令和547日目

2020/10/28

この日のできごと(何の日)

【この日の菅総理】

学術会議「多様性確保で判断」

菅義偉首相の所信表明演説に対する各党代表質問が28日午後、衆院本会議で行われた。首相は日本学術会議の新会員候補6人の任命を見送った問題について「民間出身者や若手が少なく、出身や大学にも偏りがみられることも踏まえて、多様性が確保されることを念頭に、任命権者として判断を行った」と述べた。

9月に菅内閣が発足してから初の国会論戦。最初に質問に立った立憲民主党の枝野幸男代表は、学術会議が推薦した会員を首相が任命しなかったのは違法だと批判した。

これに対し、首相は、憲法は公務員の選定は国民固有の権利と規定しているとしたうえで「必ず推薦の通りに任命しなければならないわけではないという点は、内閣法制局の了解を得た政府の一貫した考えだ」と強調した。

答弁中、野党側のヤジが相次ぎ、首相が「ちょっと静かにしてもらえますか」と話し、大島理森議長が「ご静粛に」と何度も呼びかける場面があった。

新型コロナウイルス感染症対策をめぐっては、首相は、経営が厳しくなっている医療機関の支援について「国民に必要な地域医療が確保できるよう、支援を検討していく」と述べた。

また、首相は不妊治療について、早急な保険適用に向けた検討を進めるとともに、保険適用まで現在の助成措置を大幅に拡大していく考えを改めて示した。

29日は衆参両院で、30日は参院で代表質問を実施する。《産経新聞》

OECD閣僚理事会でビデオ演説

菅義偉首相は28日夜、オンラインで開催された経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会でビデオ演説した。会合のテーマとなっている新型コロナウイルス危機からの回復に向けて「未曽有の危機に直面した時こそ、世界の英知を集め、より良い回復に向けた議論を深めなければならない」と呼び掛けた。

コロナ危機について「行政やオンライン診療、遠隔教育などでデジタル化の推進の在り方を見直す機会となった」と指摘。菅内閣としてデジタル庁の新設を目指し、政府全体で業務改革への取り組みを加速させると語った。《共同通信》

トルコ・エルドアン大統領と電話会談

菅義偉首相は28日、トルコのエルドアン大統領と電話会談し、両国が諸課題で緊密に連携することで一致した。日本からの専門家派遣やトルコからの研修生受け入れを円滑に進めるための技術協力協定が14日に締結されたことを踏まえ、エルドアン氏は両国の協力関係の拡大に期待を表明した。《産経新聞》

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【東京株式市場】

28日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3日続落した。欧米で新型コロナウイルスの新規感染者の増加が止まらず、経済活動への規制が強まるとの見方から売り注文が出た。対ドルでの円高進行も不安材料となった。

終値は前日比67円29銭安の2万3418円51銭。東証株価指数(TOPIX)は4.98ポイント安の1612.55。出来高は約11億8305万株だった。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染731人

新型コロナウイルスの感染者は28日、28都道府県と空港検疫で新たに731人確認された。死者は、神奈川、愛知、大阪、岡山の4府県で計5人だった。

東京都内の新規感染者は171人で、1日当たりの感染者は9日連続で100人を上回った。感染経路としては家庭内が最多の43人で、施設内が19人、職場内が16人などと続いた。重症患者は前日から3人減の30人だった。

大阪府では、2日連続で100人を超え、117人の感染が判明。約6割は感染経路が不明という。70歳代の男性1人の死亡が確認された。兵庫県で確認された29人のうち、10人は尼崎市内にある三菱電機の事業所2か所の社員。今月中旬に所内で行われた新人社員研修に出席していた。25日には他の参加者2人の陽性が確認されており、県はクラスター(感染集団)とみている。《読売新聞》

受刑者がコロナ対策を請求

大阪刑務所(堺市堺区)の60代の男性受刑者が、新型コロナウイルスの感染防止対策が不十分だとして、刑務所内で制限のないマスク使用や消毒液設置など環境改善を求める人身保護請求を28日、大阪地裁堺支部に申し立てた。

請求書などによると、男性は恐喝罪などで懲役8年の判決を受け、2015年に確定。以前に腎移植手術を受けており、コロナに感染すれば重症化する可能性が高い基礎疾患があるとし「生命が重大な危機にさらされている」と主張。

大阪刑務所では刑務作業場や居室に消毒液を置いておらず、マスクは作業場で使用できるが、居室との移動中は認められていないなどとしている。《共同通信》

仏、再び外出制限

フランスのマクロン大統領は28日、新型コロナウイルス感染再拡大の深刻化を受けてテレビ演説を行い、30日から少なくとも11月いっぱいは全土で外出制限措置を再び実施すると述べた。ドイツのメルケル首相も28日、全国の飲食店や文化施設を11月中は閉鎖すると発表した。

フランスでは3〜5月に外出を原則として禁止する厳しい制限を導入した。前回同様、飲食店は全て閉店とするが、大学を除いて学校は閉鎖せず、一定の経済活動も継続させる。《共同通信》

【群馬県警】と畜場法違反容疑でベトナム人4人を逮捕

群馬県など北関東で相次いだ家畜や果物の盗難事件に絡み、群馬県警は28日、と畜場法違反容疑で、同県太田市のアパート一室を家宅捜索し、同日までにベトナム人4人を逮捕した。県警によると、26日に入管難民法違反容疑で家宅捜索した住宅とは別の場所。違法に家畜を解体していた疑いがあるという。

と畜場法は、食用にする家畜は許可を受けた食肉処理場で解体すると定めており、違反には罰則がある。

家畜や果物の盗難は、今年夏から秋にかけて北関東各地で起きており、群馬県では豚約710頭、ニワトリ約140羽、ナシ約5400個が盗まれている。《共同通信》

【JR東海】1920億円の赤字に

JR東海は28日、2021年3月期の連結純損益が1920億円の赤字(前期は3978億円の黒字)になるとの見通しを発表した。通期で赤字となるのは、1987年の国鉄民営化以降で初めて。売上高も前期比53.2%減の8630億円と大幅減収を見込む。

同社の収益の柱である東海道新幹線の利用客が、新型コロナウイルス流行で激減。新幹線の収入は今年4〜9月が前年同期比で75.4%減と大幅マイナスになり、10月以降も需要は急速に戻らないと判断した。ホテルや百貨店事業など、鉄道以外の業績も苦戦が続く。業績予想はこれまで未定としていた。《共同通信》

【米大リーグ選手会】FA147選手を発表

米大リーグ選手会は28日、フリーエージェント(FA)になった147選手を発表し、日本勢では7年契約を終えたヤンキースの田中将大、今季がメジャー3年目だったマリナーズの平野佳寿の両投手が入った。

田中は大リーグ1年目の2014年から6年連続で2桁勝利をマークするなど78勝(46敗)を挙げている。《共同通信》

【J1】

明治安田J1(28日・味の素スタジアムほか=3試合)アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)による変則日程で、第30節は柏がクリスティアーノの2得点などでFC東京を3―1で破った。柏は勝ち点40とし、4位のFC東京は3連敗で同47のまま。

神戸は仙台に3―2で競り勝った。最下位の仙台は15試合勝利がない。第32節は広島が横浜Mに3―1で快勝した。

【プロ野球・28日】

オ0―1日

日本ハムは0―0で迎えた九回に、宇佐見が左前に適時打を放ち、均衡を破った。バーヘイゲンは制球が良く、無四球で13三振を奪った。2安打に抑えて来日初完封で、8勝目。オリックスは3連敗。九回にディクソンが打たれた。

西4―3楽

西武が逃げ切って今季の楽天戦の勝ち越しを決めた。二回に木村の2ランで先制。六回には栗山の2点二塁打で加点した。浜屋が六回途中まで1失点で3勝目を挙げ、増田が自己最多の31セーブ目。楽天は涌井が踏ん張れなかった。

ソ2―0ロ

ソフトバンクの千賀が8回を無失点、12三振を奪って10勝目を挙げ、5年連続の2桁勝利となった。打線は五回に栗原の15号ソロで先制、七回に松田宣の適時打で加点した。ロッテは2失点完投のチェン・ウェインを援護できなかった。

広3―2ヤ

広島が接戦を制した。一回に押し出し死球と堂林の2点適時打で3点を先制した。遠藤が7回を本塁打による1失点だけにとどめて4勝目。フランスアが17セーブ目を挙げた。ヤクルトは村上の2本のソロのみに終わり3連敗を喫した。

巨6―10D

DeNAが3連勝で勝率を5割に戻した。4―4の三回に伊藤光の2点三塁打と失策で4点を勝ち越し、八回にオースティンの適時打などで2点を加点。2番手の伊勢が3勝目。巨人は高橋が三回途中7失点と崩れ、拙守も響き4連敗。

神9―1中

阪神が4連勝で3年ぶりの中日戦勝ち越しを決めた。1―1の五回にマルテと大山の連続タイムリーで2点勝ち越し、終盤突き放した。先発で4回1失点と粘った藤浪ら7投手のリレーで乗り切った。中日は打線が3安打と低調だった。

【カンボジア】デジタル通貨の運用開始

カンボジアで中央銀行が発行するデジタル通貨「バコン」の運用が28日、正式に始まった。日本企業の技術を採用し、自国通貨リエルや米ドルとも連動している。中銀発行のデジタル通貨の本格運用は日米欧を含め世界的にほとんど例がなく、同国では普及が遅れた金融サービスの浸透に寄与すると期待されている。

新興国カンボジアでは銀行口座を持っている人は国民の2割程度とされる半面、スマホは広範に行き渡っており、デジタル通貨の普及の余地はあるとみられている。

カンボジア国立銀行(中銀)のチア・セレイ統括局長は式典で、バコンが「社会福祉を増進させられる」と訴えた。《共同通信》

【シリア】停戦が崩壊の危機

トルコのエルドアン大統領は28日、シリア北西部イドリブ県で26日にあった空爆はロシアの攻撃と断定、「(ロシアが)恒久平和を望んでいない」と非難した。トルコが支援する反体制派はアサド政権側に「大規模な報復」を開始。反体制派の最終拠点、イドリブ県で3月から続く停戦が崩壊の危機にある。

ナゴルノカラバフ紛争ではトルコがアゼルバイジャンを支援、ロシアはアルメニアと軍事同盟を結んでいる。シリア反体制派元戦闘員の軍事アナリスト、アキディ氏は「ロシアの空爆はトルコへの警告」と指摘、軍事優位性を示す目的で実施したとみる。《共同通信》

【岸信夫防衛相】中台の偶発的衝突懸念

岸信夫防衛相は28日のBS日テレ番組で、中国が軍事演習を行い、緊張が高まる台湾海峡で中国と台湾による偶発的な衝突への懸念を表明した。「偶発的な事故は避けられないものがあるかもしれない。注意しなければならない」と述べた。台湾支援のため米国が軍事行動を取った場合については「ケース・バイ・ケースだが、われわれも(何ができるか)検討しなければならない」と語った。

東・南シナ海の結節点に当たる台湾海峡で軍事的影響力を拡大する中国をけん制した形だ。都内で開かれた国際会議へ寄せたビデオメッセージでも「中国は力を背景とした現状変更を加速させている」と不快感を示していた。《共同通信》



10月28日 その日のできごと(何の日)