令和1514日目
2023/06/22
この日のできごと(何の日)
【米印首脳会談】
バイデン米大統領は22日、ホワイトハウスでインドのモディ首相と会談し、インドが米国から無人機MQ9Bを調達し、戦闘機エンジンを両国の企業がインドで共同生産することで合意した。防衛協力を加速させ、インド太平洋地域で軍事的、経済的な威圧を強める中国の脅威に対抗する。
バイデン氏は政権発足後3人目の国賓としてモディ氏を迎えた。会談後に共同記者会見し、米印の関係は「世界で最も重要であり、かつてないほど強力かつ緊密で活力に満ちている」と評価。モディ氏は両国が「未来に向けた強力な協力関係を築いている」と述べた。
共同声明によると、米ゼネラル・エレクトリック(GE)とインド企業がインドの戦闘機に搭載されるジェットエンジンF414を共同生産する。両首脳はインドの造船所で米海軍艦艇の修理などを可能にすることでも合意した。
バイデン政権はインドと兵器の共同開発を進め、インドへの主要な兵器輸出国のロシアをけん制する狙いもある。インドはロシア以外の調達先を拡大するとともに国産化と技術向上を図る。《共同通信》
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【鹿児島・奄美大島】孤立、停電続く
停滞した梅雨前線の影響で記録的な大雨に見舞われ、土砂崩れや浸水などの被害が相次いだ鹿児島県の奄美大島の宇検村では22日夕方になっても228世帯365人の孤立が続いた。同村や瀬戸内町では計約300戸が停電。奄美地方は23日も雨が降る見込みで、気象庁は引き続き土砂災害に警戒を呼びかけている。
県によると、人的被害は確認されていない。瀬戸内町によると、町内では約3200世帯で断水や水の濁りが発生したが一部を除き解消した。
気象庁によると、瀬戸内町古仁屋では16日午前9時の降り始めから22日午後4時までの降水量が565.5ミリに達し、既に6月の平年1カ月分を上回っている。 《共同通信》
【プロ野球交流戦】
プロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」の表彰選手が22日発表され、最優秀選手(MVP)に巨人の岡本和真内野手が初選出された。8本塁打、19打点で2冠に輝き、打率も2位の3割8分3厘をマークした。優勝(最高勝率を含む)チーム以外から選ばれるのは、ヤクルトが最高勝率だった2018年の吉田正尚(当時オリックス)以来、2人目。賞金200万円が贈られる。
両リーグから1人ずつ選ばれる優秀選手(賞金100万円)はセが、優勝したDeNAを引っ張り最多27安打を放った牧秀悟内野手、パは打率トップの4割1分3厘を記録したソフトバンクの近藤健介外野手となった。《共同通信》
【バレーボール】
バレーボールのネーションズリーグ男子は22日、フランスのオルレアンで行われ、日本はブラジルを3―2で破って、開幕7連勝を飾った。五輪3大会制覇のブラジルに公式戦で勝つのは1993年以来、30年ぶり。
日本は第1セット、高橋藍(日体大)のサーブで流れをつかんで25―23で先取し、第2セットも石川(ミラノ)の強打などで25―21で連取した。続く2セットを落としたが、最終第5セットは宮浦(ジェイテクト)が要所で決めて18―16で競り勝った。《共同通信》
【札幌高裁】首相演説やじ排除、男性逆転敗訴
2019年の参院選で安倍晋三首相(当時)の街頭演説中にやじを飛ばし、北海道警に排除された男女が道に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、札幌高裁は22日、計88万円の賠償を道に命じた札幌地裁判決のうち、大杉雅栄さん(35)への賠償命令を取り消した。桃井希生さん(27)については道の控訴を棄却し、一審の55万円の賠償命令を維持した。
大竹優子裁判長は、大杉さんには周囲とのトラブルや安倍氏に危害を加える恐れがあったとして、警察官の行為は妥当と認定した。桃井さんについては一審判決と同様、排除は憲法で保障された表現の自由の侵害に当たるとした。離れた場所にいた2人の状況は異なっており判断が分かれた。
昨年3月の一審判決後の同7月、安倍氏が街頭演説中に銃撃され死亡する事件が発生したが、控訴審の審理や判決で言及はなかった。
大杉さんは上告を検討するとし「銃撃事件がなかったら、裁判所の判断は変わらなかったのではないか」と話した。道警は「判決内容を精査し、対応を検討する」とコメントした。《共同通信》
【東京株式市場】
22日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げで米景気が後退するとの懸念から売り優勢となった。ただ、東京株の上昇が続くとの見方から割安な銘柄を物色する買い注文が入り、上昇に転じる場面もあった。
終値は前日比310円26銭安の3万3264円88銭。東証株価指数(TOPIX)は1.49ポイント高の2296.50。出来高は約14億5273万株だった。《共同通信》
【日仏外相会談】
林芳正外相は22日夕(日本時間23日未明)、訪問先のパリでフランスのコロナ外相と会談した。経済安全保障分野での連携を進めるため、事務レベルの作業部会設置で一致した。インド太平洋地域の安定に向け、自衛隊とフランス軍の共同訓練を進める方針も確認した。
仏海軍フリゲート艦「ロレーヌ」が5月に東京港に寄港、6月に東シナ海で米軍も加えた日米仏の共同訓練を実施した。林氏は会談で「日仏関係が安全保障・防衛、経済、地球規模課題など幅広い分野で進展していることを歓迎する」と述べた。
両外相は、厳しい対ロシア制裁と強力なウクライナ支援を継続する方針を申し合わせた。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
原発冷却水の池に地雷
反転攻勢を続けるウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は22日、南部のザポロジエ原発でロシア軍が大規模テロを検討しており、原発冷却水の貯水池に地雷を新たに埋めたと非難した。国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長も21日の声明で、貯水池近くに地雷が敷設されたとの報告を承知していると発表した。
ザポロジエ原発はカホフカ水力発電所のダムから冷却水を取っていたが、6日のダム決壊で長期的影響が懸念されている。グロッシ氏は声明で、原発を15日に訪れた際は貯水池の地雷に気づかなかったと説明した。《共同通信》
ウクライナ復興へ8兆5000億円
ロシアの侵略で国土が破壊されているウクライナの再建策を協議する「ウクライナ復興会議」は22日、ロンドンで2日間の日程を終え閉幕した。ウクライナのシュミハリ首相とクレバリー英外相は、支援国・機関が復興のため新たに計600億ドル(約8兆5千億円)を拠出することで合意したとする共同議長声明を発表。声明は、「ウクライナとその国民の潜在的な力を解き放ち、ロシアの侵略を打ち負かす」と宣言した。
次回の復興会議は来年、ドイツの首都ベルリンで開かれることも発表された。
中長期的な支援に加え、直近の国土再建も進める。シュミハリ氏は22日、今年の早急な復興に必要となる65億ドル(約9200億円)程度の支援額も確保できる見込みだと説明した。
復興会議は21日に開幕し、60カ国以上から千人以上の外交官や企業トップ、投資家らが参加。英米や欧州連合(EU)が新たな支援策を発表した。スナク英首相は3年間で30億ドル(約4200億円)相当の融資保証や、企業が投資しやすくするための戦争保険の枠組みを発表した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは22日、各地で行われ、レッドソックスの吉田は敵地ミネアポリスでのツインズ戦に「3番・左翼」で出場し、4打数無安打だった。チームは0―6で敗れた。
大谷のエンゼルスや鈴木のカブスは試合がなかった。《共同通信》
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米大リーグ、レンジャーズ傘下のマイナー3Aラウンドロックは22日、筒香嘉智を自由契約にしたと発表した。
米球界4シーズン目の今季はレンジャーズとマイナー契約を締結。2月からのキャンプには招待選手として参加したが、メジャー昇格を果たせなかった。3Aでは51試合の出場で打率2割4分9厘、6本塁打、33打点だった。《共同通信》