令和901日目
2021/10/17
この日のできごと(何の日)
【岸田文雄首相】福島県訪問
岸田文雄首相は17日、東日本大震災で炉心溶融や水素爆発が起きた福島県の東京電力福島第1原発を訪れ、廃炉作業や処理水を巡る現状を視察した。その後、記者団に「多くの課題が残っている。二度とこのような事故を起こしてはいけないと感じた」と表明した。
海洋放出方針が決まった、タンクに保管中の大量の処理水については「多くのタンクが立っている姿を見て、先送りできないと痛感した。透明性をもって説明していくことが大事だ」と述べた。富岡町で記者団の質問に答えた。首相が福島県を視察したのは就任後初めて。《共同通信》
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【北海道】平野部で雪
北海道の札幌管区気象台などは17日、稚内、網走、旭川の各市で初雪を観測したと発表した。網走は13日、稚内と旭川は2日、それぞれ平年より早い。上空に11月中旬並みの寒気が流れ込んだことが影響した。同気象台によると、今シーズンに平野部で初雪を観測したのは全国で初めて。
また、札幌市の手稲山(1023メートル)、七飯町の横津岳(1167メートル)、足寄町などにまたがる雌阿寒岳(1499メートル)でも初冠雪が確認された。《共同通信》
【プロ野球・17日】
日本ハム・斎藤佑樹投手、引退試合
プロ野球日本ハムの斎藤佑樹投手(33)が17日、札幌市の札幌ドームで引退試合として行われたオリックス戦で11年間の現役生活に別れを告げた。4―3の七回に2番手で登板し、先頭打者の福田周平内野手へのフルカウントからの外角球が外れて四球を与えたところで降板。「ファンの方々の拍手が最後投げる力の後押しをしてくれた」と感謝の言葉を並べた。
笑顔でマウンドを降りたが、ベンチで栗山英樹監督から声を掛けられると大粒の涙を流した。
斎藤は2010年のドラフト会議で4球団競合の末、日本ハムに入団。1年目に6勝を挙げ、2年目は開幕投手を務めるなどパ・リーグ優勝に貢献した。《共同通信》
◇
日4−3オ
日本ハムは1−1の四回に王柏融の9号ソロ、浅間の適時二塁打などで3点を奪った。上沢は6回3失点で自己最多の12勝目。日本ハムはこのカード勝ち越し。オリックスは竹安が打ち込まれ、終盤の得点機も生かせなかった。
楽5−6西
西武が逃げ切った。四回に川越の適時打で1点を先制。五回には源田の適時二塁打や中村の18号2ランなどで4点を加えた。渡辺は6回無失点で約1カ月ぶりの4勝目。楽天は田中将が今季初めて5回を投げ切れず8敗目を喫した。
D3−7ヤ
ヤクルトが山田の5打点の活躍で打ち勝った。2−2の五回に勝ち越しの犠飛、七回に適時二塁打、九回にダメ押しの3ランを放った。金久保が5回2失点で5月7日以来の4勝目。DeNAは3併殺の拙攻で70敗目を喫した。
神2−4広
広島が本塁打攻勢で3連勝とした。三回に林と宇草のソロ本塁打で2点先制。3−2の八回には鈴木誠がこの日2発目となる38号ソロで突き放した。玉村が七回途中2失点で4勝目を挙げ、栗林が35セーブ目。阪神は秋山が誤算だった。《共同通信》
【J1】
明治安田J1第32節最終日(17日・昭和電工ドーム大分=1試合)大分が2―0で仙台に快勝した。後半に入って渡辺が先制ゴールを決め、相手GKの反則で得たPKを再び渡辺が入れた。今季初の連勝で勝ち点を27に伸ばして18位となり、J2降格圏を抜ける16位の徳島との差を2に縮めた。仙台は4試合勝利から遠ざかり、勝ち点23のままで最下位に転落した。《共同通信》
【ゴルフ】
日本オープン選手権最終日(17日・滋賀県琵琶湖CC=6986ヤード、パー71)首位で出た39歳のショーン・ノリス(南アフリカ)が2バーディー、1ボギーの70で回り、通算19アンダー、265で大会初制覇した。国内三大大会は2勝目でツアー通算6勝目。池田勇太が4打差の2位。《共同通信》
【競馬】
第26回秋華賞(17日・阪神11R2000メートル芝16頭、G1)3歳牝馬3冠レースの最終戦。4番人気のアカイトリノムスメ(戸崎圭太騎乗)が2分1秒2で優勝、G1レース初勝利で1着賞金1億円を獲得した。戸崎騎手はこのレース初勝利、国枝栄調教師は3勝目。
アカイトリノムスメは2番手追走の1番人気、白毛のソダシを前に見る格好で5、6番手の好位をキープ。最後の直線で末脚を発揮して先頭に立ち、2番人気のファインルージュを半馬身抑えて快勝。さらに半馬身差の3着に3番人気のアンドヴァラナウトが入り、桜花賞との2冠を狙ったソダシは10着だった。《共同通信》
【競泳】
25メートルプールで争う競泳の日本短水路選手権最終日は17日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子の50メートル平泳ぎで小関也朱篤が25秒91の短水路日本新記録をマークした。200メートル個人メドレーは瀬戸大也が1分52秒93で頂点に立ち、前日の100メートル、400メートルと合わせて個人メドレー3冠を果たした。
女子の池江璃花子は100メートル自由形で2位、100メートルバタフライで4位だった。
男子100メートル背泳ぎは入江陵介が49秒66、男子100メートルバタフライは水沼尚輝が49秒55で勝ち、それぞれ短水路日本記録まで0秒01差に迫った。《共同通信》
【COVID-19】
国内新規感染429人
国内で17日、新たに429人の新型コロナウイルスの感染者が報告された。内訳は大阪71人、東京40人、北海道38人など。東京は今年の最少を更新した。死者は東京6人、埼玉2人など計13人だった。
厚生労働省によると、重症者は前日から18人減って317人となった。
愛知と兵庫で各1人、過去の感染者の取り下げがあった。《共同通信》
【岸田文雄首相】靖国神社に「真榊」奉納
岸田文雄首相は17日、東京・九段北の靖国神社で始まった秋季例大祭に合わせて「内閣総理大臣 岸田文雄」名で「真榊」と呼ばれる供物を奉納した。関係者によると、首相は18日までの例大祭中、参拝はしない。菅義偉前首相は17日午前に参拝した。後藤茂之厚生労働相、若宮健嗣万博相は、岸田首相と同様に真榊を奉納した。
菅氏は参拝後、記者団に「前内閣総理大臣として来た」と述べた。官房長官と首相在任時は参拝を見送っていたという。
靖国神社にとって4月と10月の例大祭は重要な祭事とされる。例年3日間の例大祭期間は、新型コロナウイルスの感染防止のため昨年に続き2日間に短縮した。《共同通信》
【佐賀市長選】
任期満了に伴う佐賀市長選は17日投開票され、無所属新人の元国土交通省官僚坂井英隆氏(41)=自民推薦=が、元市部長古賀臣介氏(58)ら5新人を破り初当選を果たした。坂井氏推薦に反発した自民市議の半数が古賀氏を推す保守分裂選挙を制した。投票率は56.03%で、2005年の新市発足後で過去最低。
坂井氏は事務所で支援者らに「新しい風を望んでいる市民が多かった。災害や人口減少の課題に向き合い、10年、20年後の市の未来を切り開いていきたい」と語った。
古賀氏は市政継続を掲げたが届かなかった。立憲民主党は古賀氏を支援していた。《共同通信》
【前田五郎さん】死去
坂田利夫さんとの漫才コンビ「コメディNO1」で親しまれたお笑い芸人の前田五郎さんが17日、死去した。79歳。大阪市出身。
1968年に坂田さんと「コメディNO1」を結成し、ツッコミ役を担当。「あーりがとさーん」というギャグで知られる坂田さんと息の合った話芸を披露して人気を集めた。近年は大阪のライブハウスで毎月、トークライブを開催。今年7月が最後の出演だった。《共同通信》