候補者に伝えていることにも触れ、直接対話が民主主義の原点であると強調した。
事前アンケートの結果とともに、ネットの中では日中、日韓外交に否定的な意見が多いことが紹介された。感想を問われた小沢代表は、尖閣諸島は明白に日本の領土である、政権が変わればけりをつけると中国側に伝えていることなどいくつかの例を挙げて「やはり自分の主張をはっきり言うことだ」と語った。
「日本は韓国や中国と仲良くしたほうが良いか」というリアルタイムアンケートでは「はい」34%、「いいえ」56%、「わからない」10%という結果になった。小沢代表は「今の日本政府のやり方があまりにも弱腰で、相手にこびているのではないかという意識が強すぎると(回答者が)感じているのではないか」と感想を述べた。
「仲良くすると何が生まれるのか」という書き込みコメントに対しては「お互いにいがみ合って不信感を持っていては、どっちにとっても何も良いことがない」と述べ、「黙って当面だけを糊塗しようとして事なかれになる」状況を脱し、主張を互いにぶつけ合って妥協点を見出すなかで信頼関係を作り上げ、将来に向かって互いに協力する外交へ変えるべきだとした。
麻生内閣の経済対策の評価に関するリアルタイムアンケート結果は「きちんとできている」29%、「できていない」47%、「わからない」24%となった。これについて小沢代表は、総選挙を行って国民の皆さんの声を背景に思い切った政策を実行するべきであったと指摘。「民主党が足をひっぱったからだ」というコメントには、野党と与党は意見が違い、どちらの意見が良いかを国民が判断し選挙で選ぶ、民主主義という仕組みがあると答え、「国民が主権を行使するのは唯一、選挙のときだ。この選挙を軽視していては、民主主義は成り立たない」と強調した。
派遣という業態を使わなければ利益を上げられない日本企業への考え、首相になる意思、解散にこだわる理由など、会場に集った皆さんが書いたアンケートからも質問が行われた。小沢代表は雇用対策に関し、自由競争で、全部非正規でいいということになれば、企業の都合で解雇ができることになるとの見方を示し、「もう少しきちんとした雇用のセーフティネットを、政権をとったら作り上げたい」と語った。
また、選挙で主権者たる国民の審判を仰いでいない政権が続いていることには憲政上の問題があるという認識を示し、「来年は国民のサイドから、もうここで我々の判断を聞けと言う声が強くなり、総選挙をやらざるを得なくなる」と指摘。「自民党政治に満足していないならば、民主主義の機能を生かして政権を我々に与えてほしい」として、国民の生活が第一の政策を実現する民主党への支持を訴えた。
鳩山幹事長は、過渡期の新たな兆しが出た一年だったと振り返り、何をしてくれるのかと期待して待つだけではなく、参加して一緒に活動する地域主権の新しい時代を作っていこうと呼びかけた。
ネット上の会場への来場者数は2万3000を超え、書き込みした総コメント数は28万を超えた。《民主党ニュース》