平成8024日目
2010/12/27
この日のできごと(何の日)
【たちあがれ日本】連立参加を見送り
たちあがれ日本は27日昼、議員総会を開き、民主党から打診のあった連立政権への参加の是非を巡って意見を交換した。これに先だち、平沼赳夫代表は同日午前、都内で記者団に「たちあがれ日本はそもそも民主党に過半数を取らせないために結党した政党だ」と明言。連立政権への参加を見送る方向で意見集約が進む見通しだ。
園田博之幹事長も同日朝、記者団に「連立を組む意義を感じない」と強調。別の幹部も「菅政権の延命のための連立入りは大義がない」と語った。菅直人首相と会談した与謝野馨共同代表を除く、党所属の5人のメンバーは連立に否定的で、消費税を含む税制抜本改革などを巡り政権への協力に前向きな与謝野氏に同調する声はほとんど広がっていない。
議員総会には平沼、園田両氏をはじめ衆参の所属国会議員6人が参加した。反民主党を掲げ、「真の保守」を軸に政界再編を目指す同党には当初から「理念がなく、数合わせのためだけの連立には加わるべきではない」(幹部)との声が根強かった。《日経新聞》
◇
たちあがれ日本(平沼赳夫代表)は27日昼、臨時の議員総会を開き民主党から打診があった連立政権への参加について見送りを決めた。与謝野馨共同代表が消費税を含む税制抜本改正に向けた政権への協力に理解を求めたが、賛同は得られなかった。
総会終了後の記者会見で、平沼氏は「報道されているような連立は考えていない」と説明。園田博之幹事長は「今回は(菅政権が)国会運営に苦しみ、わずかでも活路を見いだしたいということ。日本を救うという大義名分に立っていない。社会保障や税制抜本改革への首相の決意が見えない」との認識を示した。《日経新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【阪神・久保田智之投手】契約更改
阪神の久保田が27日、2300万円増の年俸1億円プラス出来高払いで契約更改した。
今季は中継ぎとしてチーム最多の71試合に登板。6勝3敗、防御率3.20の成績を残した。ただ2軍落ちを経験した時期もあっただけに、右腕は来季に向けて「しっかり(藤川)球児の前を投げ、1年間通してチームに貢献したい」と抱負を語った。(金額は推定)《共同通信》
【横浜・真田裕貴投手】契約更改
横浜の真田が27日、900万円増の年俸4900万円で契約を更改した。
今季チーム最多の62試合に登板し、3勝8敗、防御率3.88だった。10月に右膝半月板を手術し「膝と相談しながらになるが、来季の開幕には間に合わせたい。最低でもクライマックスシリーズに行く強い気持ちで臨みたい」と話した。
横浜は全選手と更改を終えた。(金額は推定)《共同通信》
【北海道函館市】タラバガニ2.7トン盗まれる
27日午前7時ごろ、北海道函館市入舟町の水産卸売販売会社「かにのマルタツ」の倉庫から、いけすなどに保管していたタラバガニ約2.7トン(689万円相当)が無くなっているのを出勤してきた従業員が見つけ、110番した。道警は窃盗事件とみて調べている。
函館西署によると、無くなったタラバガニのうち、約2.5トンが生きたカニで、残りはゆでたカニだった。いけすの水が抜かれ、倉庫内のプラスチック製のかご約20個もなくなっていた。
出入り口付近のガラス戸が割られており、道警は26日夜から27日朝にかけて、何者かが侵入し、カニをかごに入れて運び出したとみている。《共同通信》
【東武鉄道】「スカイツリー駅」誕生へ
東武鉄道は27日、東京都墨田区で建設中の「東京スカイツリー」が2012年春にオープンするのに合わせ、最寄り駅の東武伊勢崎線「業平橋」の駅名を「とうきょうスカイツリー」に改称すると発表した。
担当者は「新しいランドマークへの玄関駅として多くの人に認知してもらい、スカイツリーと周辺地区の活性化を目指したい」と話している。
東武鉄道によると、来年1月から駅のリニューアル工事を実施。階段を増やしたり、エレベーターを大型に更新したりするほか、コンコースを大幅に広げて乗降客の増加に備える。
また同社と運営会社の東武タワースカイツリーは27日、計画施設全体の名称を「東京スカイツリータウン」、約300店舗が入る予定の隣接する商業施設を「東京ソラマチ」、オフィス施設を「東京スカイツリーイーストタワー」と発表した。《共同通信》
【第90回全国高校ラグビー大会】開幕
第90回全国高校ラグビー大会は27日、東大阪市の花園ラグビー場で開幕して1回戦9試合を行い、常総学院(茨城)などが2回戦に勝ち進んだ。
常総学院は71−15で八幡工(滋賀)に大勝。大分舞鶴は12−5で磐城(福島)を下して出場した28大会連続で初戦を突破した。石見智翠館(島根)は17−14で日川(山梨)に競り勝った。岡谷工(長野)札幌山の手(南北海道)明和県央(群馬)木本(三重)深谷(埼玉第2)黒沢尻工(岩手)も2回戦に進出。
試合に先立つ開会式では名護(沖縄)の宮城完爾主将が「全国のラグビーファンに勇気と感動を与えられるよう、ノーサイドの笛が鳴り響くまで仲間を信じ、己を信じ、勝利を信じ戦うことを誓います」と選手宣誓。28日は1回戦の残り14試合を実施する。《共同通信》
【マラソン・野口みずき選手】左足首を疲労骨折
2004年アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずき(シスメックス)が左足首内側付近の疲労骨折で全治5、6週間と診断されていたことが27日、分かった。来春のハーフマラソン出場を目指す方針だったが、復帰計画は白紙となった。
32歳の野口は19日の全日本実業団女子駅伝(岐阜)に出場したが、本来の切れ味を欠いた。関係者によると、数日後に診察を受けて左足舟状骨の疲労骨折が判明。当面は安静が必要な状態だという。
08年北京五輪を欠場する原因となった左脚付け根付近の故障の再発はなく、チーム関係者は「体調が悪い中で無理に走ったことでバランスを崩し、普段と違うところに負荷がかかったのではないか」と話した。
野口は10月の実業団女子駅伝西日本大会で約2年5カ月ぶりにレースに戻った。復帰2戦目となった19日の駅伝では、レース後に39度の発熱と感染性腸炎の症状で治療を受けるなど、エース級がそろう3区で区間20位の不振だった。《共同通信》
【中日・森野将彦内野手】契約更改
中日の森野将彦内野手(32)は27日、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、6500万円増の年俸2億2500万円でサインした。
今季は2年続けてレギュラーシーズンの全144試合に出場。自己最高でリーグ5位の打率3割2分7厘、22本塁打、84打点をマークした。
選手会長としてもリーグ優勝に貢献。「“よくチームを引っ張ってくれた”と言われたのが一番うれしかった。来年は最低でも今季以上の成績を残したい」と話した。(金額は推定)《共同通信》
【大林宏検事総長】辞任
大阪地検特捜部による一連の不祥事の責任を取り、大林宏検事総長(63)が27日、任期半ばで辞職した。記者会見で大林氏は「痛恨の極み」と事件を振り返り、検証結果をまとめたことで「検察組織としてけじめをつけ、新体制で改革を進めるのが適切と判断した」と辞職の理由を説明。「国民の信頼をどれほど損ねたか。私が退任することで検察職員は重大な事態に至っていることを理解してもらいたい」と訴えた。
不祥事を総括して「証拠改ざんとその隠蔽は、構造的な問題ではない」としつつ、決裁のあり方や調書の取り方、捜査の仕方は検察全体の問題との認識を示した。改革の実効性については「現場では改革案が示されても、自分はちゃんとやっているので必要ない、という意識がある」と危機感も明かした。後任の検事総長には、東京高検検事長だった笠間治雄氏(62)が同日、就任した。《朝日新聞》
【この日の菅直人総理】
地域主権戦略会議
平成22年12月27日、菅総理は総理大臣官邸で、第10回となる地域主権戦略会議を開催しました。
本日の会議では、出先機関改革、補助金等の一括交付金化、義務付け・枠付けの見直し等について話し合われました。
本日の議論を踏まえて菅総理は、「出先機関についてのアクション・プランを更に進める問題、あるいは、九州や関西での広域連合の問題、また、義務付け・枠付け、そういうことを実行する問題、神野先生からは、最後はやる情熱だというお話をいただきました。
まさにこの会議で決めたことを実行すると、そして、そのことを国民の皆さんにも十分理解をいただいて、責任を分かち合うと、そういう形で進んでいく大きな一年になれたのかなと、皆さんの話を聞きながら本当にうれしく思いました。
これからも精一杯、私は私として立場の中で頑張りますけれども、皆さんにも来年以降も指導していただけるようお願いいたします。」と述べました。《首相官邸》小沢氏国会招致問題「拒めば離党促す」
菅直人首相は27日、小沢一郎民主党元代表の政治資金問題をめぐり、衆院政治倫理審査会が招致議決しても出席を拒み続けるなら離党を促す考えを表明した。これに先立つ民主党役員会で来年1月の通常国会召集までに政倫審の招致議決に踏み切る方針を決定。
小沢氏が議決に従わない場合は「出処進退を含めて考えていただくしかない」と記者団に述べた。1月には強制起訴が見込まれることから離党勧告も視野にあるとみられ、小沢氏問題は年明けに緊迫した局面を迎える。《共同通信》
【斎藤隆投手】ブルワーズ入り
米大リーグのブレーブスを退団し、フリーエージェント(FA)となっていた斎藤隆投手(40)が27日、ブルワーズとの1年契約に合意した。AP通信など複数の米メディアが報じた。年明けにも正式発表される。
斎藤は大リーグ5年目の今季、左脚の故障や右肩痛で戦列を離れながらも、56試合で2勝3敗1セーブ、防御率2.83の成績で、チームのプレーオフ進出に貢献した。
メジャー4球団目となるブルワーズでは、抑え投手につなぐ役割が期待される。FOXスポーツ(電子版)によると、年俸は出来高を含め、今季の320万ドル(約2億7千万円)に近いという。
77勝85敗でナ・リーグ中地区の3位に終わったブルワーズは、ロイヤルズから昨年のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いたザック・グリンキー、ブルージェイズからショーン・マーカムの両先発候補を獲得し、投手陣を強化している。《共同通信》
【アフガニスタン】選挙不正で特別法廷
アフガニスタンのカルザイ大統領は、9月に投票が行われた下院選の不正に関する不服申し立てを審理する特別法廷を最高裁につくるよう命じた。ロイター通信が27日報じた。
下院選では票の水増しなど多くの不正が指摘され、選挙管理委員会は不服審査委員会の調査結果を受けて、最終結果を確定させたが、落選候補者が不当に票が無効にされたなどとして抗議。
また、不正の捜査が続いているのに結果を確定させたとして検察が選管を批判したのに対し、検察には手続きに介入する権限はないと選管が反発するなど、当局間でも対立が起きていた。
ロイターによると、カルザイ大統領は26日に設置を命令。特別法廷は5人の判事で構成される。大統領府は来年1月20日に新たな下院を招集する方針を示しており、早急に審理を進めるという。《共同通信》
【キルギス・アタムバエフ首相】初外遊
キルギスのアタムバエフ首相が27日、モスクワでロシアのプーチン首相と会談、双方はバキエフ前政権が崩壊した今年4月の政変で中断していた経済協力などの再開を急ぐことで合意した。
アタムバエフ氏は自ら率いる社会民主党など3党でつくる連立政権の首相として今月17日にキルギス議会で承認され、今回の訪ロが首相就任後初の外遊。
会談でプーチン氏は、政変のため今年の両国間の貿易が落ち込んだと指摘、経済状況回復のための環境づくりを要請した。アタムバエフ氏は政変後のロシアによる支援に謝意を示し、「ロシアは戦略的パートナーだ」と述べて今後の協力に期待を示した。《共同通信》
【米・ニューヨーク】主要3空港が再開
米CNNテレビによると、大雪で閉鎖されていたニューヨークや近郊の3主要空港は27日夕(日本時間28日午前)までに再開された。運航ダイヤが正常化されるまで数日かかるとみられている。
週末に米北東部を襲った吹雪による航空便欠航は27日、計4000以上に上った。全米鉄道旅客公社(アムトラック)や通勤列車など鉄道も運休や遅れが続いた。
ニューヨーク市内のケネディ国際空港とラガーディア空港、同市近郊のニュージャージー州にあるニューアーク国際空港は、27日午後6時ごろまでに再開した。《共同通信》
【仙谷由人官房長官】会見
仙谷由人官房長官は27日午前、首相官邸で会見を行い、同日午前に沖縄政策協議会に設置された沖縄振興議会の第2回目の会合が開催されたことを報告。同会合上で、沖縄県知事、市長会長などから沖縄県の新たな振興策に関する要望があり、意見交換を行ったと説明した。そのうえで仙谷長官は、「この要望をしっかりと受け止め、政府全体として新たな沖縄振興策のあり方について緊密な連携の下、個別具体策について実務者レベルでの論点整理をしつつ、検討を進めていく」との考えを明らかにし、実務者連絡会議を同日午後に開催することを述べた。
また仙谷長官は同日午前、沖縄振興議会に続いて行われた地域主権戦略会議について触れ、同会議で国の出先機関改革や補助金などの一括交付金化、義務付け・枠付けの見直しなどについて議論が行われたことを報告。なかでも国の出先機関改革のアクションプランが決定されたことを挙げた。同時に、「国の出先機関改革、一括交付金化について一定の道筋をつけることができた」と改革の前進をアピール。さらに「一括交付金化は都道府県分だけで5100円程度だが、来年の一括交付金化は市町村分が同額程度増えることも含めて、後戻り、停滞しないように今後も地域主権戦略会議を核にして、菅総理のリーダーシップのもと、進めていくことが確認された」と改革の決意を表した。《民主党ニュース》