令和1326日目
2022/12/16
この日のできごと(何の日)
【政府】安保3文書を閣議決定
政府は16日、国家安全保障戦略など新たな「安保3文書」を閣議決定した。敵ミサイル拠点などへの打撃力を持つことで攻撃を躊躇させる「反撃能力(敵基地攻撃能力)」の保有を明記。複数の長射程ミサイルを令和8年度から順次配備する。来年度から5年間の防衛力整備経費を約43兆円と定め、インフラ整備など防衛力を補完する予算を含め、9年度に対国内総生産(GDP)比2%に達することを目指すとした。軍備増強を進める中国の動向を「これまでにない最大の戦略的な挑戦」と記した。
文書は、日本が「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面している」との認識を示した上で、中国や北朝鮮を念頭に「力による一方的な現状変更の圧力が高まっている」と指摘。反撃能力保有をはじめとする防衛力強化の重要性を訴え、一連の施策が「安全保障政策を実践面から大きく転換する」と強調した。約43兆円の防衛費は、平成30年に閣議決定した5年計画の約1・6倍に当たる。
防衛力強化にあたっては「相手の能力と戦い方に着目した防衛力」を目指すと説明。宇宙・サイバー・電磁波などの新たな領域と陸海空を有機的に融合する「多次元統合防衛力」を構築する方針を維持し、さらに強化するとした。今後5年は現有装備の稼働率向上などに集中し、10年後までに「より早期かつ遠方で侵攻を阻止・排除」できる防衛力を目指す。
一方で専守防衛を堅持する姿勢は明示した。「必要最小限度の実力行使」などの武力行使の3要件を満たした場合に限って反撃能力を行使できると規定した。《産経新聞》
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【モーグル】
フリースタイルスキーのワールドカップ(W杯)は16日、フランスのアルプデュエズでモーグル第4戦の決勝が行われ、男子は北京冬季五輪銅メダルの堀島行真(トヨタ自動車)が82.66点で今季初勝利を挙げた。通算12勝目。
堀島は1回目を首位で突破し、2回目も80.85点のミカエル・キングズベリー(カナダ)を抑えた。杉本幸祐(デイリーはやしや)は11位、松田颯(しまだ病院)は14位だった。
女子は柳本理乃(愛知工大)が71.96点で日本勢最高の5位に入った。北京五輪女王のジャカラ・アンソニー(オーストラリア)が79.70点で制し、今季3勝目。《共同通信》
【競泳】
25メートルプールで争う競泳の世界短水路選手権第4日は16日、メルボルンで行われ、男子200メートル平泳ぎは瀬戸大也(TEAM DAIYA)が2分0秒35で制した。自身の短水路日本記録を0秒95更新した。今大会日本勢初の金メダル。渡辺一平(トヨタ自動車)は2分2秒53で4位だった。
女子1500メートル自由形は難波実夢(JSS)が15分46秒76で2位となり、3位だった800メートルに続いて今大会二つ目のメダルを手にした。
男子800メートルリレーの日本(渡辺天、松元、真野、松本)は6分52秒04の短水路日本新記録で5位。 《共同通信》
【愛知県警】岡崎署を捜索
愛知県警岡崎署の留置場で男性(43)が勾留中に死亡した問題で、県警は16日、特別公務員暴行陵虐容疑で同署を家宅捜索した。刑事部長以下約40人の体制を確立し捜査を開始したことも明らかにした。保護室を撮影したデータの記録媒体や関係書類など、任意提出のものを含め約40点を押収した。
県警は捜査体制を確立した理由について、同署で「刑罰法令に触れる可能性が認められた」と説明している。
県警などによると、男性は11月25日に公務執行妨害容疑で逮捕され、勾留中の今月4日に死亡した。司法解剖の結果、死因は腎不全で、目立った外傷はなかった。《共同通信》
【東京株式市場】
16日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続落した。欧米の景気が後退するとの見方から前日の欧米株式市場が下落したことを受け、東京市場でも売り注文が広がった。
終値は前日比524円58銭安の2万7527円12銭。東証株価指数(TOPIX)は23.69ポイント安の1950.21。出来高は約13億8413万株だった。《共同通信》
【COVID-19】
国内で16日、新たに15万3416人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1週間前と比べ、約2万6千人増加した。都道府県別では東京1万6273人、神奈川1万61人、愛知9422人など。死者は東京23人、愛知19人など、計264人が報告された。
厚生労働省によると、全国の重症者は前日より30人増えて491人。
栃木などで過去に公表した感染者の修正があった。《共同通信》
【立憲民主党】統一地方選へ活動本格化
立憲民主党が、来春の統一地方選での支持拡大に向けて幹部の全国遊説を本格化させた。泉健太代表は16日、皮切りとして東京都西東京市で街頭演説し「一緒に歩み、力を貸してほしい」と呼びかけた。演説後、記者団に「統一選は、政権交代への長い道のりの一歩だ」と述べた。
長妻昭政調会長、菅直人元首相(党最高顧問)らと西武新宿線田無駅前に並び立った泉氏は、約150人の聴衆に「立民は与党に対抗し、政権を担ってまっとうな政治をつくり上げようとしている」と訴え、野党第1党として政権与党に対峙していく考えを改めて強調した。
立民は目標に、約1250人の地方議員の勢力拡大を掲げる。《共同通信》
【岸田文雄首相】若田飛行士と交信
岸田文雄首相は16日夜、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士若田光一さんと交信した。官邸大ホールとISSにある日本の実験棟「きぼう」をオンラインでつないで実施。首相は国際月探査アルテミス計画で、日本人初の月面着陸を目指してもらいたいと語り「先頭に立ってほしい」と激励した。
若田さんは「皆さんの期待に沿えるよう尽力したい」と応じた。交信には宇宙政策を担当する高市早苗経済安全保障担当相や宇宙飛行士の星出彰彦さんも同席した。
若田さんは10月、米スペースX社の宇宙船で出発し、日本人として最高齢の59歳で、最多となる5回目の飛行を果たした。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ウクライナ各地にミサイル攻撃
ウクライナ各地のインフラ施設などに16日朝、ロシア軍によるミサイル攻撃があり、広範囲で停電や断水が起きた。南部クリブイリフでは住宅に直撃し、2人が死亡、少なくとも5人が負傷した。ハルシチェンコ・エネルギー相は東部と南部でエネルギー施設が損傷したと述べた。ウクライナメディアが報じた。
電力会社ウクルエネルゴは電力需要の少なくとも50%を供給できなくなったとして非常事態を宣言した。
南部オデッサ州でインフラ施設に被害が出たほか、東部ハリコフの市全域や中部ポルタワなどで停電が発生。首都キーウ(キエフ)のクリチコ市長も複数の爆発があったと表明した。《共同通信》
ロシア大統領、侵攻継続を強調
ロシアのプーチン大統領は16日、ウクライナでの特別軍事作戦を指揮する本部を訪れ、ショイグ国防相やロシア軍のゲラシモフ参謀総長、司令官らと複数の会議を開いた。2月に始めたウクライナ侵攻が長引く中、攻撃の手を緩めず、作戦を続ける姿勢を強調した。大統領府が17日発表した。
プーチン氏は「各方面の司令官たちから当面や中期的の行動に関する提案を聞きたい」と呼びかけた。会議には作戦を統括するスロビキン司令官も参加した。《共同通信》