平成9960日目

2016/04/15

この日のできごと(何の日)

【政府】竹島・尖閣の領有権を示す資料を公開

政府は15日、島根県・竹島と沖縄県・尖閣諸島の領有権を裏付ける新たな歴史資料約750点をホームページで公開した。江戸時代初期に竹島を停泊地としてあわび漁に従事した町人への幕府の渡海免許や、尖閣諸島を八重山島役所の所轄とする明治時代の行政文書などが含まれる。


http://www.cas.go.jp/

2015年に公表した別の歴史資料約200点の英訳版も公開した。行政資料や新聞記事が多く、竹島関連が約450点、尖閣関連が300点。日本が1954年に国際司法裁判所(ICJ)に竹島問題の共同付託を提案した直後に、韓国が初めて測量に踏み切ったことを示す韓国の歴史資料も見つかった。《日経新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【熊本地震】

首相「救命、救出に総力」

安倍晋三首相は15日、熊本県で震度7を記録した地震から一夜明け「住民の安全を第一に救命、救出、救助に総力を挙げて取り組んでいく。食料物資の提供、医療の確保など被災者支援にきめ細かく取り組む」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。

同時に、建物の倒壊などにより死者が出たことについて「ご冥福をお祈りしたい。ご遺族の皆さまにお悔やみを申し上げたい」と強調。余震が続いていることを踏まえ「二次災害の防止にも全力で取り組んでいく」と述べた。

政府は同日午前8時10分から非常災害対策本部の第2回会合を首相官邸で開くと発表した。《共同通信》

欠航や運休相次ぐ

県内の交通機関は15日、JR九州が始発から九州新幹線など上下全線で運転を見合わせた。空港でも欠航が相次ぎ、路線バスは一部区間で運休した。電気やガス、水道も一部で停電や断水が発生。各事業者は被害の確認を急いだ。JR九州は安全確認のため、九州新幹線をはじめ、鹿児島線や豊肥線、肥薩線、三角線の在来線、くま川鉄道、南阿蘇鉄道、肥薩おれんじ鉄道の第三セクター鉄道も上下全線で運転を見合わせた。新幹線は熊本駅の南1・3キロ地点で6両編成の回送列車が脱線。同社は「現場調査を急いでいるが、まだ詳細は不明」と話している。復旧の見通しは立っておらず、終日運転を見合わせる。

熊本空港では欠航が相次いだ。ソラシドエア熊本-羽田間は1往復2便、全日空の熊本発東京、大阪行きは各1便が欠航した。地震の発生直後を除き、滑走路の一部閉鎖はなかった。路線バスは熊本電鉄が通常運行したが、そのほかのバスは一部運休や迂回運転した。

福岡-熊本など主要な高速バスも運行を見合わせた。九州産交バスは「高速道路の復旧状況が全く読めず、運行再開は何とも言えない」とした。高速道路は一部陥没などがみられ、正午現在、九州自動車道植木IC-えびのICや南九州西回り自動車道八代JCT-津奈木IC、九州中央自動車道嘉島JCT-小池高山ICがそれぞれ通行止めになっている。

電気・ガス・水道のインフラも被害が相次いだ。九州電力によると、正午現在、益城町を中心に1万1400戸が停電。西部ガスは熊本市南区の約1100戸(午前11時現在)を供給停止にした。水道は熊本市で午前10時現在、5万7千世帯で断水している。NTT西日本によると、午前の時点で、固定電話が通話できないような大きな障害はなかった。携帯電話は益城町と甲佐町の一部でつながりにくい状況になっている。《熊本日日新聞》

がれきの中から赤ちゃん救出

がれきの中から赤ちゃんが奇跡的に救出されると、住民は歓声を上げた。九州で初めて震度7を記録した地震から一夜明けた15日、被害が集中した熊本県益城町では救出作業が本格化した。激震の傷痕は生々しく、自宅が倒壊し、家族を失った住民は、ぼうぜんと立ち尽くした。余震が続く中、避難所で眠れぬ夜を過ごしたお年寄りは「生きた心地がしない」と疲れをにじませた。

「奇跡だ」「神様が守ってくれた」。14日夜に震度7の激震が直撃した熊本県益城町。地震発生から約6時間後、近隣住民が祈るように見守る中、同町安永の崩れ落ちた民家から生後8カ月の女児がほぼ無傷で救出された。女児は発生時、木造2階建て民家の1階寝室にいた。地震で2階が崩れ落ち、1階は押しつぶされた。「娘が取り残されている」通報を受けた消防隊員や警察官が現場に駆けつけた。

女児の祖母によると、あっという間に家が崩れ落ち、女児が取り残された。大声で名前を呼ぶと泣き声が聞こえたが、がれきに阻まれた。母親ががれきの隙間から手を伸ばすと、女児の手に触れることができた。やがて到着した消防隊員が声が漏れ聞こえるポイントに穴を開け、中に入ろうと試みたが、強い余震が続き断念した。時間がたつにつれ、泣き声が聞こえなくなり、母親は取り乱した。消防隊員と警察官が手作業でがれきをかき分け、自衛隊がチェーンソーを使ってがれきを除去。15日午前3時半ごろ、捜索隊が崩れた柱と柱の隙間にいた女児を救出すると、「ワーッ」という歓声が上がり、しばらくの間拍手が鳴りやまなかった。《西日本新聞》

【サイバー対策改正法】成立

2020年東京五輪・パラリンピックなどを見据えてサイバー攻撃対策の専門家を増やすため、国家資格「情報処理安全確保支援士」の創設を柱とする改正法が15日の参院本会議で自民、公明、民進各党などの賛成多数により可決、成立した。政府は早ければ17年度から資格試験を始め、20年までに資格者を3万人超に増やす方針だ。

五輪のような大規模イベントは、サイバー攻撃の対象となる恐れがある。国家資格の創設により、中央省庁に加えて電力、鉄道など政府が「重要インフラ」と位置付ける企業に専門家の育成を促す。安全確保支援士の役割はサイバーセキュリティーのシステム構築など。《共同通信》

【マラソン・野口みずき選手】現役引退を表明

2004年アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずき選手(37)=シスメックス=が15日、神戸市内で開いた記者会見で「幸せな陸上人生を歩むことができた。(実業団に)入社のとき、脚が壊れるまで走りたいと目標を言ったが、その言葉通り、思う存分走り切れた」と述べ、現役引退を正式に表明した。

三重・宇治山田商高からワコール入りし、グローバリーを経て05年12月からシスメックスに所属。03年に大阪国際女子マラソンで優勝。05年には2時間19分12秒の日本記録を樹立した。最も印象に残るレースはアテネ五輪だとし「今でもいいレースができたと思っている」と振り返った。《共同通信》



4月15日 その日のできごと(何の日)