令和1853日目

2024/05/26

【静岡県知事選】野党系・鈴木康友氏が当選

川勝平太前知事の辞職に伴う静岡県知事選は26日投開票され、立憲民主、国民民主両党が推薦した無所属新人の元浜松市長鈴木康友氏(66)が、自民党推薦で無所属の元副知事大村慎一氏(60)ら計5新人を破り初当選を果たした。川勝氏が静岡工区の着工を認めてこなかったリニア中央新幹線に関する県の政策は転換される見通しだ。投票率は52.47%で、前回2021年の52.93%を0.46ポイント下回った。

自民は全敗した4月の衆院3補欠選挙に続く大型選挙での敗北で、岸田文雄首相の政権運営に痛手となった。派閥裏金事件による逆風が響いた。立民、国民は次期衆院選に向けて弾みにしたい考えだ。

立民の大串博志選対委員長は「自民党が裏金問題で政治不信を深める中、国政上も大きなインパクトを持つ結果だ」と党本部で記者団に述べた。自民の小渕優子選対委員長は「県民の審判を真摯に受け止めたい」とのコメントを発表した。

リニアに関し、鈴木氏は26日「現状を把握して、いろいろな課題に対応する。自然環境の保全の問題はきちんとやる」と強調した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【台風1号】発生

気象庁によると、26日午前9時の観測で、フィリピンにある熱帯低気圧が台風1号になった。今後、沖縄県など南西諸島に影響が出る恐れがあり、気象庁は今後の進路に注意するよう呼びかけている。

気象庁によると、中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。ゆっくりと北へ進んでいる。

1号の発生日時としては、統計を取り始めた1951年以降で7番目に遅い。

今後、日本列島には前線がかかる見通し。台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むと、前線の活動が活発化し、大雨になる恐れがある。《共同通信》

【富士総合火力演習】

陸上自衛隊は26日、静岡県の東富士演習場で戦車や火砲を使った国内最大の実弾射撃演習「富士総合火力演習」を実施した。例年と同様に離島での戦闘を想定し、敵の侵攻を食い止め、退ける作戦を展開。かつては2万人以上の観客を集めたが「本来の目的である隊員教育に注力する必要がある」として、今年も一般公開はしない。

中国の海洋進出が続く中、防衛省は九州・沖縄の離島に駐屯地を開設するなど「南西シフト」を進めており、演習で離島防衛への対応力をアピールする狙いがある。

陸自によると、約2100人の隊員が参加し、26日昼の演習では弾薬計約47.8トン、計約5億6千万円相当を使用する《共同通信》

【競馬】

第91回日本ダービー=東京優駿=(26日・東京11R2400メートル芝18頭、G1)3歳最強馬決定戦は、9番人気の伏兵、ダノンデサイル(横山典弘騎乗)が2分24秒3で優勝した。

2着は皐月賞馬で1番人気のジャスティンミラノ、3着は7番人気のシンエンペラーだった。《共同通信》

【大相撲】

大相撲夏場所千秋楽(26日・両国国技館)単独トップで迎えた新小結大の里が関脇阿炎を押し出し、12勝3敗で初優勝した。初土俵から所要7場所の制覇は、幕下付け出しでは輪島の15場所を大きく更新して最速。付け出しを除いても先場所の尊富士の10場所を上回った。新三役での優勝は1957年夏場所の安念山以来で67年ぶり。

琴桜は豊昇龍との大関対決を小手投げで制して11勝4敗。豊昇龍と阿炎は10勝5敗だった。

十両は元関脇若隆景が14勝1敗で優勝した。名古屋場所は7月14日にドルフィンズアリーナで始まる。《共同通信》

大相撲夏場所千秋楽の26日、三賞選考委員会が行われ、12勝3敗で初優勝した新小結大の里が初の殊勲賞と2場所連続2度目の技能賞に輝いた。新入幕から3場所続けての三賞受賞は1999年夏場所の千代天山以来、25年ぶり2人目の快挙。

新入幕で西前頭14枚目の欧勝馬は10勝5敗で初の敢闘賞。東前頭10枚目の湘南乃海は千秋楽に敗れて逃した。関脇阿炎と西前頭筆頭の大栄翔は逆転優勝できず、殊勲賞受賞はならなかった。《共同通信》

【ゴルフ】

リゾートトラスト・レディース最終日(26日・兵庫県関西GC=6545ヤード、パー72)2位で出た21歳の岩井明愛が7バーディー、3ボギーの68で回り、通算15アンダー、273で今季初優勝、通算4勝目を挙げた。優勝賞金は2520万円。

今季2度目の2週連続優勝を狙った竹田麗央が3打差の2位となった。さらに1打差の3位は桑木志帆と前日首位の金沢志奈。通算9アンダーの5位は小祝さくら、小林夢果で、前回優勝の山下美夢有は8アンダーで7位だった。《共同通信》

ミズノ・オープン最終日(26日・岡山県JFE瀬戸内海GC=7461ヤード、パー72)第2日から首位の木下稜介が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算12アンダーの276でツアー3年ぶりの優勝を果たした。32歳で通算3勝とし、賞金2千万円を獲得。

高君宅(韓国)が2打差の2位。桂川有人、堀川未来夢、首位タイで出た今平周吾がさらに1打差の3位に入った。木下と高君宅、3位のうち世界ランキング最上位の桂川が、7月の全英オープン選手権の出場権を獲得した。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第16節第2日(26日・埼玉スタジアムほか=5試合)首位の町田は平河の得点などで浦和に2―1で競り勝ち、3連勝で勝ち点35に伸ばした。神戸は東京Vに0―1で敗れて3位。2連敗で勝ち点29から伸ばせなかった。東京Vは4試合ぶりに白星を挙げた。

 4位のG大阪はFC東京を1―0で退けて5試合負けなしとした。名古屋―京都、C大阪―広島は、ともに1―1で引き分けた。《共同通信》

【プロ野球・26日】

西武は26日、チーム不振のため松井稼頭央監督が休養し、渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)が27日付で監督代行に就くと発表した。

松井監督が就任した昨季は65勝77敗1分けのパ・リーグ5位で、今季もここまで15勝30敗の最下位と低迷する。元西武監督の渡辺GMは交流戦初戦となる28日の中日戦(バンテリンドーム)から指揮を執る。

松井監督は球団を通じ「選手たちの成長には手応えを感じていたが、それを結果につなげることができなかったのは指揮官である私の責任」とコメントした。《共同通信》

西5―2オ

西武が逆転勝ちした。0―1の八回に外崎の適時二塁打と蛭間の適時打、岸の3ランで5点を奪った。ボーの7回1失点の好投が光った。オリックスは小刻みな投手起用で逃げ切りを図ったが、八回にマチャドが打ち込まれた。

楽3―2日

楽天が連敗を6で止めた。一回に浅村の犠飛で追い付き、三回に小深田の適時三塁打、浅村の犠飛で2点を加えた。岸が6回2失点と粘って2勝目、則本が10セーブ目を挙げた。日本ハムはプロ初登板の柳川が四球から崩れた。

ロ7―1ソ

ロッテが2020年以来の8連勝。三回に先制2点打のソトが八回には2点二塁打など、一挙5得点で突き放した。好救援の鈴木ら8投手の継投が成功し、2番手の中村稔が今季初勝利。ソフトバンクは1得点で3連敗を喫した。

神1―2巨

巨人は0―1の九回に岡本和の本塁打で追い付き、延長十回に丸の犠飛で勝ち越した。菅野が6回1/3を1失点と好投し、4番手の西舘がプロ初勝利。打線不振の阪神は才木が7回1/3無失点と力投したが抑えのゲラ、岩崎が打たれた。

D2―4広

広島が同一カード3連戦3連勝。適時打を放った野間が本盗も決めて一回に2点先取し、四回に秋山の犠飛で加点。アドゥワが6回2失点で5勝目を挙げた。栗林は14セーブ目で通算100セーブ達成。DeNAは13残塁の拙攻だった。

中5―0ヤ

中日が2戦連続の無失点リレーで快勝。先発の仲地が1回で降板した後、6投手が得点を許さなかった。2番手で好救援を見せた橋本が2勝目。打線は三回までに石川昂の適時二塁打などで4点を先行。ヤクルトは投打に精彩を欠いた。《共同通信》

【ラグビー】

日本代表を低迷期から支え、ワールドカップ(W杯)4大会に出場した埼玉の38歳、フッカー堀江がリーグワンの戦いを終えた。引退を表明して迎えたシーズン。決勝で敗れて有終の美とはならなかったが「生まれ変わってもラグビーはしません。それぐらい十分幸せなラグビー人生を歩めてきたと思う」。悔いなく、現役に終止符を打つ。

リードされて迎えた後半の開始と同時にピッチへ。鍛え抜いた180センチ、104キロの体を張り、声で味方を鼓舞した。終盤には自身のパスが前方に投げたと判定され、逆転のトライが幻となり「漫画やドラマみたいにいかないのは僕らしい」と苦笑いした。《共同通信》

【佳子内親王殿下】ギリシャ訪問

秋篠宮家の次女佳子さまは26日未明(日本時間26日午前)、ギリシャの首都アテネに到着された。日本との外交関係樹立125周年に際した公式訪問。午後は、世界遺産のアクロポリスにあるパルテノン神殿を視察した。

紀元前5世紀に建設された古代ギリシャ文明を象徴する神殿は、19世紀以降、修復作業が続いている。

佳子さまは日本時間25日午前に羽田空港を出発し、英国経由でアテネに入った。6月1日までの日程で、滞在中はサケラロプル大統領を表敬訪問するほか、国立ギャラリー(美術館)で催される記念式典であいさつする。《共同通信》

【天皇皇后両陛下】岡山で豪雨犠牲者に黙礼

岡山県を訪問中の天皇、皇后両陛下は26日、岡山市で第74回全国植樹祭の式典に出席された。午後は、2018年7月の西日本豪雨で被災した倉敷市真備町地区を訪れ、復興状況を見て回り、犠牲者を悼んで黙礼した。岡山、広島、愛媛の3県で特に大きな被害が出た西日本豪雨の復興状況を視察するのは初めて。

真備町地区は、川の堤防が決壊して50人以上が亡くなった。両陛下は災害後に整備された「まびふれあい公園」で、市長から当時の状況について説明を受けた。高台にある公園からは地区が見渡せ、両陛下は約10秒間、頭を下げた。

公園内で被災した住民と懇談し、陛下は「大変でしたね」といたわった。《共同通信》

【カタール航空17便】乱気流で乗客乗員12人負傷

アイルランドのダブリン空港の運営会社は26日、ドーハ発ダブリン行きカタール航空17便がトルコ上空を飛行中に乱気流に巻き込まれ、乗客乗員12人が負傷しうち8人が病院に搬送されたと発表した。AP通信によると軽傷とみられる。乗客乗員の総数は明らかにされていない。

アイルランドの公共放送は離陸して約2時間後、食事と飲み物の提供中に乱気流に遭ったと報じた。機体はボーイング787―9型。

21日にはシンガポール航空のロンドン発シンガポール行きの旅客機が乱気流に遭い、乗客の英国人男性(73)が死亡し、約70人が負傷した。 《共同通信》

【岸田文雄首相】韓国・尹錫悦大統領と会談

岸田文雄首相は26日、韓国の尹錫悦大統領と訪問先のソウルで会談した。来年の日韓国交正常化60周年に向け、首脳を含むあらゆるレベルで緊密な意思疎通を続け、関係強化を図る方針で一致した。北朝鮮の核・ミサイル開発に対抗するため、米国を加えた3カ国の連携を改めて確認する。

首相は60周年に触れ「日韓関係をさらに飛躍させるため、尹氏と私が指示を出して準備を進めたい」と強調。「自由で開かれたインド太平洋を維持・強化し、グローバルな課題に効果的に対処するため、連携を一層緊密化したい」と述べた。尹氏も「来年が歴史的な転機となるよう、首相と一丸となって準備したい」と語った。《共同通信》

【岸田文雄首相】中国・李強首相と会談

岸田文雄首相は26日、中国の李強首相とソウルで初会談した。中国による台湾周辺での軍事演習を踏まえ、台湾海峡の安定化を促した。李氏は「中国の核心利益の核心であり、レッドラインだ」とけん制し、応酬となった。東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡っても対立し、両国の溝が鮮明になった。戦略的互恵関係を推進し、課題や懸案について進展を図る方針は確認した。

両氏は昨年9月にインドネシアで立ち話をしたが、正式な会談は初めて。

岸田首相は処理水海洋放出を受けた中国による日本産水産物の輸入停止措置の即時撤廃を要求。李氏は処理水を「核汚染水」と呼び、海洋放出は「人類の健康に関わる」と懸念を表明。長期的な国際モニタリング体制の構築に「さらなる誠意と建設的な態度」を示すよう求めた。両氏は処理水を巡る事務レベル協議の加速では一致した。

岸田首相は日中関係の安定化に関し「両国のみならず地域や国際社会にとっても有益だ」と述べた。李氏は「日本と中国が歩み寄り、建設的かつ安定的な関係構築に努力するよう望む」と語った。《共同通信》

【韓国・尹錫悦大統領】中国・李強首相と会談

中国の李強首相と韓国の尹錫悦大統領は26日、ソウルで会談し、外務・国防当局の次官、局長級の対話(2プラス2)新設を決めた。6月中旬に開催する。中韓自由貿易協定(FTA)の拡大に向けた協議を始めることでも合意した。中韓両政府が発表した。 中国は日米との関係強化を進める尹政権に警戒を強めてきたが、会談では経済分野を中心とした協力強化で一致。中国には尹政権を引き寄せたい思惑があるほか、韓国も経済や北朝鮮問題で中国との協力が必要で、両者は関係安定化を図る。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

ラファに空爆、20人超死亡

中東の衛星テレビ、アルジャジーラは26日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファの北西部にイスラエル軍の空爆があり、少なくとも27人が死亡したと伝えた。ガザ当局などによると、一帯には避難民らが密集し、多数のテントが張られていた。空爆で火災も発生し救助活動が難航しており、死傷者は増える可能性がある。

ラファへの攻撃を巡っては、国際司法裁判所が24日、攻撃の即時停止などを命じる仮処分を出したがイスラエルは反発。イスラム組織ハマスが拘束する人質奪還のために「戦う義務がある」などと主張し、攻撃を続けていた。イスラエルメディアによると、軍は「詳細を調査している」とコメントした。《共同通信》