令和212日目

2019/11/28

この日のできごと(何の日)

【北朝鮮】弾道ミサイルを発射

韓国軍合同参謀本部は28日、北朝鮮が同日午後5時(日本時間同)ごろ、東部の咸鏡南道連浦付近から日本海に向けて飛翔体2発を発射したと発表した。河野太郎防衛相は、飛翔体は弾道ミサイルで高さは約100キロ、飛行距離は約380キロだったと明らかにした。飛翔体発射は日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)維持の発表後、初めて。

落下したのは日本の排他的経済水域(EEZ)の外とみられる。日本政府は28日、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。北朝鮮は5月以降、短距離弾道ミサイルなどを相次いで発射しており、今回で13回目。《共同通信》

安倍首相は28日夕、北朝鮮の弾道ミサイル発射について首相官邸で記者団に、「我が国のみならず、国際社会に対する深刻な挑戦だ」と非難した。外務省は同日夕、北京の大使館ルートを通じて、北朝鮮に抗議した。

日本政府はミサイル発射後、国家安全保障会議(NSC)を開いて、対応を協議。首相は記者団に、「引き続き米国や韓国など、国際社会と連携しながら、警戒監視などに全力をあげていく」と強調した。

河野防衛相も同日、防衛省で記者団に対し、「北朝鮮の(弾道)ミサイル発射は、短い(距離の)ものであっても国連安全保障理事会決議違反だ」と批判した。《読売新聞》

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【天皇、皇后両陛下】明治天皇陵を参拝

天皇、皇后両陛下は28日、即位の礼や重要祭祀「大嘗祭」の終了を報告するため、京都市伏見区の明治天皇陵を参拝された。

小雨が降る中、モーニング姿の天皇陛下は傘を差して陵の前にある祭壇まで進み、玉串をささげて頭を下げた。続いて、グレーのロングドレス姿の皇后さまも拝礼した。午後には京都御所で西日本の各界代表者を招いた茶会を開き、新幹線で帰京する。

参拝は即位関連儀式の「親謁の儀」。両陛下は27日に奈良県で神武天皇陵、京都市で孝明天皇陵を参拝しており、京都、奈良訪問で予定していた天皇陵参拝は全て終了した。

12月3日には、大正天皇陵と昭和天皇陵を参拝する。《共同通信》

天皇、皇后両陛下は28日、西日本の各界代表者を招いて、京都御所で茶会を催された。陛下は冒頭、即位の礼や重要祭祀「大嘗祭」の終了を出席者に報告し、「皆さんとともにひとときを過ごすこと、誠にうれしく思います」とあいさつした。

茶会には京大iPS細胞研究所の山中伸弥所長や、滋賀ふるさと観光大使を務める歌手の西川貴教さん、歌舞伎俳優の坂田藤十郎さんら約550人が出席。モーニング姿の陛下と水色のロングドレス姿の皇后さまは、笑顔で招待者と言葉を交わした。

京都府の西脇隆俊知事が「即位礼および大嘗祭を厳粛のうちに終えられ、誠におめでとうございます」と述べた。《共同通信》

【中国政府】香港人権法「米に断固報復」

中国外務省の耿爽副報道局長は28日、米国で香港の人権や自治、民主主義を支援する「香港人権・民主主義法」が成立したことに対し「中国は強力な措置を取り、断固として報復するだろう」と言明した。楽玉成外務次官は米国のブランスタド駐中国大使を呼び出し「強烈な抗議」を伝達。米中対立の激化は必至で、貿易協議の先行きは不透明になった。

耿氏は28日の定例記者会見で、米国が同法を実行に移せば米中貿易協議を含む「重要分野の協力」に影響が出ることを示唆した。香港政策を担当する香港マカオ事務弁公室など中国政府の他の関連部門も一斉に抗議声明を発表した。《共同通信》

【香港】人権法成立の米に感謝

星条旗がはためき、プラカードには「ありがとう米国」―。香港人権・民主主義法が米国で成立したことを受け、香港では28日夜、米国の支援に感謝する集会が開かれた。「米国の法はデモ隊への大きな支援になる」。金融街セントラル(中環)近くで、市民が米国との連帯に熱狂、市街地は興奮に包まれた。

会社員や学生、親子連れ。多様な年代が集まり、広東語や英語でスローガンを叫ぶ。「時代の革命だ」「香港と共に」―。会場となった広場に入りきらず、近くの立体駐車場にまで人があふれた。香港メディアによると、主催者は約10万人が参加したと発表した。《共同通信》

【東京株式市場】

28日の東京株式市場は、香港情勢を巡る米中の対立激化への懸念から、日経平均株価(225種)は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比28円63銭安の2万3409円14銭。

東証株価指数(TOPIX)は2.92ポイント安の1708.06。出来高は約9億2500万株。

米国で「香港人権・民主主義法」が成立したことで、市場は中国の反発を警戒。利益確定の売り注文が相場の重しとなった。中国は報復措置を示唆しており、合意に近づいているとされる米中貿易協議への悪影響も懸念された。アジア株が総じて下落したことも東京市場の売り要因となった。《共同通信》

【衆院憲法審査会・佐藤勉会長】「審議できず異常」

衆院憲法審査会は28日、今国会3回目の自由討議を終えた。次回開催を巡り、与党は憲法改正手続きに関する国民投票法改正案の採決に応じるよう野党に重ねて要求した。佐藤勉・憲法審会長(自民党)は審査会後、改正案の実質審議が一度も実施されていない現状について記者団に「異常な状態」と苦言を呈した。

次回憲法審は来月5日が定例日。立憲民主党などの野党側は(1)国民投票時の政党CM規制の議論(2)CM禁止を柱とする国民民主党提出の国民投票法改正案の提案理由説明(3)憲法が保障する「表現の自由」を巡る議論―を求め、折り合わなかった。《共同通信》

石破氏、指名されず憤激

自民党の石破茂元幹事長が28日、衆院憲法審査会で発言を求めたが最後まで指名されず、憤激する一幕があった。審査会後、周辺に「全然当たらない」とこぼした。

この日の審査会は約1時間10分で、与野党幹事による欧州視察を踏まえた自由討議が行われた。各会派1人ずつ意見を表明した後、発言希望者はネームプレートを立て、佐藤勉審査会長(自民)が指名した。 佐藤氏は国民民主党の玉木雄一郎代表や自民党の中谷元・元防衛相ら発言を希望する与野党議員を次々と指名したが、石破氏は指名されなかった。

審査会後、憲法審幹事で自民党石破派の山下貴司元法相らがなだめたが、憤懣(ふんまん)やるかたない様子を見せていた。 石破氏は憲法9条への自衛隊明記などの党改憲案に異論を唱えているだけに、「党の見解と違う発言をされることを避けたのでは」との見方も出ている。《産経新聞》

【立憲民主党・石垣のり子参院議員】「講師がレイシズムとファシズムに加担」

立憲民主党の石垣のり子参院議員が、れいわ新選組の山本太郎代表と野党統一会派に参加する馬淵澄夫元国土交通相が共催する「消費税減税研究会」の講師に嘉悦大の高橋洋一教授が招かれたことに反発し、28日に国会内で開かれた会合への出席を見合わせた。ツイッターで「レイシズムとファシズムに加担するような人物を講師に呼ぶ研究会には参加できません」と発信した。

石垣氏は「消費税ゼロを誰よりも力強く訴える山本太郎氏へのリスペクトはかわりません。が、『その目的のために、ときにはレイシストと同席する』という考え方に立つことはできません」とも書き込んだ。

一方、会合を終えた高橋氏は産経新聞の取材に「どの発言をもってレイシズム、ファシズムなのか分からない。根拠もなく、びっくりする。人権を守る人がこんなことを言ってはいけない」と反論。石垣氏とは面識がないと述べ、「ツイッターは(国会議員の免責特権が認められない)院外の発信だ。名誉毀損(きそん)だ」との見方も示した。《産経新聞》



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