令和1058日目

2022/03/23

この日のできごと(何の日)

【ウクライナ侵攻】

ゼレンスキー大統領、国会演説

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は23日、オンライン形式で国会演説を行った。ロシアによる侵攻を非難し、日本の人道支援に謝意を表明した。日本政府に対露制裁の継続と復興支援を求め、安全保障のための国連改革を主導するよう呼びかけた。

外国元首も含め、オンラインで国会演説が行われるのは初めて。演説は約12分間行われた。

ゼレンスキー氏は冒頭、日本が行った人道支援について「すぐに援助の手を差し伸べてくれた。心から感謝している」と語った。戦況について「ロシアがサリンなど化学兵器を使った攻撃を準備しているとの報告を受けている」と危機感を示した。日本の対露制裁にも謝意を示し、「制裁の継続をお願いする」と要望。戦闘終結後の復興への協力も求めた。

また、国連安全保障理事会が常任理事国であるロシアの拒否権発動などで機能していないことに関し、「侵略を止められる新しいツール(手段)を作らなければならない」と国連改革などを訴え、日本の指導力発揮に期待感を示した。

演説は岸田首相や林外相、衆参両院議員らが集まった衆院第1議員会館の国際会議室などのスクリーンで生中継された。ゼレンスキー氏はウクライナ語で演説し、在日ウクライナ大使館員が同時通訳した。《読売新聞》

キエフ近郊で攻防激化

米国防総省高官は23日、ウクライナ軍が首都キエフ東方のロシア軍部隊を、キエフの中心部から約55キロの地点まで数十キロ後退させたとの分析を記者団に明らかにした。キエフ近郊自治体の情報では、近郊3自治体をウクライナ軍が再掌握し、反撃の動きを強めた。ロシア軍が非人道的として批判が強い「白リン弾」を使用したとの報道もあり、首都周辺の攻防が激化している。

バイデン米大統領は23日にホワイトハウスで記者団に、ロシアが局面打開のために化学兵器を使用する可能性は「現実の脅威だ」と指摘した。《共同通信》

米政府、ロシアが「戦争犯罪」

バイデン米政権は23日、ロシア軍が侵攻しているウクライナで戦争犯罪を行ったと判断したと発表した。ブリンケン国務長官は声明で「ロシア軍は集合住宅や学校、病院、ショッピングセンターなどを破壊し、何千人もの市民が死傷した」と、市民への無差別攻撃を指摘。「刑事訴追を含む、あらゆる手段で責任を追及する」と表明した。

ブリンケン氏は声明で、ロシア軍の包囲攻撃が続く南東部マリウポリでは3月22日時点で2400人以上の市民殺害が報告されていると指摘。同市以外でも国連が2500人以上の市民の死傷者を確認したと強調した。《共同通信》

安保理、ロシア提案の決議否決

国連安全保障理事会(15カ国)は23日、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、ロシアが独自に作成した人道決議案を採決したが、賛成票が足りずに否決された。ロシアと中国が賛成し、米国や英国など残りの全13カ国は棄権した。

一方、国連総会は23日、ウクライナ情勢を巡る緊急特別会合を再開。各国が意見表明後、人道状況の改善を訴える決議案を賛成多数で採択する見込み。

ロシア提出の安保理決議案は民間人保護や国際法順守の必要性を訴える内容だが、侵攻当事者であるロシアの責任について触れていないことから欧米の理事国は反発し、支持しない方針を表明していた。《共同通信》

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【台湾】M6.6の地震

台湾の中央気象局によると、23日午前1時41分(日本時間同2時41分)ごろ、台湾東部花蓮県の沖合を震源とするマグニチュード(M)6.6の地震があった。震源の深さは約30キロ。南東部・台東県の震度は6弱で、全土で揺れた。地元メディアによると、1人が割れた窓ガラスで負傷した。

花蓮県と台東県を震源とする地震が相次いでおり、当局は住民に警戒を呼び掛けている。

台東県では巨石の落下によって一部幹線道路が通行止めとなったほか、水道管の破裂もあった。《共同通信》

【石川県珠洲市】震度4

23日午前9時23分ごろ、石川県珠洲市正院町で震度4を観測する地震があった。気象庁によると震源は同市内で、震源の深さは約10キロ、地震の規模はマグニチュード(M)4・3と推定される。この前後にも同町で震度1と震度2の揺れが1回ずつ起きた。奥能登を震源とする地震は今年に入って33回、今月だけで21回を数え、昨年1月以降、1カ月当たりの発生回数としては最多。震度4を観測したのは今月8日以来で、気象台は今後も同程度の揺れに警戒を呼び掛けている。

震度2の揺れは午前5時36分ごろ、震度1は同9時59分ごろに起きた。いずれも震源は珠洲市内で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はそれぞれM3.4、M2.5と推定される。午前11時現在、石川県内で被害は確認されていない。

奥能登では群発地震が続いており、昨年は9月の最大震度5弱をはじめ、震度1以上を計70回観測した。今月は複数回地震が起きる日が目立ち、3回以上の揺れを観測するのは4度目。

金沢地方気象台の担当者は「一連の地震に比べて特徴的な変化はみられないが、昨年起きた震度5弱と同程度の揺れが、今後も起きる可能性はある。引き続き警戒してほしい」と呼び掛けた。今月16日に東北で起きた地震との関連性はないという。《北國新聞》

【大相撲春場所】11日目

大相撲春場所11日目(23日・エディオンアリーナ大阪)新関脇若隆景がただ一人全勝だった元大関の平幕高安を寄り切り、1敗でトップに並んだ。新大関御嶽海は新関脇阿炎を引き落とし、2敗を堅持。阿炎は5敗目。

大関貴景勝は平幕琴ノ若を突き落として勝ち越し。かど番を脱出した。琴ノ若は2敗に後退。かど番の大関正代は宝富士を突き落とし、5連勝で白星を先行させた。

1敗の若隆景と高安を、2敗で御嶽海と琴ノ若が追う展開。十両は翠富士ら4人が2敗で首位に並んだ。《共同通信》

【選抜高校野球大会】第5日

選抜高校野球大会第5日は23日、甲子園球場で1回戦3試合が行われ、市和歌山、明秀学園日立(茨城)、広島商が2回戦に進んだ。

市和歌山は花巻東(岩手)を5―4で下した。米田が9安打を浴びながら完投。花巻東の注目スラッガー、佐々木は2三振、1死球で4打数無安打だった。

明秀学園日立は大島(鹿児島)に8―0で快勝した。猪俣は8回3安打無失点。

広島商は21世紀枠の丹生(福井)に22―7で勝った。16安打の猛攻で、20年ぶりに選抜大会で勝利を挙げた。《共同通信》

【東京株式市場】

23日の東京株式市場の日経平均株価は7営業日続伸した。終値は前日比816円05銭高の2万8040円16銭で1月18日以来約2カ月ぶりに節目の2万8000円を上回った。前日の米株式市場の上昇が好感されたほか、外国為替市場で円安ドル高が進んだことが追い風となり、自動車など輸出関連銘柄が買われた。TOPIXは44.96ポイント高の1978.70。出来高は約14億1400万株だった。

前日の米国市場ではスポーツ用品のナイキの決算が好調で、個人消費の堅調さが意識され、景気の先行きに楽観的な見方が広がった。東京市場はこの流れを引き継ぎ、朝方から全面高の展開となった。《共同通信》

【COVID-19】国内新規感染4万1038人

国内で23日、4万1038人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別では東京6430人、大阪4790人、愛知3158人など。死者は大阪29人、東京14人、埼玉12人など計122人の報告があった。

厚生労働省によると、全国の重症者は916人で前日より21人減少した。大阪では、基礎疾患のある未就学の女児が重症となった。

過去に公表された感染者について、大阪や兵庫などで取り下げがあった。《共同通信》

【マドレーン・オルブライトさん】死去

クリントン米民主党政権で1997〜2001年に女性初の国務長官を務めたマドレーン・オルブライト氏が23日、がんのため死去した。84歳。オルブライト氏の家族が声明で公表した。

外国生まれとしては2人目の国務長官。00年10月の歴史的な北朝鮮訪問で米政府当局者として初めて金正日総書記と会談し、米朝関係改善を期待するクリントン大統領の親書を手渡した。《共同通信》



3月23日 その日のできごと(何の日)