令和375日目
2020/05/09
この日のできごと(何の日)
【COVID-19】
世界の感染者400万人超え
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が9日、世界全体で400万人を超えた。欧米での被害が依然深刻だが、南米や中東でも増加傾向にあり、感染拡大の勢いは衰えていない。死者は約28万人に上りさらに増え続けている。
感染者は、中国で最初の症例が報告されてから約3カ月後の3月26日に、世界全体で50万人を超え、その後はほぼ1週間ごとに50万人が増える状態が続いてきた。今回は5日で50万人増と、ペースが上がった。
この間、感染の中心地は欧州から米国へと移った。米国は世界最多の130万人の感染者が確認されている。《共同通信》
国内新規感染114人
国内では9日、新型コロナウイルスの新たな感染者が114人確認され、3日ぶりに100人を超えた。横浜港のクルーズ船の乗船者を除く累計の感染者は1万5776人となった。
都内では、新型コロナウイルスの感染者が新たに36人確認され、1日当たりの感染者は5月6日以降、4日連続で40人を下回った。都内の累計感染者は4846人となった。都は「外出自粛などの効果が一定程度出ているとみられるが、楽観できる状況とは言えない」としている。
死者は東京都で9人、北海道3人など計18人増え、クルーズ船を除いて計624人になった。宮城県では東北地方で初の死者が確認され、熊本市では、入院中だった70歳代の男性医師が死亡した。《読売新聞》
大阪府、独自モデル2日連続クリア
大阪府は9日、20代から90代の男女16人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。死者はいなかった。府内の検査で判明した感染者は1732人となった。休業要請などの解除に向けて府が8日に運用を始めた現状評価の独自基準(大阪モデル)を2日連続でクリアした。
大阪モデルは(1)感染経路不明が10人未満(2)陽性率7%未満(3)重症患者用の病床使用率が60%未満―の三つの基準((1)(2)は直近7日間の平均値)がある。7日連続で満たされれば段階的に休業要請などを解除する予定。9日は(1)3.86人(2)2.6%(3)29.8%―だった。《共同通信》
ソウル、クラブでの集団感染40人に
ソウル市の朴元淳市長は9日、緊急記者会見を開き、市内のクラブで新型コロナウイルスの集団感染が起きたことを受け、クラブなど遊興施設の営業中止命令を発表した。クラブに出入りして感染が確認された客らが40人に達したことも明らかにした。
朴氏は「違反すれば厳重な処罰を受ける」と警告した。韓国政府は8日、全国の遊興施設に1カ月間の営業自粛を勧告する行政命令を出したが、ソウル市はこれより強い措置を講じた格好だ。
朴氏はクラブを訪れた客らを追跡し検査しているものの、連絡が取れないケースが多く、今後さらに感染確認者が増えるとの見方を示した。《共同通信》
習近平氏が金正恩氏にメッセージ
中国の習近平国家主席は9日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に口頭メッセージを送り、新型コロナウイルス感染症を巡り、中国として北朝鮮と協力を深め、北朝鮮の求めに応じ力の限り支える考えを伝えた。中国国営通信の新華社が報じた。
北朝鮮との良好な関係を強調し、新型ウイルスを巡り対立を深める米国との外交に備える狙いがありそうだ。
習氏は「中朝関係の発展を非常に重視している」と強調。引き続き北朝鮮と戦略的に意思疎通を深める考えを表明した。
新華社は、金氏が7日に習氏に送ったメッセージへの返信だと報道。金氏が習氏の健康を気遣ったとも紹介した。《共同通信》
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【Bリーグ】
バスケットボール男子のBリーグは9日、新型コロナウイルスの感染拡大で途中打ち切りとなった2019~20年シーズンの表彰式第2日をオンラインで実施し、1部(B1)富山の前田悟が最優秀新人賞に選出された。青山学院大から加入した23歳の前田は新人ながら先発に定着し、3点シュートを武器に1試合平均11・5得点と活躍した。
今季から新人賞として5人が表彰されることになり、前田のほか、福岡第一高在学中にB1三遠の特別指定選手として11試合に出場した河村勇輝(東海大)らが受賞した。既成概念を打ち破る活動に対して贈られる「ブレーク・ザ・ボーダー賞」には、Bリーグ出身選手で初めて米プロNBA下部のGリーグでプレーした馬場雄大(レジェンズ)らが選ばれた。《産経新聞》
【米山隆一さん、室井佑月さん】近く結婚へ
前新潟県知事の米山隆一氏(52)は9日、作家室井佑月さん(50)と近く結婚すると明らかにした。共同通信の取材に応じ、婚姻届を出す日については「今は答えられない」と述べた。
昨年末から交際していたといい、自身のツイッターでも「大変ご迷惑をおかけしたにもかかわらず、さまざまに支えてくださった皆様に心からお礼申し上げます」とつづった。
米山氏は2016年10月、新潟県知事選で初当選し、18年4月に任期途中で辞職した。室井さんは青森県生まれ。モデル、女優などを経て文筆活動に。テレビなどのコメンテーターもしている。主な著書に「熱帯植物園」「ママの神様」などがある。《共同通信》
【ロシア】対独戦勝75年祝う
ロシアは9日、第2次大戦の対ナチス・ドイツ戦勝75年を祝う記念日を迎えた。新型コロナウイルスの感染拡大で、首都モスクワの赤の広場で毎年行われる恒例の軍事パレードは中止された。外出禁止令下の市民は自宅でプーチン大統領のテレビ演説を聞いた。
プーチン氏は演説で、ソ連が約2700万人の犠牲を出して対独戦に勝利し「欧州を解放した」ことは「われわれの誇り、歴史だ」と強調した。しかし欧州は「ドイツとソ連がポーランドに侵攻、第2次大戦が始まった」と批判を強めており、「欧州解放」史観を国是とするソ連の継承国ロシアは歴史認識を巡り孤立を深めている。《共同通信》
【ベラルーシ】軍事パレード
旧ソ連諸国が対ドイツ戦勝75年の記念日を迎えた9日、ベラルーシの首都ミンスクでは恒例の軍事パレードが挙行され、ルカシェンコ大統領も臨席した。新型コロナウイルス対策でWHOが多数の人が集まるイベントを開かないよう勧告し、隣国ロシアが大規模パレードを中止する中で、対照的な対応となった。
ベラルーシでは、四半世紀に及ぶ強権統治を続けるルカシェンコ氏の考えから近隣諸国が軒並み導入した外出禁止措置は現在も取られていない。ルカシェンコ氏は「旧ソ連の国々で唯一のパレードだ。ファシズムから世界を解放した全てのソ連兵に敬意を示すものだ」と意義を強調した。《共同通信》
【外務省】中国公船の領海侵入、日本船追尾に厳重抗議
第11管区海上保安本部(那覇)は9日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海に侵入した中国海警局の船が8日午後4時50分ごろ、魚釣島の西南西約12キロの海上で、操業中の日本漁船に接近し、追尾したと明らかにした。海保が領海から退去するよう警告し、漁船の周囲に巡視船を配備して安全を確保した。漁船の3人にけがはなかった。
海保によると、尖閣周辺を航行中の中国船4隻が8日午後4時ごろから約2時間、相次いで領海に侵入。そのうち2隻が漁船に接近、追尾した。昨年5月にも同様の事案があり、平成20年に中国船が尖閣周辺で確認されるようになってから今回で2回目という。
4隻は9日も尖閣周辺の領海外側にある接続水域を航行し、うち2隻は午後6時ごろから相次ぎ領海に侵入した。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは2日連続。
外務省の滝崎成樹アジア大洋州局長は8日、在日中国大使館の郭燕公使に電話で、「尖閣諸島はわが国固有の領土だ」などと厳重に抗議。北京の日本大使館でも、中国外務省に対し、同様に抗議した。《産経新聞》