令和1594日目
2023/09/10
【野球・U-18W杯】日本、初優勝
18歳以下の選手が国・地域別で世界一を争う野球のU―18ワールドカップ(W杯)は10日、台北で決勝が行われ、日本が台湾を2―1で破って初優勝を果たした。前身大会を含め10度目の出場だった。
「18歳以下のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」との位置づけで、原則的に隔年開催。今春、大谷翔平らが引っ張って3度目のWBC制覇を果たした日本代表に続いて、日本球界の底力を示した。
今夏の全国高校選手権に出場した選手を中心に3年生20人で編成した日本は2次リーグまでを6勝2敗で通過。全勝だった台湾に、最後に土をつけた。《共同通信》
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【茨城県、福島県】豪雨の復旧作業続く
熱帯低気圧に変わった台風13号に伴う大雨で住宅の浸水の被害が出た福島県は10日、いわき市の男女5人が新たに体調不良などを訴えたと発表した。茨城県でも男性1人が避難中に転倒して顔に軽傷を負った。浸水した地域の住民は、泥のかき出しや家財道具の搬出などの片付け作業に追われた。
福島県によると、いわき市の70〜80代の男女5人が冠水した水に漬かり悪寒を訴えるなどした。いずれも程度は軽いという。
千棟が床上浸水したいわき市内郷地区では、道路脇や駐車場、中学校の校庭に各家庭から出た家具や家電など大量の災害廃棄物が集められていた。《共同通信》
【ゴルフ】
日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯最終日(10日・長崎県パサージュ琴海アイランドGC=6755ヤード、パー72)20歳の神谷そらが68で回り、通算12アンダー、276で国内四大大会初制覇を果たした。4月のツアー初優勝に続く通算2勝目で、賞金3600万円を獲得した。
1打差の2位は小祝さくらだった。(出場74選手、晴れ、気温30.4度、西北西の風2.3メートル、観衆4223人)《共同通信》
【大相撲】
大相撲秋場所初日(10日・両国国技館)照ノ富士が2場所連続休場で横綱不在。先場所覇者の新大関豊昇龍は阿炎をとったりで退け、白星発進した。
かど番の2大関は明暗が分かれた。霧島は小結翔猿をつり出しで下したが、全休明けの貴景勝は取り直しの末に北勝富士にはたき込まれた。
新関脇琴ノ若は正代を寄り切ったが、他の2関脇はそろって黒星。大栄翔は明生のはたき込みに屈し、若元春は朝乃山に寄り切られた。新小結錦木は玉鷲を押し出した。《共同通信》
【プロ野球・10日】
ロ0―2オ
オリックスの宮城が8回1安打無失点で3年連続の10勝に到達した。一回に森の左前打で先制し、七回に代打西野の適時打で加点。優勝へのマジックナンバーは10となった。ロッテは4連敗。佐々木朗は3回1失点で3敗目を喫した。
ソ4―6楽
楽天は一回に辰己の適時打などで3点を先行。二回に浅村、三回は村林の適時打で加点した。荘司は5回8安打4失点で4勝目、松井裕が33セーブ目を挙げた。ソフトバンクは柳田の20号2ランなどで追い上げたが届かなかった。
日0―10西
西武が5連勝。高橋は6回無失点で3年連続の2桁勝利に達した。打線は今季最多、先発全員安打の20安打。二回に蛭間の適時打などで2点先制し、三回は5安打を集めて4得点と畳みかけた。伊藤が崩れた日本ハムは見せ場なく5連敗。
神5―1広
阪神が8連勝で、優勝へのマジックナンバーを5とした。六回に森下の適時打で追い付くと、八回は代打糸原の2点打などで4点を勝ち越した。伊藤将は8回1失点で10勝目。広島は4連敗。打線が4試合連続の1得点に終わった。
◇
プロ野球セ・リーグは10日、甲子園球場で阪神―広島21回戦が行われ、首位阪神が2位広島を5―1で下して8連勝し、18年ぶりの優勝へマジックナンバーを二つ減らして「5」とした。阪神は広島との3連戦に3連勝。貯金は33。
阪神は1―1の八回に代打糸原の2点適時打で勝ち越し、木浪の適時打で2点を追加した。
巨2―1中
巨人が逃げ切り、1分けを挟んで3連勝。二回に坂本のソロで先制し、五回は門脇の適時二塁打で2点目。メンデスは六回2死まで無失点の好投で5勝目を挙げた。中日は引き分けを挟んで4連敗となり、4位以下が確定。柳は10敗目。
D6―4ヤ
DeNAが逃げ切った。浜口は緩急を生かし、八回途中を5安打2失点で3勝目。打線は0―1の四回に大和の二ゴロで追い付き、五回は佐野の2点打と牧の適時二塁打、宮崎の2点打で5点を奪った。ヤクルトは山野が制球を乱した。《共同通信》
【ラグビー・W杯】
ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会第3日は10日、南西部トゥールーズで1次リーグD組が行われ、日本が初戦でチリを42―12で下し、白星発進した。計6トライを奪い、4トライ以上に与えられるボーナス点1を含め勝ち点5を獲得した。W杯初戦で勝つのは3大会連続。
B組で2大会連続4度目の優勝を狙う南アフリカはスコットランドを18―3で下し、勝ち点4を挙げた。C組ではウェールズとフィジーが対戦。
日本は0―7からA・ファカタバ(BR東京)とナイカブラ(BL東京)がトライを挙げて逆転。前半終了間際に再びA・ファカタバがトライを奪った。後半もリーチ(BL東京)や中村(東京SG)らがトライを挙げ、初対戦だったW杯初出場のチリを突き放した。
日本は17日(日本時間18日)にイングランド、28日(同29日)にサモア、10月8日にアルゼンチンと戦う。《共同通信》
【バスケットボール】
バスケットボール男子のワールドカップ(W杯)最終日は10日、マニラで行われ、決勝で世界ランキング11位のドイツが同6位のセルビアを83―77で破り、初優勝した。
ドイツは47―47で迎えた第3クオーターにリードを奪い、第4クオーターはセルビアの猛追をかわした。シュレーダー(ラプターズ)が両チーム最多の28得点と活躍した。
3位決定戦では、世界ランク15位のカナダが同2位の米国に延長の末、127―118で競り勝ち、初の3位となった。《共同通信》
【サッカー】
ドイツ・サッカー連盟は10日、同国代表のフリック監督(58)の解任を発表した。9日に日本に1―4と完敗し、国際試合3連敗を喫していた。代表チームのディレクターで、元代表監督のフェラー氏(63)らが暫定的にチームを率い、自国開催となる来年の欧州選手権へ後任選びを急ぐ。
フリック氏はバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)監督時代に欧州チャンピオンズリーグ(CL)など主要タイトル3冠を果たし、2021年に代表監督に就任。しかし昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会は1次リーグ敗退と振るわなかった。《共同通信》
【テニス】
テニスの全米オープン車いすの部は10日、ニューヨークで行われ、女子シングルス決勝で第2シードの上地結衣(三井住友銀行)は第1シードのディーデ・デフロート(オランダ)に2―6、2―6でストレート負けし、準優勝だった。
デフロートは全米6連覇を果たした。《共同通信》
◇
テニスの全米オープン最終日は10日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス決勝で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードでロシア出身のダニル・メドベージェフに6―3、7―6、6―3でストレート勝ちし、5年ぶり4度目の優勝を果たした。
四大大会シングルス通算24勝目で、女子のマーガレット・コート(オーストラリア)と並んで男女を通じ、史上最多となった。優勝賞金は300万ドル(約4億4千万円)を獲得した。
【G20サミット】閉幕
日米欧の先進国に新興国を加えた20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は10日、インドの首都ニューデリーで2日間の日程を終え閉幕した。初日に採択して公表するという異例の形となった首脳宣言は、中国とロシアの賛同を優先し、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対する名指しでの非難を避けた。閉幕後に岸田文雄首相が記者会見する。
首相は初日の会議で、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出は安全性に万全を期して行っていると説明した。一部の国が「突出した行動を取っている」と述べ、日本産水産物の輸入を停止した中国を暗に批判した。《共同通信》
【首相動静】
岸田文雄首相は10日、訪問先のインドで記者会見し、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を受けて日本産水産物の輸入を停止した中国に対し、国際会議や世界貿易機関(WTO)などを活用して引き続き撤廃を求めていく考えを表明した。中国と安定的な関係構築に向け対話を重ねていく方針も示した。
輸入停止撤廃要求に関し「2国間、多国間の機会を捉え、世界貿易機関、地域的な包括的経済連携(RCEP)などの通商枠組みの場を活用する」と強調。日中関係を巡り「主張すべきは主張し、責任ある行動を強く求める。対話をしっかり重ね、共通の課題については協力する関係の構築を進める」と述べた。《共同通信》
◇
岸田文雄首相は10日(日本時間同)、訪問先のインドで記者会見し、内閣改造・自民党役員人事を「早ければ13日に行う」と表明した。物価高に対応する経済対策を新体制で策定するとし「必要な予算にしっかり裏打ちされた、思い切った対策を実行したい」と明言した。今後の政治日程に関しては「経済対策の早急な実行を最優先に検討する」と述べ、臨時国会召集時期には言及しなかった。
首相は11日朝に帰国し、人事の調整を本格化させる。自民党の麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長、公明党の山口那津男代表らと会談する見通しだ。11、12両日で人選作業を進める。会見では、新たな陣容について「具体的な内容を申し上げることは控える」と述べるにとどめた。
人事を巡っては、政権の骨格である麻生、茂木両氏の再任が有力となっている。自民最大派閥、安倍派の松野博一官房長官や西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長も要職で起用されるとの見方が強まっている。女性閣僚は現在、2人のみで増員を検討する。《共同通信》
【米・バイデン大統領】ベトナム訪問
バイデン米大統領は10日、就任後初めてベトナムの首都ハノイを訪問し、最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長と会談した。両首脳は会談後の記者発表で、両国関係の「包括的戦略パートナーシップ」への格上げを正式発表した。
バイデン政権は重視するインド太平洋地域で影響力を強める中国に対抗し、半導体などの供給網再構築の一環としてベトナムとの戦略的連携を強化したい考えだ。バイデン氏は会談冒頭、供給網での連携に触れ「さらに大きな協力の時代の始まり」になることへの期待を表明した。
両国関係は「包括的パートナーシップ」だった。専門家らによると「戦略的パートナーシップ」を飛ばして格上げするのは異例の措置となる。
ベトナムは米中間でバランス外交を展開しつつも、南シナ海の領有権問題で中国とのあつれきは強まっている。ベトナムは半導体生産や人工知能(AI)分野に力を入れており、米国は同盟国や友好国と供給網を構築する「フレンド・ショアリング」で協力を目指す。 《共同通信》
【英国】議会調査担当者を逮捕
中国のためにスパイ行為をした疑いで、ロンドン警視庁が英議会の調査担当者ら2人を逮捕していたことが10日までに分かった。20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席したスナク英首相は中国の李強首相と10日に会談し、「英国の議会制民主主義に対する干渉について重大な懸念を伝えた」という。英メディアが報じた。
1人は20代の調査担当者で、公務秘密法違反の疑いで3月に逮捕された。過去に中国に住んだことがあり、この際に工作員として勧誘された可能性がある。トゥゲンハート安全保障担当閣外相のほか、与党保守党のカーンズ下院外交委員長ら機密情報を扱う政治家とつながりがあったとされる。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
キーウで無人機20機迎撃
ウクライナ軍は10日、ロシア軍が一晩でイラン製無人機シャヘド32機を発射し、うち25機を迎撃したと発表した。首都キーウ(キエフ)では20機以上を迎撃し、破片が複数の場所に落下。住宅や道路標識などが破損し、一部で火災も起きた。ウクライナメディアが伝えた。
英国防省は9日、ロシア軍がウクライナ南部ザポロジエ州ロボティネ周辺に他の地域から兵力を向かわせ、部隊を再配置しているとみられるとの分析を発表。別の地域におけるロシア軍の攻撃能力を制限する可能性があるとした。
分析は、ウクライナ軍がロボティネの東方で「何層にも重なったロシアの主要防衛線に進入した」とし「徐々に前進しながらロシア軍を消耗させている」と指摘した。
ロボティネは、ロシアが占領する要衝トクマクに向かう道路沿いにある。ウクライナ軍は反転攻勢でロシア支配地域を東西で分断するためアゾフ海への進軍を目指しており、トクマクを攻略すれば大きな節目となる。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは10日、各地で行われ、カブスの鈴木はシカゴでのダイヤモンドバックス戦に「3番・右翼」で出場し、一回に先制の適時二塁打を放つなど4打数1安打1打点だった。チームは5―2で勝ち、連敗を3で止めた。
右脇腹の張りで6試合欠場が続くエンゼルスの大谷は、ガーディアンズ戦でベンチスタート。レッドソックスの吉田はオリオールズ戦で先発を外れた。《共同通信》