平成6914日目
2007/12/13
【この日の福田総理】
知的財産戦略本部
平成19年12月13日、福田総理は総理大臣官邸で、第18回知的財産戦略本部を開催しました。
この日の会議では、今年5月に決定した「知的財産推進計画2007」の進捗状況の報告を受けた後、知的財産の国際競争力の強化のため、研究開発における障害の除去などの「技術」面、検索サービスに係る問題の早期解消のようなネットワーク社会における著作権法の在り方の検討など「制度」面、模倣品・海賊版拡散防止条約の早期実現などの「市場」面を開拓していく「知財フロンティアの開拓に向けて」という戦略について議論しました。
福田総理は挨拶で、「今回示されました新機軸をもとに、今後とも世界最先端の知財立国を目指して、未開の技術・市場・制度の開拓に果敢に挑戦することが必要です。引き続き、皆様のお知恵を拝借したいと思います。」と述べました。
教育再生会議総会
平成19年12月13日、福田総理は総理大臣官邸で、教育再生会議総会を開催しました。
この日の会議では第3次報告書の決定に向けた協議をおこない、学力として「6−3−3—4制」の弾力化、徳育と体育、大学・大学院の改革など、枠組みについての議論をおこないました。
福田総理は「この内閣では『自立と共生』をキャッチフレーズにしております。教育改革にあたりましても、教育を通じて、一人ひとりがその能力を開花させて、幾多の困難に負けず挑戦する強さを発揮する『自立』の精神。また、同時に他者に対して思いやり、そして優しさというものをもって接して、そして、社会に貢献できるような『共生』の気持ちを育てるということが、大変大事だと考えております。」と述べました。《首相官邸》
公約が思い浮かばなかった
福田康夫首相は13日、参院外交防衛委員会の集中審議で、年金記録不備問題の全面解決を事実上断念したことを参院選の公約違反に当たらないとした自らの発言について「正直言って公約が頭にさっと思い浮かばなかった。公約違反という大げさなものではないと言った記憶はある」と釈明した。《共同通信》
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【タイヤ脱落母子死傷事故】地裁、元三菱自動車部長らに有罪判決
リコールなどの改善措置を一切とらずに放置した――。三菱自動車製の大型車のハブ欠陥隠しによる母子3人死傷事故から約6年。横浜地裁は13日、業務上過失致死傷罪に問われた元品質保証責任者2人に執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。「ハブが破断してタイヤが脱落すれば、人に危害が生じることは当然、予測できた」と予見可能性を明確に認定。リコールを避けようとし続けた企業姿勢にも言及した。だが、遺影を手にした遺族は「納得できない」と涙を浮かべた。《読売新聞》
【イージス艦情報漏えい事件】海自3佐逮捕
イージス艦の中枢情報の資料を海上自衛隊第1護衛隊群(神奈川県横須賀市)の護衛艦「しらね」乗組員の2等海曹が持ち出していた事件で、神奈川県警と海自警務隊は13日、日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法違反の疑いで、海自プログラム業務隊(現・開発隊群、横須賀市)に所属していた3等海佐A容疑者(34)を逮捕した。県警などはA容疑者が「特別防衛秘密」を含む資料と認識しながら情報を流出させたとみている。《中日新聞》
【この日の民主党】
消えた年金問題で首相と舛添厚労相の責任を厳しく追及 輿石参議院会長
輿石東参議院会長は13日午後、国会内で会見を行い、臨時国会の再延長に対する考え方や消えた年金5000万件を巡る福田首相と舛添厚労大臣の責任追及、道路特定財源の一般財源化などについて語った。
冒頭、輿石参議院会長は臨時国会の会期を与党側がさらに1カ月程度延長することに対して、「我々は先の延長にも反対した。さらに与党が会期を延長をするということはけしからん」と一蹴した。
次に輿石参議院会長は、舛添厚労相の消えた年金問題に関する発言およびその発言を引き継いだ福田首相について、「年金選挙と言われ、自民党が公約にした参議院選挙はなんだったのか。愕然とした思いである」と痛烈に批判した。さらに福田首相の「公約違反というような大げさなことではないのではないか」といった発言についても、輿石参議院会長は「一国の総理の発言はこんなに軽くなってしまったのか。まことに恥ずかしく思う」とした上で、会期延長されれば首相の責任についてしっかりと追及していく構えを示した。
また輿石参議院会長は、会期延長に伴う新テロ特措法の法案審議の条件として、「防衛省の一連の疑惑を解明するための審議をしっかり行わなければ応じられない」と与党側の一方的な議会運営を非難し、シビリアンコントロールの観点からも国民の前に疑惑の真相を明らかにすべきであるとの考え方を強調した。
最後に輿石参議院会長は同日午前に党本部で道路特定財源を一般財源化する方向を改めて確認したことを語り、今後の方針として「ムダな道路をもう作る必要はない。30年以上も前から暫定的なものだと言って揮発油税という税金の取り方を行い、今も続いている。道路を作る仕組み自体を見直して、国民の皆さんにわかりやすく説明することが大事である」との見解を示した。
薬害肝炎問題で力の限り支援を約束 小沢代表
小沢一郎代表は13日午後、大阪高裁による和解骨子案及び所見の提示を受け、党本部にて薬害肝炎全国原告団、薬害肝炎全国弁護団の代表のみなさんと面談した。
不安と緊張の表情を浮かべた原告団らは、弁護団から「責任範囲内に限定して支払い義務がある」とする大阪高裁の限定和解案について説明を受けると、拒否の方針を確認。かねてから主張しているように、被害者全員の一律救済でない限り受入れられないとした。弁護団は、和解骨子案にある「被告らの格段の譲歩がない限り」との文言に言及。「司法から政治に球が投げられた」として、政治決断を求めていく方針を述べ、小沢代表をはじめとする民主党議員に対して政府・与党への働きかけを求めた。
原告団は、「自分たちと同じ被害を受けた仲間が切り捨てられる和解案を飲むことはできない」との見解を明示。「11月7日の和解勧告から1カ月あまり、力の限り訴えてきたが裁判長にその声は届かなかった。いつになったら全面解決を勝ち取ることができるのか」と、苦しい胸の内を吐露した。そのうえで、薬害のない社会にするためにも「絶対に歩みを止めることはしない」との決意を表明。国は頑なに責任を認めようとしないが、被害者全員の一律救済というこの先にある正義を信じて戦い続けることを誓った。小沢代表に対しては、「これまで4回の面談において、その都度大きな前進があった」として、今回の面談においても「大きな前進があると思うのでお力添えよろしく」と期待を寄せた。
小沢代表は、懸命に戦い続けている原告団、弁護団に敬意を表したうえで、国の責任を認めようとしない現在の政府の姿勢を批判。「皆さんの主張は正しい。力ある限り支援していくので頑張っていただきたい」と求めた。福山哲郎政調会長代理は、福田首相の「薬害肝炎問題に関して早急に解決していかなければならない」との発言に言及。「国が乗らないならば福田首相に決断してもらうしかない」との見解を述べ、弁護団らとともに政治決断の必要性を確認。民主党として、福田首相に働きかけることを約束した。
会談にはこのほか、山田正彦『次の内閣』ネクスト厚労大臣、山井和則衆議院厚生労働委員会理事、家西悟参議院厚生労働委員会理事、党B型・C型肝炎総合対策推進本部本部長代行の仙谷由人衆議院議員、松野信夫、大河原雅子各参議院議員が同席した。《民主党ニュース》