平成4937日目

2002/07/15

この日のできごと(何の日)

【長野県・田中康夫知事】失職を選択

長野県議会から知事職の不信任を議決された田中康夫氏(46)は15日、記者会見し、「私が引き続き、県知事としてふさわしいか否か、有権者に直接信を問いたい」と述べ、県議会を解散せずに失職して、知事選に立候補する考えを表明した。ダム問題などで揺れた田中県政は、00年10月の初当選から約1年8カ月で、再び有権者の審判を仰ぐことになった。

田中氏は午後2時前、県の部局長に「最後のあいさつ」をしたのに続き、県庁・表現センターで約2時間にわたって会見した。

議会解散を選択しなかったことで、不信任議決から10日が経過した16日午前0時で自動的に失職した。知事に対する不信任が議決されたのは、76年に汚職事件で書類送検された岐阜県知事以来。同知事は議決当日に辞職しており、田中氏は不信任を議決されて、再び知事選に立つ初めてのケースとなる。《朝日新聞》

長野県議会の不信任決議を受け、失職と出直し知事選への出馬を表明した田中康夫知事は15日午後、記者会見で「私が知事にふさわしいか、有権者に直接その信を問うことが最も望ましいと考えた」と、決断の理由を説明した。

不信任は6月に田中氏が発表した2つのダム事業中止の方針が契機で、知事選はダムに象徴される公共事業の在り方を問う住民投票の側面が強くなる。田中氏は自身の人格について議会が厳しい判断を突きつけたことを強調、政治手法や発言スタイルについても審判を受けることを望んだ。不信任を主導した議会の最大会派などは対立候補を擁立する考えだが、人選は難航している。

また「県は私の理念を具現化する補正予算案などをすべて記したが、私の人格に関して厳しい判断をし、人間としての資質を問う不信任決議を突きつけた」とし「一人一人の県民に、私が引き続き知事の座にふさわしいか判断してほしい」と語った。

これに対し、県議会最大会派・県政会の下崎保団長は「自分が正しいと思うなら議会を解散すべきた。自身の選挙だけ考えており、選挙戦術そのものだ」と述べた。

田中氏は16日午前0時で失職した。知事選は8月15日告示、9月1日投開票が有力。

小泉純一郎首相は15日夜、田中知事の知事選再出馬について「長野県のことだから、長野県民が判断することだ」と首相官邸で記者団に述べ、論評を避けた。田中知事の改革姿勢については「人さまざまだから。田中さんも個性的な方だから、どう長野県民が判断するかだ」と述べた。

これに関連し福田康夫官房長官は15日午後の記者会見で「(前回から)2年たって、また選挙になる。長野県の方々が選挙好きか知らないが、本当ならよく知事と議会とが話し合い、こういう究極的な状況に持ち込まないことが、長野県民にとって一番良かったのではないか」と述べ、田中氏と県議会双方の対応を批判した。《共同通信》

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【大相撲】

大相撲名古屋場所9日目(15日・愛知県体育館)大関千代大海と関脇朝青龍が全勝を守り、2人を追う1敗は横綱武蔵丸だけとなった。千代大海は平幕貴ノ浪を一気に突き出し、朝青龍は小結雅山を寄り切り、ともに土つかずの9連勝。貴ノ浪は2敗に後退し、雅山は7敗となった。武蔵丸は闘牙を押し出して8勝1敗と勝ち越した。関脇若の里は安美錦を退けて2敗を守った。小結土佐ノ海は高見盛に敗れ、黒星が先行した。十両は潮丸が1敗でトップ。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・民主党の羽田孜特別代表は15日の記者会見で、地元・長野県の田中康夫知事の失職−再出馬について「450億円も使ってダムを整備してきている。それに対する代替案がどうなのか具体的に出ていない」こと「脱ダム」政策を批判。「土砂崩れ、山崩れが長野県は全国で1位、2位だ。流れも急で、ドーと濁流が来る」と公共工事の必要性を説いた。最初に「『中央の政治があんまり余計な口出しをするのはよくない』と言ったが、今回はなおさら」と前置きした割には、言いたいことが山ほどあるよう。《共同通信》

【宮路和明厚生労働副大臣】辞任

宮路和明厚生労働副大臣は15日昼、厚生労働省で坂口力厚生労働相と会い、帝京大医学部入試口利き問題の責任をとって辞任する考えを表明、小泉純一郎首相あての辞表を提出した。福田康夫官房長官は坂口厚労相から電話連絡を受け了解した。首相は受理する。2001年1月の中央省庁再編で新設された副大臣が引責辞任するのはこれが初めて。

宮路氏は坂口厚労相に「国会審議にご迷惑をお掛けしたので、これ以上(副大臣に)とどまることはできない」と陳謝した。

首相は、野党側が宮路氏の進退問題が決着しない限り、健康保険法改正案の審議に応じない姿勢をみせていたため、同法案の会期内成立を優先させる立場から宮路氏を更迭させる必要があると判断。15日午後の参院厚生労働委員会の理事懇談会までに決着を図る方針を固めていた。

小泉首相は15日昼、記者団に「(厚労省サイドから)いずれ報告がある。状況を聞いて判断する」と述べた。《共同通信》

宮路和明厚生労働副大臣(61)=自民=は15日、厚生労働省で坂口力厚生労働相と会い、帝京大医学部入試口利き問題の責任を取り辞任する考えを表明、小泉純一郎首相あての辞表を提出した。首相は辞表を受理、政府は持ち回り閣議で宮路氏の辞任を了承した。《共同通信》

【天皇、皇后両陛下】ウィーン少年合唱団を訪問

オーストリア滞在中の天皇、皇后両陛下は15日午前、ウィーン少年合唱団が寄宿舎生活を送るアウガルテン宮殿を訪れ、天使の歌声に耳を傾けた。

両陛下が到着すると、オーストリア人の父と日本人の母を持つレネ・フリーザマッハ君(13)とケント・フリーザッハ君(11)兄弟ら団員4人が、バラとフリージアの花束を渡して歓迎した。

両陛下はシューベルトの「舞曲」などを鑑賞された。コンサート終了後、合唱団の要望に応じた皇后さまが、ピアノでベルナーの「野ばら」を伴奏、合唱団と共演する場面もあった。

両陛下はその後、王宮でクレスティル大統領夫妻主催の昼食会に出席。天皇陛下は文化や歴史、自然に触れた同国での3日間の滞在を振り返り、「オーストリアは私どもの心に近い国となりました。友好関係が深まり、両国がともに世界の平和と発展に貢献していくことを心から念願いたします」とお言葉を述べた。《時事通信》《共同通信》

【名古屋高裁金沢支部】誤った価格比較は違法

実際より高い価格を比較対象とされ、販売を妨害されたとして家電量販店「百満ボルト小松」(小松市)と「百満ボルト福井南」(福井市)が同業者「ヤマダ電機」(前橋市)に計4000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が15日、名高裁金沢支部であり、川崎和夫裁判長は「百満ボルト」側の請求を棄却した一審の福井地裁判決を破棄し、「ヤマダ電機」側に計200万円の賠償命令を言い渡した。

判決理由で、川崎裁判長は「比較広告の表示価格に誤りがあり、これは不正競争防止法が禁じた不正競争に当たる」と述べた。

判決によると、ヤマダ電機は1999年4月、同社江守中町店(福井市)でテレビの5商品が、小松店(小松市)ではステレオとビデオの2商品がそれぞれ、「百満ボルトより安い」と比較広告をした。

このうち、百満ボルトが12万9470円で売っていたテレビを「13万4970円」と店内で誤って宣伝するなど、テレビ、ビデオの3商品で実際の価格よりも高く表示したと認定された。

ヤマダ電機による価格の調査について川崎裁判長は「大部分は正確だった」と認めた上で「百満ボルトの店側に気付かれないように多数の商品の機種と価格を見てひそかにテープレコーダーに吹き込んでおり、見誤りや、読み誤りがあっても不思議でない」と指摘した。《共同通信》

【東京都】高3女子半数が性体験

高3女子生徒の半数近くが性交経験を持つ一方、高3女子の複数回体験している人で「いつも避妊している」と回答したのは5人に1人と過去最低となったことが15日、教師らでつくる民間団体「東京都幼稚園・小・中・高等学校性教育研究会」の調査で調査で分かった。性感染症や中絶を防ぐため、性教育の在り方があらためて問われそうだ。

研究会は性教育を考える基礎データとして1981年から3年ごとに東京都内の高校生を対象に調査。今年は高校生男女計3064人が回答した。

性交経験率は高1女子が26%、同男子が25%、高2女子が41%、同男子が33%、高3女子が46%、同男子が37%。経験率はいずれの学年も増加傾向がみられる。

性交経験が複数回ある人で一「いつも避妊している」としたのは、高3女子で過去最低の22%、同男子で48%。高3男女に性交に対する考え方を尋ねたところ「愛情が深まれば可」が多く、「他人に迷惑を掛けなければ可」が27%だった。《共同通信》

【この日の民主党】

「長野県民総ぐるみの知事選を」羽田特別代表

民主党の羽田孜特別代表は、15日の定例記者会見で、先に県議会で不信任決議が可決された長野県の田中康夫知事が同日失職し、再選を目指して出直し知事選に出馬する意向を表明したことに言及。「不信任による知事の失職はこれまでなかった重大な事態」としつつも、「これまで田中知事が地方自治の現場に示してきたことを無駄にすることなく、どのようなリーダーが必要か、県民総ぐるみで選挙に臨み、わだかまりのない県政をめざしてほしい」と語った。

ダム建設中止問題をめぐっては、田中知事が民主党の緑のダム構想と相通じる主張を掲げた経緯もあり、会見では「特別代表個人、もしくは民主党として田中知事を応援するのか、あるいは与党3党と民主党とで対立候補擁立に動くのか」との質問が出された。羽田特別代表は、「国政の場から口をはさむより、県議会が中心になって行う方がいい」と述べた。《民主党ニュース》



7月15日 その日のできごと(何の日)