平成5855日目
2005/01/18
【この日の小泉総理】
国連防災世界会議に出席
平成17年1月18日、小泉総理は神戸市で開催された「国連防災世界会議」に出席しました。
同会議は、全世界における災害による被害の軽減を目指す21世紀の新しい国際防災戦略を策定することを目的として、阪神・淡路大震災から10年となるこの機会に神戸市において国連加盟国、国際機関、NGOなどが参加して22日まで行われる予定です。
会議初日、開催国ステートメントの中で小泉総理は、「昨年末にインドネシアのスマトラ島沖で発生した地震津波は、インド洋沿岸諸国に未曾有の被害をもたらしました。わが国は同じアジアの一員として、被災国の復旧・復興に向けて積極的な役割を果たしていく考えです。10年前の大震災の後、復興への道を歩んできたこの会議の開催地神戸において、皆さんとともに英知を結集して、災害による被害を軽減するために協力を一層深めようではありませんか。わが国は、今後とも情報や知識の共有、人的技術的貢献、財政面から復興支援の全てにおいて、最大限の国際的な協力を行ってまいります。」と述べました。《首相官邸》
日・ザンビア首脳会談
平成17年1月18日、小泉総理は総理大臣官邸で、ザンビア共和国のレヴィー・パトリック・ムワナワサ大統領と首脳会談を行いました。
会談では、昨年外交関係40周年を迎えた両国の友好関係を、大統領の訪日を機にさらに発展させたいとの期待が両首脳より表明されました。
ムワナワサ大統領より、これまでの日本の支援に感謝を表明しつつ、ザンビアの社会・経済状況について、貧困、エイズなどの問題を抱える中、貧困削減、保健・医療、経済構造改革、人材育成、地域協力の推進等の重点分野について、引き続き支援要請がありました。また、大統領より、観光促進や農業開発、主要産業である銅産業の振興に努めている旨説明があり、日本人のザンビア訪問の増加や、日本企業のザンビアの銅産業への関心拡大への要望がありました。
これに対し、小泉総理は、「エイズ問題や観光振興などザンビアの重要課題については、日・ザンビア両国の関係者間で協議していきたい。」と述べました。 さらに国連・安保理改革については、ムワナワサ大統領は、「ザンビアは国連改革を支持しており、日本の常任理事国入りを支持する。」と述べ、小泉総理はこれに謝意を表明しました。《首相官邸》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【小泉純一郎首相】郵政民営化断行への決意を表明
自民党は18日午前、都内のホテルで第71回定期党大会を開いた。
小泉純一郎首相(総裁)は21日からの通常国会で最大の焦点になる郵政民営化に関し「不断の改革を進めない限り、日本が発展する可能性を閉ざす」と述べ、民営化断行への決意を表明。結党50年にあたる今年、党の憲法改正草案を策定し「新憲法制定」に取り組む考えを示した。
外交政策では引き続き日米同盟と国際協調を重視する意向を強調し、イラクや北朝鮮問題で「日本の役割は増大していく」と指摘。イラクでの人道復興支援などにあたっている海外での自衛隊活動の実績を訴えた。《共同通信》
【エアバスA380】お披露目
エアバスA380(Airbus A380)は、欧州エアバス社のターボファン4発の超大型旅客機である。2005年1月18日にトゥールーズの本社工場で完成披露の式典が行われた。《Wikipedia》
【この日の民主党】
国会では国民に分かりやすい中身のある議論を行う
岡田克也代表は18日、党本部で定例記者会見を行い、21日から始まる162通常国会に臨む決意などを語った。
岡田代表は会見の冒頭、21日からの国会での議論について、『次の内閣』での議論を踏まえ、「大きな問題についての方向性をしっかり出した上で、国会の論戦に臨んでいきたい」と決意を表明。小泉首相に対しては、今年こそはしっかり答えて欲しいと要求し、「国民が分かりやすい議論ということを是非心がけていただきたい」と、相変わらずのすり替えの答弁が繰り返されることのないよう、厳しく釘を刺した。
同時に岡田代表は、自身が国会での議論に臨むにあたっては、「国会というのは国民が見て、理解するためのそういう場であると思う」として、「批判のための批判といった態度ではなくてしっかりと中身のある議論を行っていきたい」と、その思いを改めて披露した。
また昨日17日が、阪神・淡路大震災からちょうど10年になることにも触れて、「表面上は非常に色々な意味で建物も新しく建って、10年間でかなり復興が進んでいるという印象を与える」ものの、岡田代表が式典に参加して遺族代表の方の話をうかがった印象として、「傷の大きさを改めて感じさせられるメッセージだった」と指摘。昨年、災害が相次ぎ、多くの人命が失われたことを振り返り、「人の命の重さについて、改めて考えさせられる1年だった」とするとともに、「命の大切さというものをベースにして、政治家としてしっかりと諸課題に取り組んでいかなければならない」と述べた。
国政統一補選・東京都議選対策本部の設置等を承認 常任幹事会
18日午前、党本部において第325回常任幹事会が開催された。
冒頭、岡田克也代表が挨拶し、「国会が始まり、政権交代に向けて重要な時期。17日に神戸の震災10周年式典において命の大切さを痛感した。また、明日、政権戦略会議の第1回会合を開いて政権交代への課題の検討を開始する。」と述べた。
続いて川端達夫幹事長が報告に立ち、(1)ブロック代表の常任幹事を含む新常任幹事会の構成、(2)21日に両院議員総会を開催すること、(3)連合との年金に関する意見交換において三点の合意がなされたこと、について述べた。
次に鉢呂吉雄国会対策委員長が報告に立ち、補正予算の審議には3日を要求するとともに、イラク問題・年金問題・政治とカネに関する証人喚問等に取り組み、小泉政権を追及すると述べた。また、輿石参院幹事長より、参院国会対策委員会の予定が報告された。
さらに、仙谷由人政策調査会長からは、民主党予算案の検討状況を中心とする報告が行われ、平野博文幹事長代理より、世論調査結果についての報告が行われた。
続いて、報告承認事項に移り、川端幹事長より「スマトラ沖大地震・津波災害救援対策本部」および「国政統一補選・東京都議選対策本部」の設置について提案され、承認された。また、玄葉選対委員長より、衆議院公認内定者の追加、名古屋市長選推薦、千葉県議選補選公認について提案され、承認された。さらに、平野幹事長代理より総支部・行政区支部に関する設立・異動の報告提案があり、承認された。《民主党ニュース》