平成6807日目
2007/08/28
【宮澤喜一元首相】内閣・自民党合同葬
6月28日に死去した宮澤喜一元首相の内閣・自民党合同葬(葬儀委員長・安倍晋三首相)が28日午後、東京・北の丸公園の日本武道館で営まれた。
安倍首相は追悼の辞で、宮澤内閣当時の1993年に起きたカンボジア国連平和維持活動(PKO)での文民警察官殺傷事件に触れ「撤収との大勢の意見の中、派遣継続を決断した。現在、わが国の人的貢献は国際的に高く評価され、その礎は宮沢首相の英断で築かれた」と称賛。
秋篠宮ご夫妻ら皇室関係者、政財界人、各国要人ら約2700人が参列。宮澤氏の遺骨は喪主の庸子夫人らとともに会場に到着、参列者は黙とうをささげ献花した。河野洋平、江田五月衆参両院議長、島田仁郎最高裁長官も弔辞を述べた。《共同通信》
平成19年8月28日、「故宮澤喜一」内閣・自由民主党合同葬儀が都内の日本武道館で行われました。
皇室関係者、衆参両議院議長、最高裁判所長官や政財界の代表、146カ国の外国弔問特使、在京大使など約2600人が参列して、6月28日に87歳で亡くなった宮澤喜一元内閣総理大臣のご冥福を祈りました。
ご遺骨は、遺族とともに午後2時に到着し、祭壇の下に安置されました。与謝野官房長官の開式の辞に続いて、1分間の黙とうの後、故人を偲び、生前の宮澤元総理の姿が映写されました。
葬儀委員長を務めた安倍総理は追悼の辞で、「先生は常々、内閣総理大臣とは日本という大きな船の船長であり、港を目指して遥か手前から舵を切り始めるものと述べられ、その知性と類まれなる先見性をもって世界の平和と繁栄に貢献し、21世紀に我が国が進むべき途をお示しになられました。先生が目指された『平和』『自由』『繁栄』の大切さを心に刻み、次の50年、100年の時代の荒波に耐えうる新たな国創りに全力を挙げて取り組むことを誓います。」と述べました。《首相官邸》
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【ネットカフェ難民】厚労省が調査結果を公表
住居がなくネットカフェや漫画喫茶などに寝泊まりする「ネットカフェ難民」が、全国で約5400人(推計)に上ることが、厚生労働省の初の実態調査で28日明らかになった。約半数は日雇い派遣など不安定な非正規労働者が占め、年齢別では、50代が20代に次いで多い。背景には雇用問題などがあり、中高年層に広がっている実態が浮かんだ。
調査は今年6、7月、同省が把握しているネットカフェ、漫画喫茶の全3246店舗に電話で行った。回答があった1173店舗への個別アンケートから終夜利用の人数、週に半分以上寝泊まりする「住居喪失者」(ネットカフェ難民)数などを推計した。
その結果、終夜利用は1日当たり約6万900人。「パソコンなどの利用者」が半数を超えたが、住居喪失者は1割近くの約5400人と推計している。
住居喪失者では、アルバイトや派遣などの非正規労働者が約2700人で最も多く、職を探している失業者が約1300人、職を探していない無業者が約900人、正社員が約300人など。年齢別では、20代が26.5%と最も高く、次いで50代が23.1%。総務省の労働力調査で、この二つの年代層は他の年代より、非正規雇用で働く人が多く、完全失業率も高くなっている。
東京都と大阪府の265人の住居喪失者を対象にした個別調査では、約4割が路上野宿も経験、ファストフード店を終夜利用する人も4割を超え、路上生活などとカフェと両方の生活をしている実態が浮かんだ。また、求職については「日払いでないと生活が続かない」と答えたのが東京で4割、大阪で5割を超え、貧困が住居確保と就業の妨げとなっていることを示した。
厚労省は「仕事がないから住居がない、住居がないから仕事がないとの悪循環に陥っている例もある。生活相談や入居のための貯蓄相談などをNPOに依頼し、就労はハローワークで支援するなどの連携が必要だ」と話している。《毎日新聞》
【日本相撲協会】横綱朝青龍関のモンゴル帰国を承認
日本相撲協会は28日臨時理事会を開き、精神科医から「解離性障害」と診断された横綱 朝青龍(モンゴル出身、高砂部屋)がかねてから希望しているモンゴル帰国を承認した。承認の条件として横綱 朝青龍の師匠である高砂親方がモンゴルまで同行して治療環境を見届けることと、日本から専門医が朝青龍に付き添うこと。
朝青龍は7月の名古屋場所後、腰とひじのけがという名目で夏巡業の休場届を出していながら、母国モンゴルで中田英寿らとサッカーに興じていたという不祥事が発覚。秋場所と11月の九州場所の出場停止ばかりでなく減俸や九州場所が終わるまでの謹慎処分を受けていた。
朝青龍の処分中の行動範囲は自宅か病院、高砂部屋などに限られていたが、朝青龍は東京都内の自宅に閉じこもる日が続き、担当の精神科医から「解離性障害」と診断された。《時事通信》
【安倍改造内閣】本格始動
安倍改造内閣は28日、年金記録不備や地域間格差問題など重要課題を抱えた各閣僚が、政権の立て直しを目指し決意を表明するなど本格始動した。参院での与野党逆転を受けて攻防激化が必至の秋の臨時国会に向け、新旧閣僚の引き継ぎをするなど準備を急ぐ。安倍晋三首相は「『美しい国づくり』に向け政策を実行していく政策実行内閣だ」と記者団に強調した。《共同通信》