令和1059日目
2022/03/24
この日のできごと(何の日)
【北朝鮮】新型ICBMを発射
北朝鮮は24日午後2時33分(日本時間同)ごろ、首都平壌の順安付近から大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した。日韓両政府が発表した。同3時44分ごろ、北海道・渡島半島の西約150キロにある日本海の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。飛行時間は過去最長の71分間で、飛行距離は約1100キロ、最高高度約6200キロ。高い角度で打ち上げるロフテッド軌道で発射したとみられ、防衛省は新型ICBMとみている。
EEZ内への落下は2021年9月以来。日本政府関係者によると、これまでの発射で最も日本列島に接近した可能性がある。《共同通信》
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北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、同国が24日、首都平壌から新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」を発射したと報じた。金正恩朝鮮労働党総書記が23日に発射命令を出し、現地で視察。「米帝国主義との長期的対決に徹底して準備していく」と述べた。
北朝鮮は2020年10月の軍事パレードで火星17を公開していた。党機関紙、労働新聞は発射や金正恩氏の視察の様子を写した写真を掲載した。
北朝鮮は24日午後、平壌の順安付近からICBMを発射、北海道・渡島半島の西約150キロにある日本海の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。《共同通信》
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【東京地検特捜部】SMBC日興副社長を逮捕
SMBC日興証券の幹部4人が逮捕された金融商品取引法違反事件で、東京地検特捜部は24日、別銘柄の不正な株取引に関与した疑いが強まったとして、同法違反(相場操縦)の疑いで、幹部らが所属した「エクイティ本部」などを統括する副社長A容疑者(59)を逮捕した。大手証券会社の副社長が逮捕されるのは極めて異例だ。
特捜部は同日、5銘柄で不正取引をしたとする相場操縦罪で、既に逮捕されている4人を起訴。他に幹部1人を在宅起訴し、法人としてのSMBC日興証券も起訴した。組織ぐるみの不正があったとみて事件の全容解明を目指す。《共同通信》
【富山市奥田交番襲撃事件】高裁が差し戻し
警察官ら2人が殺害された2018年の富山市の交番襲撃事件で強盗殺人罪などに問われた元陸上自衛官島津慧大被告(25)の控訴審判決で、名古屋高裁金沢支部は24日、殺人と窃盗の罪にとどまるとして無期懲役とした一審富山地裁の裁判員裁判判決を破棄し、審理を地裁に差し戻した。当初から拳銃を奪う意思があったとみるのが自然だと判断。一審判決には事実誤認があるとした。
一審判決は、被告の供述が揺れているなどとして警察官に対する強盗殺人罪を認めなかった。高裁金沢支部の森浩史裁判長は判決理由で「命が尽きるまで警察官と戦い続けると考え、拳銃を奪おうとしていた」と指摘した。《共同通信》
【サッカー日本代表】W杯出場決定
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選第9戦は24日、シドニーで行われ、B組2位の日本は同3位のオーストラリアを2―0で下し、7大会連続7度目のW杯出場を決めた。7勝2敗で勝ち点を21に伸ばし、最終戦を残して同組2位以内が確定した。W杯予選のアウェーでオーストラリアに勝ったのは初めて。
日本はオーストラリアを押し込みながら、前半は無得点。途中出場の三笘(サンジロワーズ)が後半40分過ぎに均衡を破り、終了間際に再び決めた。オーストラリアはB組3位でプレーオフへ回ることが決まり、サウジアラビアのW杯出場も決まった。《共同通信》
【大相撲春場所】12日目
大相撲春場所12日目(24日・エディオンアリーナ大阪)新関脇若隆景と元大関の平幕高安が1敗を守り、首位を並走。若隆景は琴ノ若を、高安は新大関御嶽海を寄り切った。御嶽海と琴ノ若は3敗に後退し、2敗が消えた。
正代は貴景勝との大関同士の一戦を寄り切りで制し、7勝目でかど番脱出へあと1勝。貴景勝は4敗目で優勝争いから脱落した。新関脇阿炎は逸ノ城に突き落とされて6勝6敗。新小結豊昇龍は星を五分に戻した。
ともに初優勝を狙う若隆景と高安を2差で御嶽海と琴ノ若が追う。十両は竜電が10勝2敗で単独トップ。《共同通信》
【選抜高校野球大会】第6日
選抜高校野球大会第6日は24日、甲子園球場で2回戦2試合と1回戦1試合が行われ、浦和学院(埼玉)と九州国際大付(福岡)が準々決勝に進んだ。大阪桐蔭は2回戦進出。
浦和学院は和歌山東に7―0で快勝し、7年ぶりの8強。五回に金田がソロ本塁打を放った。宮城は7回2安打無失点。
九州国際大付は広陵(広島)に4―1で勝ち、11年ぶりのベスト8。黒田は4安打4打点。香西は11三振を奪って完投した。
大阪桐蔭は鳴門(徳島)を3―1で下した。川原が1失点完投。《共同通信》
【プロ野球】
日本ハムの新庄監督が24日、今季の登録名を本名ではなく、自ら流行させた愛称「BIGBOSS(ビッグボス)」にした。背番号は現役時代と同じ「1」だが、練習を行ったペイペイドームで「『SHINJO』のユニホームはもう着ない」と笑顔で宣言した。
昨年11月の就任記者会見で「『BIGBOSS』でお願いします」と呼びかけた。選手にもファンにもすぐに浸透した愛称がすこぶる気に入っている様子だ。開幕に当たってサプライズを予告していたが、開幕前日にも世間を驚かせた。
現役時代、日本ハムでの登録名はアルファベットで「SHINJO」としていた。《共同通信》
【東京株式市場】
24日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は小幅に上昇し、昨年8月30日から9月8日までの期間以来、約半年ぶりに8営業日続伸となった。終値は前日終値比70円23銭高の2万8110円39銭。前日にトヨタ自動車などが発表した自社株買いの方針を受けて企業の株主還元への期待が高まったほか、日本企業の株価の割安感が意識された。
東証株価指数(TOPIX)は2.86ポイント高の1981.56。出来高は約12億4200万株。《共同通信》
【COVID-19】国内新規感染4万9930人
国内で24日、新たに4万9930人の新型コロナウイルス感染者が報告された。内訳は東京8875人、大阪4490人、神奈川3742人など。東京は1週間前の木曜日と比べ約400人増加し、3週間ぶりに前週の同じ曜日を上回った。
死者は126人が確認された。内訳は大阪26人、東京16人、千葉11人など。厚生労働省によると重症者は前日から25人減り、891人になった。
石川は過去の集計で二重計上があったとして、公表済みの感染者257人を取り下げた。大阪などでも取り下げがあった。《共同通信》
【韓国・朴槿恵前大統領】退院
収賄罪などで実刑が確定し、昨年12月に特別赦免(日本の恩赦に相当)で釈放された後も入院治療を続けていた韓国の朴槿恵前大統領が24日、ソウル市内の病院を退院した。歩いて病院を出た朴氏は「5年ぶりに国民にあいさつできるようになった。多くの配慮をいただいたおかげで健康が回復した」と記者団に語った。
今後は出生地の南東部・大邱の自宅で生活する予定。2017年3月の逮捕から約4年9カ月にわたる収監生活で体調を崩していた。
朴氏と尹錫悦次期大統領はともに保守系だが、尹氏は政界に転身する前の検事時代に朴氏の捜査を主導した経緯がある。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ウクライナ海軍は24日、南東部のアゾフ海に面したべルジャンシク港で、停泊していたロシア軍の大型揚陸艦「オルスク」を撃沈したとする動画と写真を公開した。ベルジャンシクは、マリウポリの西方約80キロ・メートルにあり、露軍が補給拠点に使っている。別の揚陸艦が深刻な損傷を受けたとの情報もあり、事実なら南部の戦況に影響するとみられる。
英BBCによると、オルスクは戦車20両、装甲車45台、兵士400人の輸送が可能とされる。《読売新聞》
ロシア側、マリウポリを一部制圧
ロシア側は24日、2月末から包囲攻撃を続けてきたウクライナ南東部マリウポリの一部を制圧した。国連児童基金(ユニセフ)は24日、ロシアの侵攻で、ウクライナの子ども約750万人の過半数の約430万人が家を追われたと発表した。これほど急速な子どもの大規模避難は、第2次大戦後で異例だと指摘した。ウクライナ側によると、ロシアとの間で24日、侵攻後初めて本格的な捕虜交換が行われた。
タス通信によると、マリウポリ西部の商業施設にロシアの与党が「人道支援センター」を組織。親ロシア派「ドネツク人民共和国」のプシーリン氏が同日訪れたと報じた。《共同通信》
【G7首脳会合】
ロシアのウクライナ侵攻から1カ月となった24日、北大西洋条約機構(NATO)はブリュッセルで緊急首脳会議を開いた。先進7カ国(G7)も首脳会合(サミット)を開催。日米欧は国際包囲網の構築を続けるが停戦は見通せず、改めて結束を確認、追加制裁や制裁逃れの対策強化、ウクライナ支援策で対ロ圧力を強化した。
米政府はG7や欧州連合(EU)と連携し、ロシアの400以上の個人や企業などに追加制裁を科すと発表した。
EUもブリュッセルで首脳会議を開催。一連の会合にバイデン米大統領が出席し、岸田文雄首相はG7サミットに出席した。《共同通信》
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岸田文雄首相は24日(日本時間同)、ベルギーでの先進7カ国(G7)首脳会合に出席した。ロシア軍の侵攻を受けているウクライナやその周辺国に対し、保健、医療、食料の分野で1億ドル(約121億円)の追加緊急人道支援を実施すると表明。世界貿易機関の規定に基づくロシアへの貿易上の優遇措置「最恵国待遇」撤回などに向けた法改正を今国会で行う考えも示した。
会合前、バイデン米大統領は首相と立ち話をし日本の断固としたロシアへの対応に謝意を伝えた。
首相はG7首脳会合で、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル発射を踏まえ北朝鮮対応についても各国に連携を呼び掛けた。《共同通信》
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岸田文雄首相は24日(日本時間25日未明)、ベルギーで開催されたウクライナ情勢に関する先進7カ国(G7)首脳会合への出席を終え、記者団に「G7で国際社会の秩序を守り抜くとの強い決意を確認する大変有意義な会合だった」と述べた。その後、政府専用機で帰国の途に就いた。
会合で首相は「核兵器は当然ながら、生物・化学兵器の使用も決してあってはならない」と強調。侵攻後の原油や食料価格の高騰を踏まえ、影響を受ける国への支援や自由貿易の推進の重要性を訴えた。石油輸出国機構(OPEC)加盟国に増産を含めた市場安定化への協力も呼び掛けた。《共同通信》
【中国・アフガニスタン】外相会談
中国の王毅国務委員兼外相は24日、アフガニスタンの首都カブールを訪れ、イスラム主義組織タリバン暫定政権のバラダル副首相、ムッタキ外相と個別に会談した。中国外務省によると、王氏は暫定政権の運営を評価した。暫定政権によると、外交分野の他、アフガンでの鉱山開発や特産品の輸出について協議した。
タリバンの政権掌握後、王氏の訪問は初。中国外務省によると、王氏はバラダル氏に対し、暫定政権は「国際社会の懸念に応える一連の前向きな措置を取っている」と述べた。バラダル氏は国内でテロ勢力の活動を許さないと表明した。《共同通信》