平成3914日目

1999/09/26

この日のできごと(何の日)

【大相撲秋場所】千秋楽

大相撲秋場所千秋楽(26日・両国国技館)今場所初めて満員御礼となった土俵で、横綱武蔵丸が12勝3敗で2場所ぶり6度目の優勝を決めた。武蔵川勢の優勝は4場所連続、横綱の優勝は6場所ぶり。

敢闘、技能賞を獲得し、3敗で並んでいた安芸乃島が勝ち越しを懸けた小結武双山に敗れて4敗となった後、武蔵丸は横綱若乃花を寄り倒した。若乃花は5連敗で7勝8敗と負け越した。皆勤した横綱が負け越したのは1場所15日制では平成元年秋場所の大乃国以来、10年ぶり2人目。

大関同士の一番は出島が千代大海を寄り切り、ともに10勝5敗となった。関脇土佐ノ海は関脇魁皇に敗れ、負け越した。殊勲賞の栃東は10勝目を挙げた。

九州場所は11月7日から福岡国際センターで行われる。《共同通信》

大相撲の横綱若乃花(28)は秋場所千秋楽の26日、師匠の二子山親方(元大関貴ノ花)とともに、都内のホテルに時津風理事長(元大関豊山)を訪ね、現役を続行する意向を伝えた。報告を終えた同親方は、「(理事長に対し)もう一度、再起を懸けて若乃花が頑張る、と伝えた」と語った。

若乃花は、左足などを痛め今年春場所から3場所連続休場(春、夏場所は途中休場)。再起を懸けた今場所は、6日目から5連勝して復調の気配も見せていたが、10日目の闘牙戦で左太ももを負傷。11日目以降は黒星が続き千秋楽の武蔵丸戦に敗れ、負け越しが決まった。この間、同理事長から再三、休場を勧められていたが、これを押し切る形で強行出場した。このため、進退問題につながるとの見方もあったが、打ち出し後に同親方と話し合って現役続行を決断。直ちに理事長に報告した。

同理事長は「(若乃花に)けがで十分なけいこをできないままやめるのは、あまりにも惜しい、と伝えたら、『頑張ります』と言っていた」と話した。《共同通信》

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【ベルリン・マラソン】

低迷の続いていた日本の男子マラソンに、快記録が誕生した−。26日、ベルリンで行われたベルリン・マラソンで、2時間10分を切ったことのない27歳の伏兵選手、犬伏孝行(大塚製薬)が世界歴代6位の2時間6分57秒の日本最高記録で2位に入った。従来の日本最高記録は、1986年10月の北京マラソンで児玉泰介(旭化成)がマークした2時間7分35秒。日本選手が世界レベルの2時間6分台の記録をマークしたのは初めてで、13年ぶりの日本最高更新となった。

男子のロナウド・ダコスタ(ブラジル)が2時間6分5秒の世界最高を出したのも昨年のこの大会。平たんで記録の出やすいコースとして知られ、この日はほとんど風のない好条件にも恵まれた。

女子ではテグラ・ロルーペ(ケニア)が2時間20分秒で優勝し、自身の持つ世界最高記録を4秒短縮。男子で優勝したジョセファト・キプロノ(ケニア)も、世界歴代3位の2時間6分44秒。記録ラッシュのレースで生まれた日本最高だった。《共同通信》

【台湾大地震】5日ぶりに兄弟救出

台湾中部で26日朝、マグニチュード(M)6.8と、台湾中部大地震以来最大級の余震が発生、少なくとも5人が死亡、58人が負傷するなど新たな被害が広がった。一方、21日の大地震で崩壊した台北市東部のビルのがれきに閉じ込められていた兄弟が26日午前、発生から5日ぶりに救出された。

強い余震は同日午前7時52分に発生。台湾中央気象局によると、震源地は南投県日月潭の東約10キロで、震源の深さは7.5キロ。M7.7本震以来の最大規模だった。日月潭では震度6を記録したほか、台北など各地で大きな揺れを感じた。《共同通信》

【民主党・鳩山由紀夫代表】「議論を通じて信頼感の醸成を」

25日の代表選出大会で民主党の新しいリーダーに選ばれた鳩山由紀夫新代表は翌26日、フジテレビ「報道2001」とNHK「日曜討論」に出演し、今後の党運営などについて抱負を語った。

番組の中で、鳩山新代表は今後の党運営について「まず信頼を勝ち取り、党全体、国民全体から“しっかりやれ”と言われる雰囲気を作りたい」と述べ、リーダーシップを重視しながら党の結束を図る方針を示した。

執行部人事については「これから数名の党幹部と話し合って決めたい」と語り、意思決定の迅速化へむけ党内の組織改革を行う考えを示した。また菅前代表が提唱した「ネクスト・キャビネット」については基本的に評価しながら、設置のタイミングを見極めながら進めたいと述べた。

選挙戦で掲げた「自立主義」「ニューリベラリズム」の理念で党をまとめるのかとの問いに対しては、「自分の主張をすべて独断専行で採用しようなどと傲慢なことを言うつもりはない。政権政策や戦略の議論の中で取り入れていただければ」と述べた。

また代表選挙で争点として取り上げられた憲法改正については、「国会を預かる政治家として、代表として党を担う人間として、憲法に対する自分のスタンスを表明する責任があると思った。今後の議論は党内や国会の憲法調査会でしっかりと行ってほしい」と述べるとともに、「議論をしなければ党の一体感はいつまでたってもできない。考えの違うのは当たり前だと考えて、議論を通じてひとつひとつの問題に正直に答えを出すように努力することが、信頼関係の醸成につながる」との姿勢を強調した。

また秋の臨時国会へ向けた民主党の対応について、鳩山新代表は「体質の違いを国民に見てもらい、民主党として未来に責任を負う政策を訴えていく」と強調した。《民主党ニュース》



9月26日 その日のできごと(何の日)