平成6077日目

2005/08/28

【民主党・岡田克也幹事長】郵政改革「将来は民営化か廃止」

民主党の岡田克也代表は28日夜、郵政改革について「民主党が政権をとれば、すべての情報を開示して何がベストか、国民が納得できるような民営化か、廃止のシナリオを説明したい」と述べ、将来は郵便貯金、簡易保険の民営化や廃止を目指す考えを表明した。都内で記者団に述べた。


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小泉純一郎首相と与党は郵政民営化を衆院選の最大争点と位置付け「民主党は明確な対案を示していない」との批判を強めている。このため民主党は衆院解散後、預入限度額の段階的引き下げによる郵貯縮小案を示していた。岡田氏は民営化を含む将来像を示すことでさらに一歩踏み込んだ形だ。《共同通信》




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【ゴルフ・伊藤涼太選手】15歳の中学3年生がプロツアーで6位入賞

男子プロゴルフツアーのアンダーアーマーKBCオーガスタ最終日は28日、福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部で行われ、福工大福井中3年のアマチュア伊藤涼太が通算11アンダーで6位タイに入った。日本ゴルフツアー機構によると、中学生がベスト10入りしたのは1973年のツアー制施行後初の快挙。

伊藤は最終日5バーディ、2ボギーの63でまとめ、4日間連続で60台をマークした。《福井新聞》

【自民党・野中広務元幹事長】比例は公明に

自民党の野中広務元幹事長は28日、京都市内で開かれた田中英夫前衆院議員(京都4区)の集会で「公明党は自主投票に決めたと聞いている。謙虚に受け止め、比例区を厳粛に考えていきたい」と述べ、比例代表は公明党に投票するよう呼び掛けた。

郵政民営化関連法案に反対した田中氏に、自民党本部は“刺客”としてJA京都会長の中川泰宏氏を擁立。田中氏は無所属出馬する予定。

京都4区は民主、共産両党も新人を擁立。自民分裂で厳しい選挙戦が予想される。自公連立政権の立役者でもある野中氏は、公明への配慮をアピールし、選挙協力を求める意向とみられる。《共同通信》

【公明党・冬柴鉄三幹事長】民主党との連立「まったくない」

公明党の冬柴鉄三幹事長は28日、フジテレビの報道番組で、衆院選後に公明党が民主党と連立を組む可能性について「まったくない。民主党からどれだけ懇請されても平身低頭されても受けない」と強く否定した。民主党の岡田克也代表も同番組で「押しかけられても困る」と述べた。

冬柴氏は先月27日の講演で「政権の安定のためには民主党との連立もちゅうちょしない」と語っていた。《毎日新聞》

【自民党】「刺客」と呼ばないで

「刺客」と呼ばないで――。自民党は28日夜、郵政民営化法案に反対した前衆院議員への対立候補について、「刺客」という呼び名を使わないよう報道各社に文書で申し入れた。小泉首相の反対派への強硬姿勢を示す言葉としてメディアで頻繁に使われているが、「イメージが悪い」として、異例の要請に踏み切った。

申し入れの理由については、(1)党として刺客と呼んだことはない(2)刺客は「暗殺者」を意味し、候補の呼び名としてふさわしくない(3)党とその候補のイメージダウンを図る効果が生じている――をあげている。《朝日新聞》

【この日の民主党】

改革は必ずやりとげる 岡田代表が東京の下町で熱く語る

岡田克也代表は公示前最後の日曜日の28日、午前中2本のテレビ番組に生出演した後、午後から東京都内5か所の選挙区を駆けめぐった。

東京13区の城島まさみつ予定候補と北千住駅前、東京14区の井上かずお予定候補と錦糸町駅前、そして東京2区の中山よしかつ予定候補とは中央区の佃島小学校前と、東部の下町を回った岡田代表は、続いて城南の下町である蒲田駅前で東京4区のうさみ登予定候補、大井町駅前では東京3区のまつばら仁予定候補を応援するためマイクを握った。

各地の演説で、岡田代表は、「自民党に代わる政党をひとつ作って、政権交代をするしかないとこの国は変わらない、それをやりとげようと今まで12年間やってきた」と、自らの政治経歴を披瀝。「自民党を飛び出した同志たちも次々と自民党へと戻っていった。しかし12年間野党だった自分を支えたのは、政権交代をしなければこの国の政治は変わらないんだという、その信念だ」と語気を強め、「民主党は政権交代の準備が整っている。ぜひ改革をやらせてほしい」と声を張り上げた。

そして、「日本刷新8つの約束」で、なぜ年金改革と子育て政策に力を入れるかについて、岡田代表は「国民の皆さん一人一人が毎日毎日、身近な幸せを実現したいと思って、いっしょうけんめいに生きている。そのひとりひとりの幸せを実現するために、少しでもお手伝いする、じゃまな障害を除いていく。それが政治に求められる役割だからだ」と述べ、個別の内容に触れるとともに、「必要なものにはきちんと予算を使い、一方で持続可能な財政に立て直すために、ムダづかいを一掃していく」と強調し、「簡単なことではないが、私たちは覚悟をしている。この国を変えるには生半可なことではできない」と決意のほどを訴えた。

また、小泉首相の言葉だけの改革を厳しく批判。「彼は4年4か月やってきた。
いったい何が変わったのか」とし、高速道路を全部造ることになった道路公団の民営化、サラリーマンの負担が2割から3割にあがっただけの医療制度改革、補助金4兆円をうつすことすら自民党議員の反対でできない地方分権などを次々とやり玉にあげ、「小泉首相は何もできなかった。できないのなら、政権を代えて私たちにやらせてほしい。私たちなら必ずやりとげます」とさらにトーンを上げた。

郵政改革については、「改革は必要だが、小泉郵政民営化法案は、絶対に信念として認められない」と断言。「みなさんの預金はどうなるのか。運用能力なし、企業にお金を貸した経験もない。10年後にどうやって200兆円ものお金を運用するのか。その絵が描けていない」「それができないのに民営化するというのは絵空事だ」と問題点を指摘した。

演説の最後に岡田代表は、「本当の改革、大きな改革を私たちにやらせてほしい。政官業の癒着の自民党、小泉自民党には大きな改革はできない。だから私たちにやらせてもらいたい、私たちは覚悟を決めてこの国を立て直していく、次の世代のために、絶対に約束は守る、必ずやりとげてみせる」とさらに力を込めると、聴衆からは拍手と歓声がわき起こった。

演説後は必ず車から降りて、聴衆の間に入り握手をする岡田代表。握手を求めて集まる人たちの興奮は日を追って上がる一方だ。ますます膨らむ期待感を肌で感じて、岡田代表は会場を後にした。

戦後60年を考える リレートークで戦後処理解決への姿勢示す

JR町田駅前ひろばで28日、「戦後60年の夏、もう一度語りませんか戦争のあったことを」と呼びかける「戦後60年・アジアとともに」と題するリレートークが行われた。民主党からは東京22区の石毛えい子予定候補はじめ、円より子『次の内閣』ネクスト国家公安委員長、喜納昌吉参議院議員が参加。喜納議員は平和への願いをこめて『花』を熱唱した。

イベントは、衆院選での争点という意味合いはもとより、戦後60年という節目に迎えた先の国会では、戦後処理の問題は大きな政治課題であったとの認識に立って行われた。

小泉自民党の郵政民営化法案一辺倒のあおりを受けて、そうした問題がなおざりにされている日本の現状に注目。元慰安婦、シベリア抑留者、在外被爆者、韓国・朝鮮人BC級戦犯などの問題解決に向け、先の国会で民主党が中心になって「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」、「戦後強制抑留者に対する特別給付金の支給に関する法律案」「原子爆弾被害者に対する援護に関する法律の一部を改正する法律案」などの法案を提出したものの、郵政民営化法案優先の小泉政治の前に、審議さえされずに、衆議院の解散で廃案になってしまった経緯もふまえて、2時間強にわたってトークが繰り広げられた。

リレートークで、新規立法による問題解決を訴えている「シベリア立法推進会議」を代表して岡野さんは「小泉さんのなげやり解散で法案は流れてしまった。何はともあれ今度こそ政権交代して、民主党のみなさんに小泉さんに代わって政権を担って欲しい」と強調。福祉切捨て、弱いものいじめ、若者の雇用不足の今の日本をつくったのは小泉自民党内閣に他ならないと語った岡野氏は「この日本に弱者にいたわりのある政治が実現するよう、民主党に期待しようじゃないか」と聴衆に訴えた。

町田市在住の広島原爆被爆者の神部さんは友人のほとんどを原爆で失い、その命と同じだけの命をこの世に送り出したいとの思いで、助産婦として働いてきたことを語り、「私が送り出した命が戦争で失われることのないようにしてほしい。民主党に期待している」と語った。

喜納議員は「世界に平和を発信していく日本になるよう、民主党がリードする立場になっていかなければならない。声を上げていかなければならない」と強調した。

リレートーク終盤にマイクを握った円ネクスト国家公安委員長は、「戦後処理の問題は、日本にとっては負の遺産ともいえるものだが、思いをしっかりと受け止めて、取り組んでいかなければならない」と主張。「公約なんて守れなくても大したことではない」などと言い放ち、弱者切捨ての改革を続ける小泉自民党では、戦後処理問題の解決も期待できず、国民の生活不安も解消しないとして円議員は、「愚直でまじめに改革を進めようとする岡田代表のもと、チームで働く民主党はマニフェストに盛り込んだ政権公約を必ず実現します」と宣言すると、大きな拍手が沸いた。《民主党ニュース》



8月28日 その日のできごと(何の日)