平成7099日目

2008/06/15

この日のできごと(何の日)

【岩手・宮城内陸地震】倒壊旅館から3遺体

震度6強を記録した岩手・宮城内陸地震で、行方不明者を捜索していた自衛隊や警察、消防は15日午後1時すぎ、宮城県栗原市の温泉旅館倒壊現場から旅館経営者の家族、宿泊客ら3人を発見、死亡を確認した。死因はいずれも窒息死。地震の死者は9人、不明者は計13人になった。《共同通信》

岩手・宮城内陸地震で、宮城県栗原市の温泉旅館「駒の湯温泉」が土砂崩れで倒壊した災害現場で15日、行方不明になっていた7人のうち、3人が発見されたが、死亡が確認された。2人は女性。残り1人の性別は不明。地震による死者は計9人目となった。

同旅館の現場では、15日早朝から警察や消防、自衛隊が捜索していた。まだ倒壊した建物内で4人が残されているとみられ、捜索を続けている。女性2人は午後1時20分と同37分に相次いで発見されたという。同旅館では、経営者の家族や宿泊客7人が土砂崩れで倒壊した建物の下敷きになり、行方不明になっていた。《産経新聞》

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【新潟県警】「無差別殺人を起こします」2ちゃんで予告の少年を補導

インターネット掲示板「2ちゃんねる」で放火や無差別殺人を予告したとして、新潟県警ハイテク犯罪対策室と新潟東署は15日、脅迫の非行事実で、新潟市の男子中学生(13)を補導した。「秋葉原の事件があり、騒がせようと思っていたずらのつもりでやった」と認めているという。

調べによると、少年は今月10日午後7時半ごろ、「6月30日月曜日、19時30分に、新潟駅に放火した後、新潟駅周辺で無差別殺人を起こします」と書き込んだ。11日に警察庁から新潟県警が連絡を受けて捜査していた。凶器は準備していなかった。近く児童相談所に通告する。《産経新聞》

【この日の民主党】

岡田副代表、岩手・宮城内陸地震発生受け、宮城県栗原市を訪問

岩手・宮城内陸地震災害対策本部顧問の岡田克也副代表は15日、地震発生を受けて、宮城県栗原市役所を訪れ、佐藤栗原市長と面談し、被害状況の説明を受けた。市長からは激甚災害指定を急いでほしいといった要請があった。

その後、被害が最もひどかったとされる花山地区の花山総合支所を訪問。支所長の千葉さんから川が寸断されている等の被害状況、二次災害への警戒に関する説明を受けたあと、避難所を訪問。住民の方々から、車の中で一晩明かしたことや地震発生直後の状況などについて話を聞き、激励した。また、救助作業に当たる自衛隊員の労をねぎらい、一人ひとりに言葉をかけた。

視察後は岡田副代表は記者団に、「政治・行政としてできるだけのことをしたい」と表明、生活再建に向けて、まずは人命救助が優先であるとの認識を示した。

その後に訪れた、郡和子衆議院議員主催の集会や宮城県3区の橋本きよひと総支部長主催の集会において、災害視察の報告をし、「災害復興には与党も野党もない」として、政府に協力する姿勢を示した。

なお、視察には地元宮城県選出で『次の内閣』ネクスト環境大臣の岡崎トミ子参議院議員のほか、対策本部事務局長で同ネクスト国土交通大臣の長浜博行参議院議員、参議院災害対策特別委員会委員長の一川保夫参議院議員らが同行した。

小沢代表、岩手・宮城内陸地震の被災地域訪問 被災された方々をお見舞い

小沢一郎代表は15日、岩手・宮城内陸地震で大きな被害を受けた両県の被災地域を訪れ、被災された方々を見舞うとともに、土砂崩れ現場等の視察を行い、民主党としても今後の復旧に全力を上げる方針を示した。

黄川田徹、階猛両衆議院議員、平野達男、主濱了、工藤堅太郎、藤原良信各参議院議員と共に小沢代表はまず、岩手県一関市役所を訪問。坂本副市長、岩手県の担当部長から被害の現状と復旧作業の状況について説明を受けた。

被害状況としては、震源地を中心に被害が大きく、道路わきのがけ崩れや、陥没、せり上がりなど、至るところで交通が遮断されている状況にあるとの説明を受けた。矢櫃ダム付近での土砂崩れの影響で、ダムから上流は通行止めになっているが、孤立している人たちについては、ヘリコプターで救出しているとの報告がなされた。

また、土砂崩れによりせき止められた川が、ダム化しつつあるところが何カ所かあり、このまま梅雨に入れば、決壊の恐れもあるとの指摘もあり、県とも協議して水抜きを行うなど、早急に対処したいとの説明があった。

その後、小沢代表ら一行は、担当者らの案内で、矢櫃ダム付近の土砂崩れ現場に向かい、重機による土砂の除去作業などを視察した。さらに、被災者の避難所となっている、一関市立本寺小学校を訪れ、被災した方々を見舞うとともに、民主党としても復旧に、最大限努力する旨を伝えた。

続いて、岩手県から宮城県に移動した小沢代表は、安住淳衆議院議員と栗原市で合流し、佐藤栗原市長から被害状況について、また全国からたくさんの応援を受けているとの説明を受けた。

さらに、市の災害対策本部を訪ね、人命救助、被害の復旧に尽力している方々に、「昨日から大変な努力の連続だと思う。人命第一としながら、住民の方たちの生活の安定のために頑張ってくださっている」と謝意を示すとともに、「私たち(民主党)も、市、県、与野党を問わず我々のできることは全力で努力する」と表明。同時に、現場で活動する皆さんが一番大変だが、被災者の方には(皆さんの力が)必要。一刻も早い回復を目指し頑張ってください」と激励した。

そして、栗原市の緊急避難所となっている、みちのく伝創館で、道路が塞がっているため自宅に帰れずに避難生活をしているお年寄りの方から話を聞き、「早く普通の生活に戻りたい」といった切実な声に耳を傾けた。

視察を終えて小沢代表は、「突然の大地震の災害で、まず被災者の皆さんに心からお見舞いを申し上げます」と述べ、「人命を第一に」を基本に据えながら、「市や県の担当者、自衛隊の皆さんも頑張っていただき、人命救助と、住民の皆さんの生活が早く元のもどるように頑張ってもらいたい」と、救助、復旧に取り組む方たちに感謝の言葉を述べた。

さらに、市、県、国と各レベルでやることはあるとしてうえで、「災害対策に与野党は関係無い。全力で努力したい」と語り、具体的には、明日16日にも災害対策特別委員会の理事会の開催を民主党から要求し、理事会が開かれることになったことを上げた。

政府・与党への要求に関しては、「災害の時にはこうするという仕組みはできている。あとは役所任せにしないで迅速に対策を講ずるということでやりたい」とした。

また、今度の地震で(土砂崩れによる)せき止め湖が出来ていることを指摘し、「これから東北地方は梅雨に入る。大雨になり二次災害がおきる恐れがあるので、できるだけ早く回復作業をしなければいけない」と、話した。

そして最後に、「自然の災害だから人間では止めようもないが、(できるだけ)早く予知をして、そして起きたならば素早く対応する。そういう仕組みを政治行政の中にきちんとつくっていかなくてないけない。そういう気持ちを強くした」と視察を通じての見解を語るとともに、政治として、災害に迅速に対応できる仕組みを早急に整備しなくてはならないと、今後取り組むべき課題を示した。《民主党ニュース》



6月15日 その日のできごと(何の日)