令和1420日目

2023/03/20

この日のできごと(何の日)

【中ロ首脳会談】

モスクワを訪問した中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は20日、大統領府があるクレムリンで初日の会談を行った。国営ロシア通信によると、会談は非公式の夕食会も含めて約4時間半続いた。

詳しい内容は明らかになっていないが、会談冒頭でプーチン氏は中国が今年2月に発表したウクライナ問題解決に関する提案を「注意深く検討した」と述べており、ロシアのウクライナ侵攻についても協議されたとみられる。

このほか、エネルギー分野を中心に拡大を続ける中ロの経済関係強化や軍事技術協力についても話し合われた可能性がある。

双方は21日に正式会談。少人数会合の後、閣僚や経済界代表らを加えた拡大協議が行われる。会談終了後に両首脳は包括的パートナー関係の深化と、2030年までの経済協力発展計画に関する二つの共同声明に署名する。《共同通信》

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【袴田事件】検察が特別抗告断念

1966年に静岡県の一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(87)の再審開始を認めた東京高裁決定に関し、東京高検は20日午後、最高裁への特別抗告を断念したと発表した。袴田さんは事件から半世紀以上を経て、静岡地裁での再審公判で無罪を言い渡される公算が大きくなった。戦後の死刑事件で再審開始の判断が確定したのは5例目。過去4例は再審公判を経て83〜89年に無罪となった。

再審公判開始の具体的な時期は未定。今後、静岡地裁と検察、弁護団の3者協議を経て決まる見通し。

東京高検の山元裕史次席検事は「承服しがたい点があるものの、特別抗告の申し立て理由があるとの判断に至らなかった」とのコメントを発表。記者会見では「法と証拠に基づいて慎重に検討した結果だ。再審公判があるので現時点で詳細は差し控える」と述べた。「本日判断した」とし、説明は避けた。

高裁は13日の決定で弁護側主張を全面的に認め、確定判決が「犯行着衣」と認定した衣類5点の証拠を捜査機関側が捏造した可能性が極めて高いと指摘していた。《共同通信》

【大相撲】

大相撲春場所9日目(20日・エディオンアリーナ大阪)平幕翠富士が宇良を押し倒して初日から9連勝とし、横綱、大関が不在の場所で単独首位を守った。小結大栄翔は玉鷲を突き倒し、ただ一人の1敗を堅持。

3関脇はそろって白星。霧馬山は竜電を寄り切り、翔猿を退けた豊昇龍とともに6勝目。若隆景は明生を下し4勝5敗。

2敗で小結琴ノ若、遠藤、高安の3人が続く。十両は元大関の朝乃山、逸ノ城、新十両の落合が1敗で並ぶ。《共同通信》

【高校野球】

選抜高校野球大会第3日は20日、甲子園球場で2回戦が行われ、前回優勝の大阪桐蔭、広陵(広島)、海星(長崎)が勝って3回戦へ進んだ。

大阪桐蔭はエースの前田が毎回の14三振を奪って完投し、敦賀気比(福井)に3―1で競り勝った。広陵は1―0の五回に4安打で3点を奪うなど、二松学舎大付(東京)に5―0で快勝。高尾が8回を5安打に抑えた。

海星は序盤から小刻みに得点し、社(兵庫)に5―1で勝った。《共同通信》

【COVID-19】

国内では20日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2617人確認された。死者は29人、重症者は前日より5人減って75人だった。

東京都では270人の新規感染者が判明した。前週の同じ曜日から43人減り、9日連続で1週間前を下回った。70歳代の男女2人の死亡が確認された。《読売新聞》

【東京株式市場】

週明け20日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反落した。欧米の金融システムに対する不安が根強く、幅広い銘柄に売り注文が出た。外国為替市場で円高ドル安が進行したため、輸出関連銘柄の下落が目立った。

終値は前週末比388円12銭安の2万6945円67銭。東証株価指数(TOPIX)は30.12ポイント安の1929.30。出来高は約13億6028万株だった。《共同通信》

【日印首脳会談】

岸田文雄首相は20日(日本時間同)、インドのニューデリーでモディ首相と会談し、ロシアのウクライナ侵攻や中国の威圧的行動を念頭に、法の支配に基づく国際秩序の堅持に向けて連携することを確認した。首相は5月の先進7カ国(G7)首脳会議(広島サミット)に、今年の20カ国・地域(G20)議長国のインドを招待し、モディ氏は出席する意向を示した。

両首脳は会談で、開発金融や食料安全保障、エネルギー問題について意見交換し、G7、G20それぞれが今年開催するサミットに向けて連携していくことを確認した。また、グローバルサウス(南半球を中心とする途上国)に対する関与強化策についても意見を交わした。

首相は広島サミットにモディ氏を招待した上で「法の支配に基づく国際秩序の堅持と、G7を超えた国際社会のパートナーとの関係強化という2つの視点から国際社会が直面する課題を取り上げたい」と伝達。モディ氏はグローバルサウスの観点を含めて、G20議長国としてインドが重視する事項について説明した。

2国間関係では、1月の自衛隊とインド軍による初の戦闘機訓練などを踏まえ、安全保障協力の進展を歓迎。インドの高速鉄道整備の推進も申し合わせた。

首相とモディ氏の会談は4回目で、インド訪問は昨年3月に続き2回目となる。首相は21日にインドを出発し、22日未明に帰国する予定。《産経新聞》

岸田文雄首相は20日(日本時間同)、インド・ニューデリーで講演し、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想の実現へ向けた新計画を発表した。ロシアと中国の動向を念頭に国際秩序維持の重要性を訴え、海と空の安全確保への支援強化とともに、政府開発援助(ODA)の拡充を表明。官民で2030年までに、750億ドル(約9兆8千億円)以上の資金をインド太平洋地域へ投入すると打ち出した。

新計画では、ロシアのウクライナ侵攻で国際社会が歴史的な転換期にある中、どの国も受け入れられる共通の理念が求められていると指摘した。《共同通信》

【香港】反政府デモ写真集販売で実刑判決

香港の裁判所は20日、2019年の反政府デモに関する写真集を制作、販売したとして、刑事罪行条例違反(扇動の意図を有する行為)罪に問われた男女3人に禁錮5〜10月の実刑判決を言い渡した。香港メディアが伝えた。

報道によると、3人は期間限定で開かれていた香港のフリーマーケットで、自作したデモの写真集を販売した。写真はインターネットで集めたもので、簡単な説明文が記されていた。

裁判所は、こうした書籍の販売は社会不安を再燃させる恐れがあり「(社会的な)時限爆弾」となると述べ、厳しく罰する必要があるとした。 《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

米、460億円の追加軍事支援

米国防総省は20日、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの最大3億5千万ドル(約460億円)の追加軍事支援を発表した。高機動ロケット砲システム「ハイマース」や155ミリりゅう弾砲に使用する弾薬を追加した。

このほか迫撃砲システムやグレネードランチャー(てき弾発射器)、地雷除去装置などを含む。

米国務省もブリンケン長官の声明を発表し「ロシアによる不当な侵攻は大きな人的被害をもたらし続けている」と非難した。50カ国以上がウクライナ支援のために団結していると表明した。《共同通信》

EU、弾薬共同購入で合意

欧州連合(EU)は20日、ブリュッセルで外相理事会を開き、ロシアが侵攻したウクライナ向けの弾薬を共同購入する計画に合意した。弾薬不足に苦しむウクライナへの支援を強化。今後1年以内に155ミリ砲弾を100万発供与する方針。

EUではこれまで各国が武器を調達していたが、共同調達はEU統合に向けた大きな一歩となりそうだ。

EUは共同購入によってコストが抑えられ、納期も短縮できると利点を説明している。EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表が8日の非公式EU国防相会合で提案していた。ボレル氏はツイッターで「歴史的な決定だ」と歓迎した。《共同通信》

【WBC】

20日行われたWBC準決勝・日本−メキシコ戦の始球式は第1、2回大会でMVPに輝いた松坂大輔さんが務めた。元メキシコ代表のカントゥさんと並び、ゆったりとしたフォームで投げた。球は高めに浮いたが「こういう舞台で始球式を任されるってそうないこと。光栄です」と喜んだ。

日米通算170勝を挙げ、大会では日本の2連覇に大きく貢献した。日本のファンも多数駆けつけた会場で歓声を浴び、「グラウンドの緊張感はもう味わえないと思っていた。いい試合になってくれるといいなと思って投げた」と振り返った。《共同通信》

野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は20日、米フロリダ州マイアミで行われた準決勝でメキシコに6―5で逆転サヨナラ勝ちし、決勝に進出した。2連覇した2009年の第2回大会以来、3度目の優勝を懸けて21日午後7時(日本時間22日午前8時)に前回王者の米国と戦い、今永昇太(DeNA)が先発登板する。

日本は佐々木朗希(ロッテ)が先発登板して四回に3ランを打たれたが、七回に吉田正尚(レッドソックス)の3点本塁打で追い付いた。八回に2点を勝ち越されたが、4―5の九回無死一、二塁で村上宗隆(ヤクルト)の二塁打でひっくり返した。

栗山英樹監督が率いた今回は投打の「二刀流」の大谷翔平(エンゼルス)、ダルビッシュ有(パドレス)ら米大リーグ勢に加え、昨季完全試合を達成した佐々木朗、史上最年少で三冠王となった村上ら充実の陣容。1次リーグから東京ドームで5連勝して米国に乗り込み、頂点にあと1勝と迫った。《共同通信》



3月20日 その日のできごと(何の日)