2025 令和7年1月9日(木) 米・カーター元大統領、国葬
令和2081日目
2025/01/09
この日のできごと(何の日)
【米・カーター元大統領】国葬
昨年12月29日に100歳で死去したジミー・カーター元米大統領の国葬が9日、首都のワシントン大聖堂で営まれた。バイデン大統領は弔辞で、人権外交でノーベル平和賞を受賞したカーター氏を「世界に奉仕した」とたたえた。国民は純朴な人柄で親しまれたカーター氏に最後の別れを告げた。
長年の親交があったバイデン氏は「人格の強さは肩書や権力よりも価値があることをカーター氏から学んだ」と語り「私たちは最大の罪である権力の乱用に立ち向かう義務がある」と強調。強権的な姿勢を見せるトランプ次期大統領を暗に批判した。
クリントン、ブッシュ(子)、オバマ各元大統領のほか、トランプ氏が参列した。菅義偉元首相とカナダのトルドー首相らも出席した。
カーター氏は南部ジョージア州の自宅敷地で、妻ロザリンさん=2023年死去=の隣に埋葬される。
1976年大統領選でカーター氏に敗れた共和党フォード大統領=2006年死去=と、カーター氏の副大統領を務めたモンデール氏=21年死去=が生前にしたためた弔辞も読み上げられた。《共同通信》
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菅義偉元首相は9日、トランプ次期米大統領と共に日本政府が「同盟をさらに高みに上げることが大事だ」と強調した。「トランプ氏と石破茂首相が互いに自由に電話で会談できる立場になるのが一番いい」と話し、首脳同士の信頼関係構築に期待を示した。ワシントンで営まれたカーター元大統領の国葬に参列後、記者団の質問に答えた。
カーター氏について「在任中のみならず生涯を通じて米国と世界発展のため活躍した。功績は偉大でそれにふさわしい厳かな国葬だった」と述べた。《共同通信》
【日本列島】大雪
強い冬型の気圧配置の影響で、日本列島は9日も日本海側を中心に大雪となった。10日も広い範囲で強く降る恐れがあり、気象庁は交通障害や暴風雪、高波に警戒するよう呼びかけている。既に平年を大きく超える雪が積もっている地域があり、雪崩にも注意が必要だ。
10日にかけて北日本や東日本の上空約5500mには氷点下30度以下の強い寒気が流れ込む見込み。日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定となり、局地的に積乱雲が発達するとみられる。
10日午後6時までに予想される24時間降雪量はいずれも多い所で東北、北陸、東海70センチ、北海道、関東甲信、近畿、中国60センチ、四国30センチなど。《共同通信》
【三菱UFJ銀行】システム障害
三菱UFJ銀行は9日、他行のATMを利用した三菱UFJの口座からの出金ができないシステム障害が発生していると明らかにした。他行との振り込み取引でも一部遅れが生じている。法人や個人向けのインターネット取引の一部でも不具合が起きている。
障害は9日夕方から発生している。復旧の見通しは立っておらず、三菱UFJは原因の調査と復旧作業を急ぐ。同行によるとサイバー攻撃ではないという。
三菱UFJでは、昨年12月にもシステム障害が発生した。その際は大量のデータを送り付けてサーバーに負荷をかける「DDoS(ディードス)攻撃」を受けた可能性がある。《共同通信》
【東京株式市場】
9日の東京株式市場は日経平均株価(225種)が続落した。一時500円超値下がりし、終値は前日比375円97銭安の3万9605円09銭。トランプ次期米大統領が就任後に緊急事態を宣言し、輸入品に幅広く関税を課すことを検討しているとの米メディアの報道を受け、市場に警戒感が広がり輸出関連銘柄の売り注文が膨らんだ。
東証株価指数(TOPIX)は34.08ポイント安の2735.92。出来高は約18億4800万株。
米国を主要市場の一つとする自動車株の下落が目立った。またバイデン米政権が人工知能(AI)向け半導体の輸出規制を強化すると伝わり、半導体関連株も値を下げた。《共同通信》
【中居正広さん】謝罪
週刊誌などで女性とのトラブルが報じられているタレントの中居正広さん(52)が9日、自身の個人事務所の公式サイトで「トラブルがあったことは事実です。すべて私の至らなさによるもの」とし、謝罪する文書を発表した。報道内容については「事実と異なるものもある」とし、一部を否定した。
「週刊文春」などは、中居さんが2023年6月に20代女性と性的トラブルになり、女性に約9千万円の解決金を支払って示談したと報じた。
中居さんは、トラブルを巡り「双方の代理人を通じて示談が成立し、解決している」と説明。当事者以外の関与はないとし、「一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません」と主張している。
示談の成立によって「今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」との見解を示した。だが、出演番組は各放送局の判断によっていずれも休止や差し替え、出演シーンのカットとなっており、今後の活動は不透明だ。《共同通信》
【米・カリフォルニア州】山火事、鎮圧見えず
ロサンゼルスや周辺で発生した山火事は9日も燃え続け、バイデン大統領は「ロサンゼルスを襲った過去最悪の山火事だ」と述べた。被害が激しい地域で鎮圧の兆しは見えず、警察は「死者は増える」と表明。地元紙によると、住宅など2千棟以上が焼け落ちて13万人以上が避難命令の対象になり、被害は拡大の一途だ。
ホワイトハウスで対策会議を開いたバイデン氏は、連邦政府が全力で被災地支援に当たると述べた。ロサンゼルスのバス市長は記者会見で「前例のない歴史的な災害だ」と語った。消防は8日に5人の死亡を発表している。ロサンゼルス郡の警察に相当する保安官事務所のトップ、ルナ保安官は「情報を確定して公表する」とし、具体的な死者数への言及を避けた。警察は犠牲者の身元確認を急ぐ。
山火事は7日以降に少なくとも5カ所で起きた。ロサンゼルス西部の高級住宅街パシフィックパリセーズや北部近郊アルタデナ周辺で発生した火災は約110平方キロに延焼し、全焼失面積の大部分を占める。《共同通信》
【レバノン】新大統領就任
レバノンで9日、国民議会の投票でジョセフ・アウン軍司令官が新大統領に選出され就任宣誓した。演説で「イスラエルの攻撃を防ぐ」と訴え、軍を強化し国境防衛に取り組むと強調した。レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラとイスラエル軍の停戦期限が今月下旬に迫る中、対イスラエル政策やヒズボラとの調整で手腕が問われる。
レバノンでは宗教・宗派に絡む政治対立が続き、2年以上にわたって大統領を選出できなかった。議会に議席を持つヒズボラは、イスラエル軍の空爆でトップが殺害されるなど組織が弱体化。ヒズボラが推していた候補は立候補を辞退した。大統領の任期は6年。
アウン氏はヒズボラとイスラエル軍の停戦交渉に関わり、仲介した米国は同氏選出を支持していたとされる。演説で「武器を持つのは国家だけだ」とも述べ、ヒズボラをけん制した。
宗教・宗派が混在するレバノンの大統領はキリスト教マロン派、首相はイスラム教スンニ派、国会議長は同シーア派から選ばれ、権力が分有される。《共同通信》
