2024 令和6年12月18日(水) ホンダ・日産、経営統合へ

令和2059日目

2024/12/18

この日のできごと(何の日)

【ホンダ、日産】経営統合へ

ホンダと日産自動車が、経営統合に向けて協議していることが18日、わかった。両社が傘下に入る持ち株会社の設立を検討し、日産が筆頭株主となっている三菱自動車の合流も視野に入れる。実現すれば世界販売台数で3位の自動車グループが誕生する。米中新興メーカーの台頭で電気自動車(EV)などの開発・販売競争が激化しており、統合によって経営の効率を高める狙いがある。

日産は18日午前、「当社とホンダ、三菱自動車は、各社の強みを持ち合い、将来的な協業について様々な検討を行っている」とのコメントを出した。ホンダも同様にコメントした。両社は近く覚書を結び、持ち株会社の設立時期や出資比率、首脳人事などの協議を進める。

2023年の世界販売台数は、ホンダが398万台、日産が337万台、三菱自の78万台で、合計すると813万台に上る。1123万台のトヨタ自動車グループ、923万台の独フォルクスワーゲン(VW)グループに次ぐ規模となる。

ホンダと日産は今年3月、EV開発などで協業を検討すると公表。8月にはEVの主要部品や車両に搭載するコンピューターを制御する基本ソフト(OS)の共通化といった具体的な協業内容を示し、枠組みへの三菱自の参画も発表していた。《読売新聞》


【長崎】RX―7、25年間ありがとう

スポーツカーを乗りこなすシニア女性として、交流サイト(SNS)で話題を集めた長崎市の西本尚子さんが18日、80歳になったのを区切りに免許を返納し、四半世紀連れ添った愛車「RX―7」を製造元マツダに譲渡した。愛好家の間でセブンと呼ばれる人気車種は、マツダの広報車として次の道を歩むという。

生命保険会社に長年勤めた西本さんの趣味はドライブ。数台、車を乗りかえた後、55歳のときに「背面の滑らかな形状が魅力」のセブンと出会い、新車で購入した。

RX―7はマツダが強みとする、小型で高出力のロータリーエンジンを搭載し、米映画「ワイルド・スピード」や漫画「頭文字D」に登場し人気を誇る。148センチの小柄な体でさっそうと乗り回し、周囲のドライバーに驚かれたこともあった。

25年間の走行距離は約7万7千キロに上る。年齢も考慮して一昨年、80歳での免許返納を決めた。

西本さんは18日、長崎市内のマツダ店舗で催された式典に出席し、長崎県警浦上署に免許を返納した。《共同通信》

【プロ野球】

ソフトバンクは18日、米大リーグのレッドソックス傘下のマイナー、3Aウースターからフリーエージェントとなった上沢直之投手(30)を獲得したと発表した。4年契約で背番号は10。26日に入団記者会見を行う。

上沢は千葉・専大松戸高から2012年にドラフト6位で日本ハムに入団。21年には自己最多の12勝を挙げるなど通算70勝をマークした。昨オフにポスティングシステムを利用して米球界に挑み、レッドソックスでメジャー初昇格したが、2試合の登板にとどまった。

ソフトバンクは和田毅さんが引退し、石川柊太投手は国内フリーエージェント権を行使してロッテに移籍。先発陣の強化に向けて調査していた。《共同通信》

【愛知県津島市】共産党市議が暴行

愛知県津島市は18日、市民病院の研修医ら3人が、酒に酔った状態で搬送されてきた共産党の松井由美子市議(48)から暴行を受けたと発表した。他に被害を訴えているのは看護師と市消防本部の救急隊員で、3人は県警に被害届を提出した。共産党尾張南地区委員会は取材に「本人に当時の記憶がなく、事実関係を確認している段階なのでコメントは控える」としている。

市によると、13日午後11時25分ごろ、市内の路上で倒れている松井氏を近隣住民が見つけ、119番した。救急隊員らが駆けつけると、アルコール臭がし、あごを負傷していたため搬送した。

到着後、診察した20代の研修医の胸ぐらをつかんだり、体温計を投げつけたりした。40代の看護師が胸や背中を蹴られて打撲を負い、止めに入った救急隊員も腹を蹴られた。病院は警察に通報し、松井氏は警察官に付き添われて院外に出た。

その後、松井氏は被害者に謝罪を申し出たという。記者会見した日比一昭市長は「公職者としていかがなものか。誠に遺憾だ」と話した。《共同通信》

【群馬県草津町】元町議、虚偽の性被害告訴認める

群馬県草津町の黒岩信忠町長(77)からわいせつ行為を受けたと、うその告訴をしたなどとして、虚偽告訴などの罪に問われた元町議、新井祥子被告(55)は18日、前橋地裁(山下博司裁判長)の初公判で虚偽告訴の罪は起訴内容を認め、名誉毀損の罪は無罪と主張した。

起訴状によると、2021年12月、町長室で町長から強制わいせつの被害を受けたと虚偽の告訴状を前橋地検へ提出。19年11月、著者と共謀し「町長と肉体関係を持った」などと記載した電子書籍を配信し、町長の名誉を傷つけたとしている。

著者は今年1月、名誉毀損の罪に問われ、前橋地裁で懲役1年、執行猶予3年の判決が言い渡された。

町長が名誉を傷つけられたとして、元町議と著者らに損害賠償を求めた訴訟で、元町議に165万円の支払いを命じた東京高裁判決が11月26日に確定している。《産経新聞》

【東京株式市場】

18日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続落した。外国為替市場で円高ドル安が進み、輸出関連企業の重しとなった。

終値は前日比282円97銭安の3万9081円71銭。東証株価指数(TOPIX)は8.33ポイント安の2719.87。出来高は約21億1006万株だった。《共同通信》

【米国防総省報告書】中国、核弾頭600発保有

米国防総省は18日、中国の軍事動向に関する年次報告書を発表した。中国が今年半ばの時点で、昨年比で約100発増となる600発以上の運用可能な核弾頭を保有していると推定。200発台前半だった2020年時点から約4年間で3倍近く増えた計算になり、想定を上回るペースで核開発を加速させているとした。核戦力を多様化させているとも分析した。

中国国防費の不透明さにも警戒感を示した。複数分野の支出を除外して計上しているため、実際は公表額よりも40〜90%多く、今年は年間3300億〜4500億ドル(約50兆〜69兆円)だと推定した。

核戦力について、低出力核弾頭の精密打撃ミサイルから超大型核弾頭の大陸間弾道ミサイル(ICBM)まで、種類を増やしていると記述。過去20年間で極超音速ミサイル技術を急速に向上させ、世界最高水準に到達しているとした。《共同通信》

【ウクライナ情勢】

英国のスターマー首相は18日、米国のトランプ次期大統領と電話会談した。スターマー氏はウクライナ支援に消極的なトランプ氏の姿勢を懸念しており、米国によるウクライナとの連帯を続けるよう求めた。英首相官邸が発表した。

スターマー氏はロシアとの将来の停戦協議を念頭に、ウクライナが可能な限り強い立場に置かれる重要性も強調した。

両氏は安全保障や経済成長について力を合わせることで一致。スターマー氏は、トランプ次期政権による関税引き上げを警戒している。《共同通信》

ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、ブリュッセルで北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長と会談し、今後のウクライナ支援について協議した。フランスのマクロン大統領とも会談したほか、欧州の主な加盟国首脳らとの会合に出席。支援に消極的なトランプ次期米政権の就任を来月に控え、NATO側と意思の統一を図った。

ゼレンスキー氏はルッテ氏との会談に先立ち「ウクライナの安全保障について話す良い機会だ。欧州による共通の立場が非常に重要だ」と結束を訴えた。ルッテ氏は「ウクライナが和平交渉の開始を決めた場合に、最善の立場で交渉に臨めるようにしなければならない」と語った。《共同通信》

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