令和1814日目

2024/04/17

【愛媛、高知】震度6弱

17日午後11時14分ごろ、愛媛県愛南町と高知県宿毛市で震度6弱の地震があった。大分県では震度5弱を観測、近畿や中国、四国、九州など広い範囲で揺れた。気象庁によると、震源は豊後水道で、地震の規模はマグニチュード(M)6.6、深さ39キロ。津波はなかった。気象庁は18日未明に記者会見し、南海トラフ巨大地震の想定震源域内だが、関連を調査する基準に満たなかったと説明した。発生の可能性が高まっているとは考えにくいとの見解を示した。林芳正官房長官は会見で、軽傷で数人が救急搬送されたと明らかにした。

愛媛、高知両県で震度6弱を観測したのは初めて。気象庁は「揺れの強かった地域では、今後1週間ほど、最大震度6弱程度の地震に注意してほしい」と呼びかけている。地震は正断層型で、フィリピン海プレート内で発生したとみられる。

愛南町によると、転倒した1人が足を痛め、搬送された。愛媛県東温市消防本部によると、市内で60代女性が自宅で転倒、左手の小指を負傷して搬送された。《共同通信》

政府は愛媛、高知両県で震度6弱を観測した17日深夜の地震を受け、被害状況の把握を急いだ。岸田文雄首相、林芳正官房長官らが急きょ官邸入りし、対応に当たった。林氏は18日未明に緊急記者会見を開き「人命第一の方針の下、被害状況把握と救命救助などの災害応急対策に総力を挙げて取り組んでいる」と強調した。

同時に「引き続き、震度6弱程度の地震発生に注意してほしい」と述べ、テレビやインターネットなどの情報に注意して行動するよう呼びかけた。《共同通信》

「ゴー」という地鳴りとともに十数秒の大きな横揺れが突然襲った。17日夜に愛媛、高知両県で震度6弱を観測した地震。「いきなりぐらぐらきた」。家は音を立ててきしみ、ガラスが割れた建物も。道路では破裂したとみられる水道管から水がしみ出していた。役場の職員は直後から被害の確認作業に追われた。

震度6弱を記録した愛媛県愛南町の自宅で就寝中だった愛南漁協の組合長(60)は突然の地鳴りで飛び起きた。横揺れが十数秒続き、木造2階建てがミシミシときしんだ。「漁協の施設が影響を受けていないか心配だ」と話した。

町では地震直後から役場の全職員に緊急招集がかけられた。町の女性職員(46)によると、揺れは約10秒間続いた。役場庁舎に登庁したが、壁の損傷などはなかったという。宿直担当者は「最初にぐらぐらと、次に大きな揺れがどどどどときた」と状況を振り返った。

同じく震度6弱を観測した高知県宿毛市で飲食店を経営する男性(37)は運転中に揺れを感じた。市内では古い建物の窓ガラスが割れていて、電線が垂れているところもあった。「久しぶりの大きな地震で驚いている」と話した。

市役所職員は地震の対応のため役所に向かう途中、道路に水がしみ出ているのを目撃。「水道管が破裂したのではないか」と語った。《共同通信》

17日夜の地震で、愛媛県宇和島市にある市総合体育館の大競技場(アリーナ)入り口付近の天井が幅15m程度にわたって崩れ、床に落下した。アリーナは広さ1700平方m、観客席は約900ある。バスケットボールなどで普段使われているが、当面使用を停止する。

余震が続き片付けられないため、18日夕も天井がむき出しになり、観客席部分にも破片が散乱していた。市教育委員会の竹葉直人課長補佐は「人がいたら大事になっていた」と話した。

29日に全日本大学選抜相撲宇和島大会が予定されており、対応を協議する。《共同通信》

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【読売新聞】談話を捏造

小林製薬の紅麹問題を巡り、読売新聞社は17日、6日付夕刊に掲載された「『紅麹』流通先 販売中止で痛手」の記事で、大阪本社社会部の主任(48)が小林製薬の取引先企業の社長の談話を捏造したと明らかにした。

実際に取材したのは岡山支局の記者(53)で、主任が記事のとりまとめをした際、捏造したことを知っていたにもかかわらず修正を求めなかったという。読売新聞社は重大な記者倫理違反として主任らを厳正に処分し、上司の監督責任も問う方針。

記事は問題発覚後の取引先企業の対応や損害などをまとめる内容で、捏造したのは岡山県内の会社社長の発言。「突然、『危険性がある』と言われて驚いた」「補償について小林製薬から明確な連絡はなく、早く説明してほしい」と記事に盛り込んだが、実際にこうした趣旨の話はしていなかった。

主任は「支局から届いた原稿のトーンがイメージしたものと違った」と説明。取材した記者も「社会部が求めるトーンに合わせたいと思った」と、再取材や記事の修正などはしなかったという。

読売新聞社は「記者教育をさらに徹底し再発防止に取り組む」としている。《産経新聞》

【サッカー・長谷部誠選手】現役引退を表明

サッカーのドイツ1部リーグ、アイントラハト・フランクフルトに所属する元日本代表主将の長谷部誠(40)が17日、今季限りでの現役引退を表明した。ドイツのフランクフルトで記者会見し「熟慮した結果、今が正しいタイミングだと思う」と述べた。

静岡県出身で、藤枝東高から2002年にJ1浦和に加入。J1やACL制覇を果たすと08年にドイツへ渡り、ウォルフスブルクで1部リーグ優勝に貢献。ニュルンベルクを経て14年からEフランクフルトで活躍した。同リーグでアジア選手最多記録となる通算383試合に出場。日本代表では歴代最多の81試合で主将を務め、W杯には3大会連続出場した。 《共同通信》

【プロ野球・17日】

中2―0ヤ

中日がリーグ一番乗りで10勝到達。六回にカリステの2点適時打で均衡を破り、守っては5投手が無失点でつないだ。2番手の斎藤が今季初勝利、九回を締めたマルティネスが7セーブ目。ヤクルトは序盤に涌井を攻めきれなかった。

広5―1D

広島が競り勝った。1―1の四回に、菊池の遊ゴロなどで2点を勝ち越した。五回は坂倉の2点二塁打で加点した。アドゥワは4回1失点。2番手の塹江が2年ぶりの白星。DeNAは今季初の4連敗。浜口は守備のミスで自滅した。

神2―0巨

阪神は三回に森下の2点二塁打で先制し、逃げ切った。伊藤将が6回6安打無失点と粘って2勝目。桐敷、岩崎とつなぎ、九回はゲラが抑え3セーブ目を挙げた。巨人は再三の逸機が響き、今季2度目の零敗で連勝が6で止まった。

楽0―5オ

オリックスが快勝した。頓宮が二回に先制のソロを放ち、七回には3点三塁打を放って計4打点と活躍した。エスピノーザが7回5安打無失点で無傷の3勝目。楽天は岸が6回1失点と好投したが、打線がつながりを欠いた。

日4―4ソ

日本ハムが2―4の延長十一回2死無走者から万波が右前打で出ると、マルティネスが2ランを放って追い付いた。プロ初登板の福島が5回2失点と試合をつくった。ソフトバンクは抑えのオスナがつかまり、逃げ切れなかった。

ロ2―0西

ロッテが3連勝。一回に山口の適時打で先制し、八回はソトの15戦連続安打となる適時打で加点した。西野は7回2/3を5安打無失点で2勝目。八回のピンチは沢村がしのぎ、鈴木がプロ初セーブを挙げた。西武は打線が振るわず7連敗。《共同通信》

【トヨタ・プリウス】13万台リコール

トヨタ自動車は17日、後部座席のドアを開けるスイッチに問題があるとして「プリウス」13万5305台(2022年11月〜24年4月生産)のリコールを国土交通省に届け出た。不具合の申告が3件あった。トヨタは不具合を解消する部品の準備が整うまで、工場での生産や販売店からの受注を停止すると明らかにした。顧客からの注文は引き続き受け付ける。

対象は北米なども含めると世界で計約21万1千台に上るという。上田裕之渉外広報本部長は取材に対し「皆さまに多大なるご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる」と述べた。今回のリコールは設計上の品質問題で、トヨタグループで相次いだ認証不正とは関係ないと説明した。

国交省によると、後部ドアのスイッチの防水性能が不十分なため、洗車などで大量の水がかかると内部に浸入して回路をショートさせ、走行中にドアが開く恐れがある。トヨタは交換する部品の準備が整うまで、スイッチ内部の部品を外すことで安全を確保する。

問題のスイッチは東海理化が製造した。 《共同通信》

【東京株式市場】

17日の東京株式市場は日米の長期金利上昇が投資家心理の重荷となり、日経平均株価(225種)は3日続落した。

終値は前日比509円40銭安の3万7961円80銭。東証株価指数(TOPIX)は33.96ポイント安の2663.15。出来高は約17億7851万株だった。《共同通信》

【岸田文雄首相】韓国・尹錫悦大統領と電話会談

岸田文雄首相は17日、韓国の尹錫悦大統領と電話会談し、米ワシントンで10日に開いたバイデン大統領との会談結果を伝えた。日韓、日米韓の協力を深化させると確認。首脳間を含めてさまざまな機会を通じて緊密に連携を図る方針で一致した。首相が会談後、官邸で記者団に明らかにした。

韓国総選挙で尹政権の保守系与党が大敗してから初の電話会談。首相は尹氏との協力関係を維持する姿勢を明確にする狙いもある。

韓国大統領府は、首相訪米の結果を共有するため、日本側が電話会談を提案したとしている。日米首脳会談では、インド太平洋地域の安定に向けて日米が韓国などパートナー国との協力を推進すると確認した。《共同通信》

【日、米、韓】初の財務相会合

日米韓は17日、米首都ワシントンで初の財務相会合を開いた。核・ミサイル開発を強行する北朝鮮とウクライナ侵攻を続けるロシアへの経済制裁強化に加え、イスラエルを攻撃したイランの制裁も協議する可能性がある。

財務相会合創設は昨年8月に3カ国の首脳会合で合意した。覇権主義的な動きを強める中国への対抗を念頭に、半導体に代表される戦略物資のサプライチェーン(供給網)強化などを通じて経済連携を深める狙いだ。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは17日、各地で行われ、ドジャースの大谷は本拠地ロサンゼルスでのナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、4打数3安打だった。一、六回に右前打、八回に中前打を放った。今季3度目の1試合3安打で、4個目の盗塁も記録した。チームは0―2で敗れた。

レッドソックスの吉田はガーディアンズ戦で今季初めて出番がなかった。チームは2―0で勝った。《共同通信》