平成5566日目
2004/04/04
この日のできごと(何の日)
【第76回選抜高校野球大会】済美(愛媛)初優勝
第76回選抜高校野球大会最終日は4日、甲子園球場で決勝を行い、創部3年目で春夏通じて甲子園初出場の済美(愛媛)が、愛工大名電(愛知)を6−5で下し、初優勝した。
済美の上甲正典監督は1988年の選抜大会で初出場の宇和島東(愛媛)を率いて優勝しており、大会史上初となり2度目の「初出場優勝」を飾った。初陣で大会を制したのは、第1回大会を除くと95年の観音寺中央(香川)以来、16校目。
試合は雨の影響で午後4時44分プレイボール。序盤に3点リードした済美は、エースの福井優也投手が踏ん張り、2回戦から4試合連続の1点差勝ちで選抜大会決勝初のナイターを制した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【佳子内親王殿下】フィギュア大会に出場
秋篠宮ご夫妻の二女で学習院初等科四年の佳子さま(9つ)が4日、東京都新宿区の明治神宮アイススケート場で開かれた「2004スプリングトロフィー・フィギュアスケート競技大会」に出場し、かわいらしい滑りを披露された。
佳子さまが挑んだのは初級女子の部。紀子さまや姉の眞子さま(12)が見守る中、水色の衣装と白いスケート靴で銀盤に登場した眞子さまは緊張気味だったが、「佳子ちゃん頑張って」と仲間から声援が飛ぶと「スケーターズ・ワルツ」の曲に合わせて、幾つかの技も見事にこなした。
関係者によると、佳子さまはおととし夏からスケートを始め、ほぼ毎日、朝夕の練習をこなすほど熱心に取り組んでいるという。《共同通信》
【柔道】
柔道男子のアテネ五輪代表選考会を兼ねた第37回全日本選抜体重別選手権は4日、福岡市体育館で7階級が行われ、注目の100キロ級はシドニー五輪金メダルの井上康生(綜合警備保障)が決勝で兄の井上智和(警視庁)との3年ぶりの兄弟対決を制するなどオール一本勝ちで3年ぶり3度目の優勝をし、五輪代表の座を確実にした。世界選手権無差別級覇者の鈴木桂治(平成管財)は準決勝で井上智に敗れた。
60キロ級は野村忠宏(ミキハウス)が2年連続5度目の優勝を果たし、3連覇が懸かる五輪代表の座を射止めた。90キロ級は飛塚雅俊(了徳寺学園職)が3年ぶりの優勝を果たしたが、アテネ代表には泉浩(明大)が選ばれた。
73キロ級は高松正裕(旭化成)が2年ぶり、81キロ級は塘内将彦(旭化成)が初優勝し、ともに初の五輪切符を獲得。100キロ超級は生田秀和(綜合警備保障)が初制覇、66キロ級は内柴正人(旭化成)が決勝で鳥居智男(了徳寺学園職)を破り制した。
100キロ級と100キロ超級五輪代表は29日の全日本選手権後に決まる。
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アトランタ五輪71キロ級金メダリストの中村兼三(旭化成)が、81キロ級1回戦で敗れた後「これを一つの区切りにする」と、競技の第一線から退く意思を表明した。《共同通信》
【自民党・平沢勝栄代議士】金沢で講演
自民党の平沢勝栄代議士は4日、金沢市で開かれた北國新聞政経懇話会4月例会で講演し、政府が認定した北朝鮮による拉致被害者15人のうち、帰国した5人を除く消息不明の10人について、これまで北朝鮮側が、8人を「死亡」、2人を「未入国」とした調査結果の内容に誤りがあると認めていたことを明らかにした。その上で、平沢氏は「生存者がいることは間違いない」と述べた。
政府は昨年1月、「北朝鮮当局による拉致被害者支援法」に基づき、15人を支援の対象者に認定。安否が確認されていない10人のうち、北朝鮮側は横田めぐみさん=失跡当時(13)=ら8人を「死亡」、宇出津事件の久米裕さん=同(52)=ら2人は「入国の事実がない」としている。
北朝鮮側が調査結果に間違いがあったことを認めたのは昨年12月に平沢氏が臨んだ北京会談で、平沢氏は未確認の10人について「日本でインチキとか言われたが、北朝鮮側が『慌てて(書類などを)つくり、間違いがあった。当時の関係者もおらず、書類も紛失していて正確な説明ができず、これから説明したい』と言っていた」と語った。
さらに、「10人の中には不幸にして亡くなっている方もいるかもしれないが、生きている方がいるのは間違いない。一日も早く生存者を取り戻さないと時間がない」と述べた。《北國新聞》
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北朝鮮による拉致被害者の支援団体「救う会」は4日、東京都内で全国幹事会を開いた。自民党の山崎前副総裁と拉致議連事務局長(辞表提出)の平沢代議士が中国で北朝鮮側と接触したことに批判が集中、2人に対し今後、同様の行動を取らないよう要求することを決め、見解をまとめた。
見解では、2人の行動は、救う会などが決めている日朝交渉は政府間に一元化すべきとの方針に反している、と指摘。山崎氏を「被害者の救出運動に無関心で、かつては北朝鮮へのコメ支援に熱心だった」と批判している。《共同通信》
【イラク情勢】
ロイター通信などによると、イラク中部のイスラム教シーア派の聖地ナジャフ近郊で、駐留するスペイン軍主導の連合軍部隊とイラク警察が4日、対米強硬派のシーア派指導者サドル師側近の拘束に抗議するデモ隊と衝突し発砲、少なくとも、イラク人20人が死亡し、約200人が負傷した。駐留するエルサルバドル軍の兵士4人も死亡、9人が負傷した。
連合軍側の発砲によるイラク住民の死傷者数としてはこれまでで最多とみられる。フセイン政権崩壊1年となる9日を控え、また重要な宗教行事アルバインを前に、シーア派住民の反米、反駐留軍感情が高まり、シーア派地域の中南部を中心に情勢が一層不安定化する恐れがある。
スペイン軍のエルドン少佐は共同通信の電話取材に「群衆側から発砲があり、連合軍が応射した」と述べた。
首都バグダッドでも4日、サドル師支持者の集会で、イラク治安部隊による威嚇とみられる発砲があった。《共同通信》
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イラク駐留米軍当局者は5日、首都バグダッドでイスラム教シーア派の対米強硬派指導者ムクタダ・サドル師の民兵組織「マハディ軍」と、米軍・イラク側治安当局の間で4日に交戦があり、米兵7人が死亡、少なくとも24人が負傷したことを明らかにした。民兵組織側の被害は明らかでない。
首都での戦闘での米兵の死傷者数としては、昨年4月9日のバグダッド陥落、フセイン政権崩壊以降で最大規模。サドル師は4日「敵を震え上がらせよ」と米国など占領当局への実力行使を呼び 掛ける声明を発表した。政権崩壊一年を前に国際テロ組織に加え、シーア派内強硬派の反米感情が高まってきたことで6月末の主権移譲に暗雲が漂い始めた。
戦闘が起きたのは首都北東部のシーア派地域サドルシティー。駐留米軍によると、民兵らは同地区の警察署や官庁を占拠しようとしたため、米軍側がこれを阻止しようとして戦闘となった。民兵組織側は小火器やロケット弾などで応戦したが、米軍側が制圧した。《共同通信》