令和1833日目

2024/05/06

【ボクシング】井上尚弥選手、4団体の王座防衛

ボクシングの世界戦4試合が6日、東京ドームで行われ、スーパーバンタム級4団体タイトルマッチで統一王者の井上尚弥(大橋)は元世界王者のルイス・ネリ(メキシコ)を6回1分22秒TKOで下し、4団体の王座を防衛した。世界戦は通算22勝目で、歴代1位の井岡一翔(志成)に並んだ。

格闘技K―1で活躍した世界ボクシング機構(WBO)バンタム級5位の武居由樹(大橋)は王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)に3―0で判定勝ちし、新王者となった。日本ボクシングコミッション(JBC)公認で日本のジムに所属する100人目の男子の世界王者。世界主要4団体のバンタム級王座は日本選手が独占した。

世界ボクシング協会(WBA)フライ級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は同級3位の桑原拓(大橋)を3―0の判定で破り、初防衛に成功。WBAバンタム級王者の井上拓真(大橋)は同級1位の石田匠(井岡)に3―0の判定勝ちで2度目の防衛を果たした。《共同通信》

世界4団体王者が、規格外の舞台で強さを見せつけた。6日、東京ドーム(東京都文京区)で34年ぶりとなったボクシングの興行のメインイベントで井上尚弥(31)=大橋=が元世界王者のルイス・ネリ(29)との防衛戦に6回TKOで劇的勝利。4万3千人が入った会場から大きな「尚弥コール」が湧き起こった。

史上2人目となる2階級で4団体王座を統一した井上尚は、大舞台にふさわしくギターの生演奏や花火といった派手な演出の中で登場。客席は最上階までびっしりと埋まり「東京ドームをかみしめ、4万人のお客さんをしっかり見た」。1回にプロ初のダウンを喫したが、計3度のダウンを奪い返す展開で観客の期待に応えた。

注目の一戦でチケットの最高額は22万円。集客は近年の大規模なボクシング興行の2倍以上で、当日券を求めて午前6時から並んだ人もいた。試合を見届けた水戸市の会社員(45)は「1回でひやひやしたけど、それが伏線になって最後に全部ひっくり返した。感動した」と満足の様子だった。《共同通信》

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【プロ野球・6日】

ロ8―1西

ロッテが3連勝で勝率5割復帰。種市は課題の制球がまとまり、7回無失点で3月30日以来の2勝目を挙げた。一回にソトの2点本塁打で先制し、二回に適時二塁打の岡が八回は1号3ラン。高橋が3敗目の西武はこのカード開幕5連敗。

ソ9―4日

ソフトバンクが快勝し、両リーグ最速で20勝に到達した。今季初登板の先発和田が5回4失点で勝利。4―4の四回に三森の2ランで勝ち越し、五回は山川の2打席連続本塁打などで3点を加えた。日本ハムは北山が誤算だった。

楽2―4オ

オリックスが逃げ切った。曽谷が緩急を有効に使い、自己最長となる7回2/3を5安打2失点で2勝目を挙げた。打線は四回にセデーニョの6号3ランで先制し、五回に福田の適時三塁打で加点した。楽天は終盤の反撃も及ばず3連敗。

中2―0巨

中日が5投手による無失点リレー。梅津は六回途中まで1安打無失点と好投し、今季初勝利をつかんだ。マルティネスは10セーブ目。細川が一回と三回に2打席連続で適時打を放った。巨人は打線が振るわず、勝率5割に逆戻りした。

D6―5ヤ

DeNAは筒香が5年ぶりの復帰戦で逆転3ランを放ち、勝利に導いた。2―5の八回に1点返して2死後、エスパーダから右中間席へ放り込んだ。三嶋に今季初白星がついた。石川が5回2失点と粘ったヤクルトは逃げ切りに失敗。《共同通信》

米球界からDeNAに5年ぶりに復帰した筒香が6日、1軍昇格即「6番・左翼」で先発した。かつての看板打者の再起を願い、本拠地に駆けつけたファンは一回に平凡な飛球を捕っただけで大盛り上がりとなった。注目の打撃は2―5の八回に1点返して2死後、右中間に逆転の3点本塁打を放った。七回には左中間フェンス直撃の二塁打で復帰後初安打とした。

筒香はジャイアンツで米大リーグ昇格を果たせずに古巣へ。4月18日に横浜スタジアムで入団記者会見を行った。2軍戦は出場6試合で打率1割7分6厘だったが、状態は上向きとして合流。練習前に「ベイスターズの一員としてプレーできることに喜びを感じている。毎日ハードにプレーする」と語った。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第12節(6日・サンガスタジアムbyKYOCERAほか=10試合)町田は京都に3―0で完勝し、2連勝で勝ち点25として首位を守った。神戸は新潟を3―2で振り切り、勝ち点2差のままで2位。

鹿島は柏に、FC東京は札幌にいずれも2―1で勝って、ともに3連勝。鹿島が3位、FC東京が4位に浮上した。広島は2―3で名古屋に敗れ、昨季からの連続負けなしのクラブ記録が17試合で止まった。

G大阪は宇佐美のゴールでC大阪とのダービーを1―0で制し、浦和は2―1で横浜Mに勝った。東京Vは3―2で磐田を破ってホーム初勝利。湘南は鳥栖を下して最下位を脱し、福岡―川崎は引き分けた。《共同通信》

【中仏首脳会談】

フランスのマクロン大統領は6日、パリのエリゼ宮(大統領府)で中国の習近平国家主席と会談した。習氏は今夏のパリ五輪期間中に全世界で戦闘停止を求めるマクロン氏の呼びかけに支持を示した。会談後の共同記者会見でマクロン氏が明らかにした。貿易摩擦の問題を巡っては、双方の溝が改めて露呈した。

マクロン氏は五輪期間中のウクライナや中東での戦闘停止を以前から提唱。記者会見で「習氏が五輪中の戦闘停止を全ての当事者に求めたいという意思を示してくれたことに感謝する」と述べた。

ロシアのウクライナ侵攻を巡っては、中国がロシアに対していかなる武器も売却しないことや、軍事転用可能な物資の輸出を厳しく管理することを約束したと明らかにした。習氏は、中国がウクライナ和平に消極的だとの欧米の批判を念頭に「平和のために積極的な役割を果たしてきた」と強調した。

個別会談に先立ち、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長を交えて開いた3者会談では、貿易摩擦を巡り欧州側と中国との間で鋭く対立した。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

ロシア、戦術核で欧米けん制

ロシア外務省は6日、ウクライナ支援を続ける欧米がロシアと北大西洋条約機構(NATO)の軍事衝突に向けて事態を悪化させていると非難し、ウクライナに供与されるF16戦闘機は全て核兵器を搭載していると見なすと警告した。米国に対抗してロシアも戦術核を搭載可能な中・短距離ミサイル開発を加速して生産に入ると述べ、欧米を強くけん制した。

ロシア国防省はこれに先立ち、ウクライナ侵攻の拠点である南部軍管区で戦術核使用を想定した演習の準備を始めたと発表していた。ロシアでは7日にプーチン大統領の通算5期目の就任式があり、9日には第2次大戦での対ドイツ戦勝記念日を祝う。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

イスラエル軍、ラファ住民10万人に退避要求

イスラエル軍は6日、作戦を行うとして、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファ東部の住民に退避を要求した。軍によると、10万人規模。一部が退避を開始した。イスラム組織ハマス系列メディアは6日、軍がラファ東部を空爆したと伝えた。イスラエルとハマスは戦闘休止や人質解放を巡る間接交渉を続けているが、難航している。今回の作戦が軍が進めるラファ地上侵攻の準備かどうかは不明。間接交渉でハマスに圧力をかける駆け引きの可能性もある。

ロイター通信によると、バイデン米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相は6日、電話会談を実施し、ラファ情勢について協議した。

イスラエルのガラント国防相はオースティン米国防長官と電話会談し「ハマスがイスラエルの提案を拒否している」と訴えた。ネタニヤフ氏は合意に達するかどうかにかかわらず、ラファに侵攻すると明言している。

ハマスは5日、エジプトで2日間開かれた間接交渉が終了したと表明した。交渉は平行線をたどり、ロイター通信は「崩壊寸前」と報じた。《共同通信》

ハマスが戦闘休止案受け入れ表明

イスラム組織ハマスは6日、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとの戦闘休止や人質解放を巡る間接交渉で、仲介役のエジプトやカタールに戦闘休止案を受け入れると伝えたと発表した。イスラエル首相府は、ハマスの回答は「イスラエルの要求と懸け離れている」と非難。イスラエル軍はガザ最南部ラファの東部で、ハマス拠点を攻撃した。

交渉の合意を求める国際圧力が強まる中、駆け引きが続いている。

イスラエル戦時内閣は6日、ラファでの作戦を続けると決定。イスラエル軍はラファ東部でハマス拠点に「的を絞った」精密攻撃を実施した。軍が住民退避を要求していた地域で、ハマスの系列メディアは激しい空爆と砲撃があったと報じた。

ロイター通信によると、イスラエル政府当局者は、ハマスが受け入れた案はイスラエルの要求を弱めたエジプトの提案で、イスラエルは承諾していないと説明した。

イスラエル側は「持続可能な平穏の回復」を目指すとしているが、戦闘終結を求めるハマス側は解釈に左右されない表現を求めている。 《共同通信》

【MLB】

米大リーグは6日、各地で行われ、ドジャースの大谷はロサンゼルスでのマーリンズ戦に「2番・指名打者」で出場し、3試合連続の11号2ランを中越えに放ち、本塁打争いでメジャー単独トップに立った。3戦連発は昨年7月以来。3打数2安打2打点、2盗塁の活躍でチームも6―3で勝ち、連勝を5に伸ばした。

カブス戦に先発したパドレスのダルビッシュは5回を3安打無失点の好投で2勝目(1敗)を挙げ、日米通算198勝とした。六回から2番手で登板した松井は2ランを浴び、2/3回を1安打2失点。試合は6―3だった。《共同通信》