令和768日目

2021/06/06

この日のできごと(何の日)

【陸上・山県亮太選手】100メートル9秒95

陸上男子の山県亮太(28)=セイコー=が6日、鳥取市のヤマタスポーツパーク陸上競技場で行われた布勢スプリントの100メートルで、9秒95の日本新記録を樹立した。2019年にサニブラウン・ハキーム(22)がマークした9秒97を0秒02短縮した。

17年に桐生祥秀(25)=日本生命=が初めて「10秒の壁」を破った日本男子で、サニブラウン、小池祐貴(26)=住友電工=に続く4人目の9秒台。17、18年の10秒00が従来の自己ベストだった。五輪の準決勝に過去2度進んだ実力者が故障から完全復活を果たし、五輪代表選考会となる日本選手権(24日開幕・大阪市)に臨む。《共同通信》

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【COVID-19】

国内新規感染2022人

国内の新型コロナウイルス感染者は6日、40都道府県と空港検疫で新たに2022人確認された。死者は50人、重症者は前日から26人減の1131人だった。

東京都では351人の感染が判明。前週から97人減り、1日当たりの感染者が前週の同じ曜日を下回るのは24日連続。直近1週間の平均新規感染者は426・4人で前週(558・6人)の76・3%だった。

大阪府の感染者は145人で、3日連続で200人を下回った。《読売新聞》

米、台湾にワクチン75万回分

米上院の超党派議員団が6日午前、台湾を訪問し、民主党のタミー・ダックワース議員は、米国が台湾に対して新型コロナウイルスワクチン75万回分を提供すると明らかにした。ワクチンの共同購入・分配の国際的枠組み「COVAX(コバックス)」を通じた提供になる。

バイデン政権は今月、1900万回分のワクチンをCOVAXを通じて各国・地域に配布すると発表した。ダックワース氏は「差し迫った必要性がある」として、台湾は最初の配布先に含まれると強調した。

議員団は、上院の軍事、外交両委員会に属する3人からなり、先に訪れていた韓国で軍輸送機に搭乗し、台湾入りした。滞在は台北の空港内での約3時間だけだったが、米バイデン政権と米議会の台湾支援姿勢を示すメッセージとなった。

台湾の蔡英文総統は、自ら空港に出向いて議員団と会談し、「ワクチンは台湾にとって恵みの雨だ」と謝意を表明した。日本政府による124万回分のワクチン提供にも言及し、「ここ数日来の米国と日本の支援は、我々にとって大きな力となった」と語った。《読売新聞》

【プロ野球交流戦・6日】

D4−3ロ

DeNAが今季初のサヨナラ勝ち。3−3の九回2死二塁から大和の左越え適時二塁打で勝負を決めた。今永が6回1失点と好投し、4番手の三嶋が今季初勝利。ロッテは八回に2点差を追い付く粘りを見せたが、九回に益田が崩れた。

神3−8ソ

ソフトバンクの和田が7回無失点で4勝目。緩急巧みに攻め、単打4本に抑えて8奪三振と手玉に取った。一回に栗原の適時打と甲斐の2点打で3点先制し、四回は今宮が加点。拙守も重ねた阪神は4月27、28日と敗れて以来の連敗。

巨2−4日

日本ハムは一回に近藤の二ゴロの間に1点を先行し、二回に王柏融のソロ、八回に失策と中田の適時打で2点を加点した。伊藤は7回1失点で3勝目、杉浦は11セーブ目。巨人は打線が攻め切れず、菅野は5回2失点で3敗目を喫した。

広4−6楽

楽天が今季初の5連勝でリーグ30勝一番乗り。四回に適時二塁打で均衡を破った茂木が、七回には9号2ランで差を広げた。早川が六回途中2失点でリーグ単独トップの7勝目。松井は17セーブ目を挙げた。広島は3連敗で借金8。

中0−4オ

オリックスが5投手による無失点リレーで3カード続けて勝ち越した。増井は6回4安打無失点で2勝目。打線は二回にT−岡田、伏見、福田の適時打で3点。四回も福田の左前打で加点した。中日は福谷が6回4失点と粘れなかった。

ヤ9−6西

ヤクルトは5−6の八回に青木と代打川端の2点二塁打で4点を奪い逆転した。八回を三者凡退に抑えた今野が3勝目、九回はマクガフが締めた。西武は六回に岸のソロでリードを奪ったが、八回に登板した宮川が4失点と崩れた。

【体操・全日本種目別選手権】最終日

体操の東京五輪代表最終選考会を兼ねた全日本種目別選手権最終日は6日、群馬県の高崎アリーナで決勝が行われ、男子は個人総合で五輪2連覇の内村航平が種目別鉄棒で15.100点の2位となり、個人枠での代表入りを果たした。体操で五輪4大会連続出場は小野喬以来2人目。

日本男子の個人枠は現状一つ。4月の全日本選手権と5月のNHK杯、今大会の結果で代表を決めた。跳馬で2連覇した米倉英信は日本体操協会の選考基準で、内村を上回ることができなかった。

4人の団体総合メンバーの残り2人はNHK杯3位の谷川航と2018年ユース五輪5冠で18歳の北園丈琉が初の五輪代表に決まった。

【競泳】ジャパン・オープン最終日

東京五輪の日本代表が参加した競泳のジャパン・オープン最終日は6日、千葉県国際総合水泳場で行われ、女子100mバタフライは白血病から復帰した池江璃花子(ルネサンス)が58秒03で制した。男子200m平泳ぎは佐藤翔馬(東京SC)が2分8秒32で優勝し、武良竜也(ミキハウス)は3位だった。

男子100mバタフライは水沼尚輝(新潟医療福祉大職)が51秒17の好タイムで快勝。男子200m背泳ぎは入江陵介(イトマン東進)が1分55秒97で1位、萩野公介(ブリヂストン)が2位となり、女子200m平泳ぎは渡部香生子(JSS)が2分24秒61で勝った。《共同通信》

【Jリーグ・ルヴァン杯】プレーオフ

Jリーグ・YBCルヴァン・カッププレーオフ(6日・カシマスタジアムほか=3試合)鹿島(A組1位)が清水(D組2位)との第2戦を2−1で制し、2戦合計3−1で準々決勝に進んだ。

第1戦では浦和(C組1位)が敵地で神戸(B組2位)に2−1で逆転勝ち。札幌(A組2位)はホームで横浜M(D組1位)と1−1で引き分けた。《共同通信》

【競馬・第71回安田記念】

第71回安田記念(6日・東京11R1600メートル芝14頭、G1)8番人気のダノンキングリー(川田将雅騎乗)が1分31秒7で優勝し、G1初勝利を挙げるとともに1着賞金1億3千万円を獲得した。川田騎手はこのレース3勝目、萩原清調教師は初勝利。

中団で脚をためていたダノンキングリーは、最後の直線で馬場の外めを力強く伸び、レース連覇でG1の6勝目を狙って先に抜け出した1番人気のグランアレグリアをゴール寸前、頭差で差し切った。さらに半馬身差の3着には4番人気のシュネルマイスターが入った。《共同通信》

【F1・アゼルバイジャンGP】決勝

自動車のF1シリーズ第6戦、アゼルバイジャン・グランプリ(GP)は6日、バクーで決勝が行われ、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅が自己最高の7位でゴールした。角田の入賞は開幕戦バーレーンGP以来で2度目。

レッドブル・ホンダのセルヒオ・ペレス(メキシコ)が今季初勝利、通算2勝目を挙げた。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー(フランス)が3位に入り、今季初の表彰台。ペレスの同僚マックス・フェルスタッペン(オランダ)はトップを走行中の終盤の事故でリタイアした。《共同通信》

【テニス・全仏オープン】第8日

テニスの全仏オープン第8日は6日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス4回戦で錦織圭(日清食品)は第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に4−6、1−6、1−6と完敗し、自己最高に並ぶ2年ぶりの8強入りはならなかった。今大会の日本勢は全て敗退した。

第2シードのダニル・メドベージェフ(ロシア)や第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)は順当勝ちし、準々決勝に進出。女子シングルス4回戦で第7シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)は第21シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に3−6、5−7で敗れた。《共同通信》

テニスの全仏オープン車いすの部は6日、パリのローランギャロスで行われ、女子シングルス決勝で第2シードの上地結衣(三井住友銀行)は第1シードのディーデ・デフロート(オランダ)に4−6、3−6で敗れ、2年連続5度目の優勝はならなかった。デフロートは2年ぶり2度目の全仏制覇。《共同通信》

【柔道・世界選手権】開幕

柔道の世界選手権は6日、ブダペストで開幕して男女各1階級が行われ、女子48キロ級は2017年に52キロ級2位で28歳の角田夏実(了徳寺大職)が決勝で19歳の古賀若菜(山梨学院大)に一本勝ちし、初優勝を果たした。角田は初戦の2回戦から5試合全て一本勝ち。初出場の古賀は1回戦から5試合を勝ち上がる大健闘だった。

日本勢同士の決勝は18年の女子52キロ級で、初優勝した阿部詩(日体大)と志々目愛(了徳寺大職)が争って以来。

男子60キロ級は元五輪王者の故古賀稔彦さんの次男、22歳で初出場の古賀玄暉(旭化成)が初戦の2回戦でイスラエル選手に一本負けして敗退した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは6日、各地で行われ、エンゼルスの大谷がアナハイムでのマリナーズ戦に「2番・指名打者」でフル出場し、2打数無安打、1得点で3四球2三振だった。今季8個目の盗塁も決めた。チームは5−9で敗れた。

レッズの秋山はカージナルス戦で三回の代打から出場して中堅守備に就き、4打数2安打、1得点で1三振だった。複数安打は5月16日以来。チームは8−7で勝ち、4連勝とした。

ドジャースの筒香はブレーブス戦に出場せず、チームは2−4で負けた。《共同通信》

【ゴルフ・全米女子オープン】笹生優花選手が初優勝

女子ゴルフの笹生優花が6日、サンフランシスコのオリンピック・クラブで行われた全米女子オープン選手権で畑岡奈紗とのプレーオフを制して優勝した。女子最高峰の大会で、主催する米国ゴルフ協会によると19歳11カ月17日は従来の最年少優勝記録にちょうど並んだ。日本人の父とフィリピン人の母を持つ大器が、第76回を数える舞台の歴史に、日本勢として初めて名を刻んだ。

笹生は「本当に信じられない。家族にありがとうと言いたい。彼らがいなければここにいなかった」と目を潤ませ喜びを語った。

女子のメジャーは歴史や格があるとして米女子ツアーが5大会を指定。日本女子では1977年全米女子プロ選手権の樋口久子、2019年全英女子オープンの渋野日向子に続き3人目の制覇となった。

笹生は日本国籍も持つが今大会はフィリピンの選手としてプレーし、東京五輪も母の母国の代表となる見込み。今回の勝利で賞金100万ドル(約1億1000万円)、米ツアーの出場資格をつかんだ。《共同通信》

【根岸英一さん】死去

米パデュー大は、2010年のノーベル化学賞を受賞した同大特別教授の根岸英一さんが6日、死去したと発表した。85歳だった。

根岸さんは、パラジウムなどの触媒を用い、医薬品などの有機物を効率的に合成する「根岸カップリング」と呼ばれる手法を開発し、製薬や電子産業で幅広く応用されるようになった。ノーベル賞は、北海道大の鈴木章名誉教授(90)とともに受賞、日本の研究水準の高さを示した。《読売新聞》



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