平成9842日目

2015/12/19

この日のできごと(何の日)

【この日の安倍総理】

報道写真展鑑賞

安倍晋三首相は19日、東京都内で開催中の「2015年報道写真展」を鑑賞した。感想を記者団に問われ「災害もあったが、内政・外交とも実り多い1年間だった」と振り返った。安全保障関連法案審議中の8月、反対を訴える人々が国会前を埋め尽くすように集まった写真に苦笑いする場面もあった。この写真は東京写真記者協会のグランプリを受賞している。

首相は、米連邦議会の上下両院合同会議での演説に臨む自身の写真に「安倍晋三」と大きくサイン。ラグビー日本代表の五郎丸歩選手がキック前に手を胸の前で合わせる写真に立ち止まり、同じポーズをしてみせた。《共同通信》

橋下徹氏と会談

安倍晋三首相は19日夜、大阪市長を退任した橋下徹氏と都内のホテルで食事を共にしながら約3時間半会談した。橋下氏が政界引退後も影響力を持つ新党「おおさか維新の会」との協力に関して話し合い、憲法改正についても意見交換したとみられる。首相側には、来年1月4日召集の通常国会や来年夏の参院選を見据え、野党勢力を分断したい思惑がある。

首相と橋下氏の会談は6月14日以来。橋下氏は12月18日に退任しており、首相は会談に先立ち記者団に「慰労会だ。ご苦労さまと言いたい」と語った。菅義偉官房長官とおおさか維新代表の松井一郎大阪府知事が同席した。おおさか維新と首相官邸の親密な関係を改めて印象づけた。

関係者によると今回の会談は、橋下氏が大阪を「副首都」にする政策や統治機構改革のための憲法改正を念頭に「おおさか維新の綱領や政策を首相に直接説明したい」と松井氏に相談。松井氏の申し出を受けた菅氏が首相に「忘年会をかねて橋下さんを慰労しましょうか」と相談し実現した。

橋下氏はこれまで「来年夏の参院選で自民、公明両党とおおさか維新で3分の2の議席をめざし、改憲の体制をつくる」と述べ、安倍政権がめざす憲法改正に協力する方針を示している。《日経新聞》

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【阪神・藤浪晋太郎投手】契約更改

阪神・藤浪晋太郎投手(21)が19日、西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、倍増の1億7000万円でサインした。プロ3年目を終えて、球団史上最高年棒となった。「いい評価をしていただきました。3年やって来年からもしっかりチームを引っ張ってくれと言われました」と満足そうに話した。今季は28試合199イニングを投げ、14勝7敗、防御率2・40をマーク。221三振を奪い、自身初タイトルを獲得した。《デイリー》

【ボクシング・辰吉寿以輝選手】デビュー以来3連勝も「全然だめでした」

元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(45)の次男・辰吉寿以輝(19)=大阪帝拳=がプロ第3戦に臨み、ここまで2勝1敗の脇田洸一(25)=クラトキ=に3-0の判定勝ちし、デビュー3連勝となった。両者ダウンシーンはなく、寿以輝のデビューからの連続KO勝利は「2」でストップした。判定勝ちのコールを受けても寿以輝に笑顔はなし。「今日は全然だめでした。やっぱり倒すような練習してきたんで…」と淡々と勝利者インタビューに答えた。《デイリー》

【台湾総統選】告示後初の週末

来年1月の台湾総統選は19日、告示後初の週末を迎え、8年ぶりの政権交代を狙う最大野党、民主進歩党(民進党)の蔡英文主席(59)、与党、国民党の朱立倫主席(54)、野党、親民党の宋楚瑜主席(73)の3氏が各地の集会で支持を訴えた。

優勢な蔡氏はこの日、国民党の地盤とされてきた北部の直轄市、桃園市で三つの集会に出席した。

国民党の朱氏も、桃園市などで立法院選に出馬する同党候補の支援集会に出席した。

親民党の宋主席も台北市で大規模な集会を開いた。《共同通信》

【中国】タイで鉄道起工式

中国がタイで建設する鉄道の起工式が19日、タイ中部アユタヤ県のチェンラックノイ駅で行われた。完成すれば、ラオスで中国が建設中の鉄道と合わせ、中国・昆明とタイの首都バンコクが鉄道でつながる。

中国は習近平指導部が現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」を進めており、この一環として、鉄道をシンガポールまで延ばす計画だ。

両政府は、バンコクとラオス国境に近い北東部ノンカイなどを結ぶ総延長873キロの鉄道を中国が建設する方向で、既に覚書を交わした。しかし中国による融資の金利をめぐり交渉が難航、最終合意には至っておらず、着工は来年にずれ込む見通し。《共同通信》

【米大統領選】クリントン氏、トランプ氏を真っ向批判

来年の米大統領選に向けた民主党候補者討論会が19日、東部ニューハンプシャー州マンチェスターであった。最有力候補のクリントン前国務長官(68)は、イスラム過激思想に対抗するには「イスラム系市民と協力しなければならない」と強調、排外的主張を掲げる共和党のトランプ候補(69)との対決色を鮮明にした。

クリントン氏は、イスラム教徒の米入国禁止を訴えるトランプ氏の主張は米国への敵意をあおる過激派組織「イスラム国」(IS)の思うつぼだと指摘。「ISはトランプ氏がイスラム教を侮辱する様子のビデオを見せて戦闘員を募っている」と非難した。《共同通信》



12月19日 その日のできごと(何の日)