令和1457日目
2023/04/26
この日のできごと(何の日)
【米韓首脳会談】
バイデン米大統領と韓国の尹錫悦大統領は26日午前、ホワイトハウスで会談した。米政府によると、米国が核兵器と通常戦力で韓国防衛に関与する拡大抑止の強化を盛り込んだ共同文書「ワシントン宣言」で合意。弾道ミサイルを搭載可能な戦略原子力潜水艦の韓国への派遣や、米韓の核戦略計画に関する協議体新設が柱だ。
対象原潜は「戦略ミサイル原潜」と呼ばれ、韓国に派遣するのは1980年代前半以降初めてとなる。より明確に拡大抑止力を示すことで核・ミサイル開発を進める北朝鮮をけん制する。韓国で広がる独自の核武装論を抑える狙いもある。
原潜は韓国に常駐せず、朝鮮半島周辺に展開する米軍の原子力空母や戦略爆撃機と同様に不定期の派遣を想定している。
米韓は核戦略計画を定期的に協議し、不測の事態に米側がどう対処するのかを韓国側に具体的に示す核協議グループ(NCG)の創設で合意。冷戦期に北大西洋条約機構(NATO)がつくった核計画グループ(NPG)をモデルにしたとされるが、米韓ではNATOのような「核共有」は想定していない。《共同通信》
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【ispace】民間初の月面着陸ならず
宇宙ベンチャーのispace(アイスペース、東京)は26日、同社の月着陸船が同日未明に月面に向けて降下したが、着陸直前に通信が途絶え、着陸を確認できなかったと明らかにした。燃料が尽きて月面に落下、衝突したとみられる。袴田武史社長は東京都内で記者会見し、着陸できない状況が確定したと説明した。
同社によると、燃料の推定残量がなくなり、急速に降下速度が上昇したことがデータから確認された。
成功すれば官民含めて日本初、民間企業としては世界初の着陸だった。袴田社長は「多くのデータと経験を獲得でき、このミッションの意義を十分に達成したと考えている」とコメント。記者会見で「次へ向けた大きな一歩だ」と述べた。
当初の計画では、着陸船は26日午前0時40分ごろ、月の上空約100キロから降下を開始。月の周りを航行中に時速約6千キロだった速度を、エンジンを噴射して徐々に減速。月面までの距離を測定するなどして位置を把握し、約1時間かけて降り立つ予定だった。
◇
宇宙ベンチャーのispace(アイスペース、東京)は26日、月面に衝突した可能性が高い同社の着陸船について、着陸船が認識していた月面からの高度に誤差が生じたことが原因の可能性があるとの見解を明らかにした。実際と異なって認識していたためエンジンを正しいタイミングで使えず、上空で燃料が枯渇、落下したとみられる。日本初、民間で世界初の月面着陸は失敗した。
アイスペースの袴田武史社長は同日午前の記者会見で「着陸の直前までデータを獲得できた民間企業はわれわれのみ。着陸に近いところまで実行できた。やり続けることが重要だと思っている」と説明、事業を進める方針を強調した。
同社技術責任者の氏家亮氏によると、着陸船は距離を測る機器で高度を算出し、エンジンを噴射して速度を調整しながら降下する。だが着陸船は今回、高度情報が「ゼロ」となった後も「マイナス」のデータを送り続けた。まだ上空にいるにもかかわらず高度を「ゼロ」と認識する誤差が生じていたと分析している。《共同通信》
【プロ野球・26日】
日6―3オ
日本ハムは二回にマルティネスの2ランで先制。三、五回はともに万波が2点二塁打を放って加点した。鈴木が5回無失点で3勝目、田中正がプロ初セーブを挙げた。オリックスは田嶋が5回持たず6失点と崩れた。
ロ2―1西
ロッテの小島は7回6安打1失点で6三振を奪い、2勝目を挙げた。益田が7セーブ目。打線は0―1の二回に佐藤都の適時二塁打で追い付き、七回に友杉の一ゴロの間に勝ち越した。西武は隅田の6回1失点の好投を生かせなかった。
ソ4―2楽
ソフトバンクが連敗を5で止めた。三回に近藤、柳田の連続適時打で3点を先取。3―2の七回に甲斐の適時打で加点した。和田が5回2/3を2失点で2勝目、オスナが4セーブ目。楽天は早川が七回途中4失点(自責点1)で2敗目。
神4―8巨
巨人が3連勝。岡本和の2打席連続適時打などで三回までに5点を奪い、八回に代打長野の1号3ランで加点した。戸郷が七回途中6安打4失点で3勝目。阪神は西勇が3回5失点で2敗目。打線が五回に4点を返したが、及ばず。
D5―2ヤ
DeNAが3連勝を飾った。1―1の七回に戸柱の3ランで勝ち越し。八回は牧の犠飛で加点した。石田は6回5安打1失点と試合をつくり、七回を無得点に抑えた三嶋が今季初勝利を挙げた。ヤクルトは継投が裏目に出て4連敗。
広3―6中
中日の涌井が7回を3失点で移籍後初勝利を挙げた。マルティネスが7セーブ目。打線は同点の四回に捕逸で勝ち越し、五回は福永の適時二塁打、八回は岡林の2点二塁打で突き放した。広島は大瀬良が4回を3失点で2敗目を喫した。《共同通信》
【COVID-19】
26日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。前日の米国株式市場で米金融システムに対する不安が再燃したことを受け、東京市場でも幅広い銘柄に売り注文が出た。外国為替市場の円高ドル安進行も悪材料視され、平均株価の前日終値からの下げ幅は一時300円を超えた。
終値は前日比203円60銭安の2万8416円47銭。東証株価指数(TOPIX)は18.25ポイント安の2023.90。出来高は約11億0990万株だった。《共同通信》
【COVID-19】
国内で26日、新たに1万3092人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別の内訳は、東京1745人、北海道1021人、大阪971人など。死者は、東京で4人、神奈川で3人など計23人の報告があった。
厚生労働省によると、全国の重症者数は前日より1人減って58人となった。
北海道と島根が過去に公表した感染者数を修正した。《共同通信》
【中国】「反スパイ法」改正
中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会の会議は26日、「反スパイ法」の改正案を可決した。中国の通信社、中国新聞社が伝えた。改正でスパイ行為の定義が拡大され、外国人への締め付けが厳しくなることが懸念される。中国での外国企業の活動にも影響しそうだ。
改正案の審議は今回で3回目。柱はスパイ行為の定義の拡大で、これまで取り締まり対象としてきた「国家機密」の提供などに加え、「その他の国家の安全と利益に関わる文書やデータ、資料、物品」の提供や窃取などもスパイ行為となる。
昨年末にパブリックコメント(意見公募)で公開した改正案を今回修正し、「スパイ組織およびその代理人」による国家機関や重要インフラなどへのサイバー攻撃もスパイ行為と見なす。
昨年末に公開された改正案によると、スパイ行為の疑いのある人の手荷物を検査する権限も当局に与える。中国メディアの報道によると、現行法で取り締まり対象とされる「その他のスパイ活動」という曖昧な規定は改正後も維持される。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
中国の習近平国家主席とウクライナのゼレンスキー大統領は26日、電話会談し、両国関係やロシアによるウクライナ侵攻を巡り意見交換した。習氏は「中国は速やかな停戦と平和回復のために努力する」と述べ、ウクライナに中国政府の特別代表を派遣し、関係国と意思疎通を図ると表明した。中国国営中央テレビが伝えた。
両首脳の電話会談はロシアのウクライナ侵攻以降で初めて。習氏はこれまでロシアのプーチン大統領とウクライナ情勢を巡り協議していた。ゼレンスキー氏とも対話したことで、和平実現に向けた仲介に乗り出した形だ。
ウクライナ大統領報道官によると、会談は約1時間行われた。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは26日、各地で行われ、ブルージェイズの菊池は本拠地トロントでのホワイトソックス戦に先発し、5回2/3を4安打無失点で無傷の4連勝とした。試合は8―0。
レッドソックスの吉田はオリオールズ戦に「4番・左翼」で出場して4号ソロを放ち、4打数1安打1打点だった。7試合連続安打。チームは2―6で敗れた。ツインズの前田はヤンキース戦に先発し、3回0/3を11安打、自己ワーストの10失点で4敗目(0勝)を喫した。試合は6―12。
メッツの千賀はナショナルズ戦に先発して5回5安打2失点で初黒星(3勝)を喫した。試合は1―4だった。カブスの鈴木はパドレス戦に「4番・右翼」で出場し、4打数1安打。チームは3―5で敗れた。
エンゼルスの大谷はアスレチックス戦に「3番・指名打者」で出場し、八回に3試合ぶりの6号2ランを放った。六回には2番手の藤浪から左前打を放った。試合は11―3でエンゼルスが勝った。《共同通信》