令和211日目

2019/11/27

この日のできごと(何の日)

【米・トランプ大統領】「香港人権・民主主義法案」に署名

トランプ米大統領は27日、中国の習近平体制に香港での抗議デモの弾圧を自制するよう圧力をかけることを狙った「香港人権民主法案」に署名し、法案は成立した。法案は今月20日までに上下両院を通過し、トランプ氏が署名するかどうかが注目されていた。中国は、トランプ氏が法案を成立させた場合は報復措置に踏み切ることを示唆しており、米中の緊張が激化する事態も予想される。

香港人権民主法は、「一国二制度」を前提に香港に認められている関税や査証(ビザ)に関する優遇措置について、中国が同制度を守っているかどうかを米政府が検証し、措置存続の是非を毎年見直すことを義務づけた。

人権抑圧に関与した中国と香港の当局者に制裁を科す条項も盛り込まれた。

トランプ氏はまた、香港警察が抗議デモの制圧に使っている催涙ガスやゴム弾、スタンガンなどの装備を輸出することを禁じる法案にも署名した。

トランプ氏は署名後、声明を発表し、「習主席と中国、香港の人々に敬意を表して両法案に署名した」と述べた上で「中国と香港(の抗議デモ)の指導者と代表らが、全ての人々の長期的な平和と繁栄につながる形で対立を平和的に収拾することを望んで法案を成立させた」と説明した。

一方、人権民主法案の共同提出者である共和党のルビオ上院議員は「米国は、中国政府が香港にこれ以上影響力を行使し干渉するのを抑止するための新たな意味ある手段を手に入れた」と指摘し、法案に署名したトランプ氏を「称賛する」とした。《産経新聞》

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【天皇、皇后両陛下】神武天皇陵を参拝

奈良県を訪問中の天皇、皇后両陛下は27日、同県橿原市の神武天皇陵を訪れ、皇位継承に伴う一連の国事行為「即位の礼」と、一世一度の重要祭祀「大嘗祭」を終えたことを報告する「親謁の儀」に臨まれた。

両陛下は午前10時ごろ、宿泊先の橿原市内のホテルをご出発。ホテル周辺や、神武天皇陵へと向かう沿道には多くの人が集まり、両陛下の乗られた「御料車」は度々スピードを落として走行した。

神武天皇陵では、モーニング姿の陛下がゆっくりと陵墓の前に進み、玉串をささげて拝礼された。皇后さまも同様の所作でご拝礼。

両陛下は午後には臨時専用列車で京都府に移動し、孝明天皇陵(京都市東山区)を参拝される。28日には明治天皇陵(同市伏見区)を参拝後、京都御所に関係者を招いて茶会を催し、同日午後に帰京される。《産経新聞》

【東京株式市場】

27日の東京株式市場は、米中貿易協議の進展への期待が広がり、日経平均株価(225種)は4営業日続伸した。終値は前日比64円45銭高の2万3437円77銭で、約2週間ぶりの高値を付けた。

東証株価指数(TOPIX)は5.27ポイント高の1710.98で、昨年10月以来約1年1カ月ぶりの高水準。出来高は約10億7700万株だった。

トランプ米大統領が前日、対中協議を巡り、中国との部分合意に向けて前向きな発言をしたのを受けてダウ工業株30種平均は過去最高値を更新して取引を終えた。27日の東京市場もこの流れを引き継いだ。《共同通信》

【鈴木大地内野手】楽天入団会見

楽天に、国内フリーエージェント(FA)権を行使してロッテから入団した鈴木大地内野手が27日、楽天生命パーク宮城で記者会見を行い「東北の皆さんに勇気を与えられるように頑張る」と意気込んだ。正式契約を結び、4年総額7億円で来季年俸は1億円。背番号はロッテ時代と同じ7に決まった。

移籍の決断について「新しい環境へ挑戦するのに不安はある。苦しいことを打破していければ成長できる。石井一久ゼネラルマネジャー(GM)と、いい話を何度もさせていただき選ばせていただいた」と語った。石井GMは「前面に出てチームを鼓舞できる。内野にいてほしい」と話した。(金額は推定)《共同通信》

【新庄剛志氏】自由契約に

プロ野球の阪神、日本ハムなどで活躍し、自身のインスタグラムで現役復帰を目指す考えを明らかにしていた新庄剛志氏(47)が27日、自由契約選手として公示された。これまでは最後に所属した日本ハムでしか復帰できない任意引退選手だったが、どの球団とも契約することが可能となった。

日本ハムが斉藤惇コミッショナーに自由契約への変更を申請し、承認された。

新庄氏は1990年に阪神へ入団し、華のあるプレーで人気を集めた。2001年からは米大リーグでプレーし、04年に日本ハムで日本球界に復帰して06年に現役を引退。日米通算で1524安打、225本塁打を記録した。《共同通信》

【自民党・谷垣グループ】体制刷新

自民党の谷垣禎一前幹事長が特別顧問を務める政策グループ「有隣会」は27日、東京都内で緊急総会を開き、代表世話人の逢沢一郎元国対委員長が顧問に退き、新たに遠藤利明元五輪相が就任する人事を決めた。幹部人事を刷新し、次期党総裁選に向け党内での存在感を高める狙いがある。

遠藤氏は岸田文雄政調会長ら「ポスト安倍」候補と定期的に会合を開いているほか、安倍晋三首相とも比較的近い。逢沢氏と共に代表世話人を務めていた中谷元・元防衛相は続投し、2人体制で実質的な運営を担う。

有隣会は他派閥との連携も取り沙汰されるが、遠藤氏は「幅広く意見交換していく」と述べるにとどめた。

【野党】「反社会的勢力」照準も手詰まり感

立憲民主党など主要野党は27日、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に反社会的勢力が参加したとして、追及を強める方針で一致した。この日の「追及本部」会合では警察庁の担当者を呼んでヒアリングを実施。問題の早期幕引きを図る政府・与党を牽制(けんせい)した。

「反社会的勢力が税金を使った公の行事に出席した。責任者の菅義偉官房長官の進退に関わる」

立民の安住淳国対委員長は27日の野党国対委員長会談後、記者団にこう語り、厳しく追及する考えを強調した。

その後の追及本部の会合では、警察庁などの担当者から反社勢力の参加問題に関して聞き取りを実施。会場で撮影されたとされる人物の写真を示し、「反社」に該当するかの確認を求めた。国民民主党の原口一博国対委員長は「日本の信用を回復するために徹底追及する」と強調した。

しかし、国会審議での追及には手詰まり感も漂う。野党は衆参予算委員会で首相が説明するよう強く要求してきたが、与党側は拒否の構えを崩さないからだ。

共産党の穀田恵二国対委員長は記者会見で「(予算委開催に)応じないことが問題で、キャンペーンを張る必要がある。新聞にはそういうことが出ない」と語り、報道にも不満をにじませた。

追及本部に名を連ねる中堅議員は「気がついたらシュレッダーの話になっていたり、本丸がどこか分からなくなった」と、焦点が拡散している状況にも懸念を漏らした。《産経新聞》

【萩生田光一文科相】「甲子園、夏の大会は無理」

萩生田文部科学相は27日の衆院文部科学委員会で、高校野球の全国大会の開催時期について「IOC(国際オリンピック委員会)の『アスリートファースト』の観点から言えば、もはや甲子園での夏の大会は無理だ」との考えを示した。

日本維新の会の足立康史氏の質問に答えた。足立氏は、日本高校野球連盟の有識者会議が投球数を「1週間で500球」に制限するよう答申したことについて見解を求めた。

萩生田氏は答申について「健康管理を考える視点が入ってきた点は評価ができる」と述べた上で、「本当は秋の国体が最後の高校生の頂点を極める大会ではないか」と持論を展開した。《読売新聞》



11月27日 その日のできごと(何の日)