令和354日目
2020/04/18
この日のできごと(何の日)
【COVID-19】
国内新規感染583人
国内で新型コロナウイルスの感染者が1万人を超えた18日、新たな感染者はクルーズ船を除き583人だった。死者は東京、北海道、千葉など11都道府県の計17人に上り、富山では初めて確認された。
感染者と死者の累計はそれぞれ1万433人、224人に達した。13の「特定警戒都道府県」で新たに確認された感染者は東京181人、大阪88人、神奈川44人など計509人だった。
富山県の死者は、富山市内の老人保健施設に入所する90歳代の女性。市によると、9日に発熱後、17日に容体が急変し、同日中に死亡したという。
東京都では、5人の死亡が新たに確認された。また、感染者181人中124人は感染経路が不明。年代別では、30歳代以下が全体の約4割の68人で、10歳未満も2人確認された。
大阪府の感染者88人のうち41人は大阪市内の「なみはやリハビリテーション病院」の患者35人と医療従事者6人。府によると、院内感染が起きたとみられる。《読売新聞》
緊急事態宣言後初の週末
コロナ特措法に基づく緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されてから初の週末を迎えた18日午後、新たに加わった地域の観光スポットや歓楽街はめっきり人出が減った。一方、感染者が増え続ける東京都内では商店街に買い物客が繰り出す光景がみられ、密閉、密集、密接の「3密」を回避する難しさが浮かび上がった。
京都・祇園の花見小路通には、観光客や芸舞妓の姿がなく、人通りはまばら。京料理店やお茶屋の多くには、休業を知らせる張り紙が張られていた。《共同通信》
四国八十八ケ所霊場会、納経所の閉鎖を要請
一般社団法人「四国八十八ケ所霊場会」(香川県善通寺市)は18日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、各寺に納経所の閉鎖を要請した。5月6日までを目安にしているが、対応は寺ごとの判断に委ねる。
霊場会によると、4月に入ってからお遍路さんの人数が激減した。訪日外国人は皆無となる一方で、今も首都圏や近畿圏などから参拝に訪れる人がいるという。
会長を務める甲山寺(善通寺市)の大林教善住職は「苦渋の決断だが、政府の緊急事態宣言を重く受け止めた。全ての人が国難を乗り越えないといけない。ご理解いただきたい」と話した。《共同通信》
山形県、来県者への検温開始
山形県は18日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた来県者への検温を、山形空港(東根市)で始めた。高速道路のパーキングエリア(PA)でも試行。発熱が判明した場合、他人との接触を避けるよう伝える啓発にとどめ、訪問自体は拒まない。JR駅なども含め、25日から大型連休明けの5月10日まで本格実施する。
山形空港では午前8時15分~午後6時半の到着客に検温を促し、チラシを配り注意喚起。緊急事態宣言による移動自粛要請の影響か、羽田空港から到着した第1便の乗客はわずか2人。どちらも足早に立ち去り、検温には応じなかった。《共同通信》
渋谷署の留置場で集団感染か
警視庁は18日、渋谷署の留置場に勾留していた20~60代の男5人が新型コロナウイルスに新たに感染したと明らかにした。同署ではこれまでに勾留中だった2人の感染が確認されており、集団感染が起きた可能性がある。同庁は渋谷署の留置場を週明けにも閉鎖する。
警視庁によると、12日までに判明した2人の感染経路が判然としないことから、留置場に勾留中の全員と留置業務に当たる全職員計約50人の検査を16日に実施。18日に5人の陽性が判明した。うち4人は無症状で、中国籍の30代男は10日に発熱したがすでに平熱に戻っている。《共同通信》
大谷翔平選手「終息願っています」
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平が18日、新型コロナウイルスの感染拡大防止を願う大リーグ機構(MLB)のメッセージ動画に登場し「早期終息を願っています」と日本語でファンに呼びかけた。
この動画は感染者の増加を示す曲線を平らにすることをテーマとしている。現役選手ではドジャースのカーショーやナショナルズのシャーザー、ヤンキースのコールら豪華な顔触れが出演した。オリオールズで2632試合連続出場のメジャー記録を誇る“鉄人”カル・リプケン氏は「今は家にいるとき。賢くなれ、お互いで支え合え」と強く訴えた。《共同通信》
中国湖北省の公務員、省政府に謝罪求める訴訟
香港紙・信報などは18日、新型コロナウイルスの感染が最初に深刻化した中国湖北省の公務員が省政府を相手取り、謝罪を求める訴訟を省都・武漢市の中級法院に起こしたと報じた。情報隠しが感染拡大を招き、「人民の生命と財産に重大な損失を与えた」としている。新型コロナウイルスに関連した住民訴訟は中国で初という。
報道によると、提訴したのは湖北省宜昌市の児童公園管理事務所職員、譚軍さん。譚さんは、昨年12月には人から人への感染が起きていたのに、省政府が1月11日の公式文書でも否定していたと指摘した。
また、省政府が1月中旬、感染が急拡大していたのに周到に情報を隠し、地方議会に相当する省人民代表大会を武漢で開催したことで、省内から集まった代表を通じて感染が各地に広がったと主張した。
譚さんは、湖北省出身者が中国各地で感染を疑われて差別を受けるなどしていることに心を痛め、提訴を決意したという。《読売新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【香港】民主派の重鎮ら15人逮捕
香港警察は18日、昨年8月の政府への抗議デモや集会などに参加したとして、民主派の重鎮、李柱銘氏ら香港の主要な民主派15人を違法集会参加などの容疑で一斉逮捕した。香港メディアが報じた。
民主派からは、新型コロナウイルス流行で大規模抗議活動が沈静化している時期を狙った「政治的報復」との批判が出ている。大物らを狙うことで、ウイルス流行終息後の抗議活動再燃をけん制する狙いもありそうだ。
逮捕されたのは李氏のほかに、中国に批判的な香港紙、蘋果日報などのメディアグループ創始者の黎智英氏、民主派団体「香港市民愛国民主運動支援連合会」の何俊仁主席ら。《共同通信》
【小笠原諸島】震度4
18日午後5時26分ごろ、東京都の小笠原諸島で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は小笠原諸島西方沖で、震源の深さは約490キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6.9と推定される。
深さ100キロ程度より深いところで発生する深発地震で、沈み込むプレートに沿って地震波が広範囲に伝わる性質がある。今回も宮城県から神奈川県にかけて震度2を、岩手県から佐賀県にかけて震度1を観測した。
震源に近い小笠原村役場の職員は「物が落ちてくるほどではないが、座っている椅子が横に揺れ、20秒ほど続いた」と話した。《共同通信》